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	<title>SS　STYLE &#187; 童話</title>
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	<description>SS関連をまとめていきます。サザエさんとか美味しんぼとかのSSを好む傾向アリ</description>
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		<item>
		<title>シンデレラ「私が……王子を倒すッッッ！」</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Apr 2012 16:59:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SS野郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[童話]]></category>
		<category><![CDATA[シンデレラ]]></category>

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		<description><![CDATA[1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 19:49:27.93 ID:FDH9ZeWQ0 ある王国の片隅にある小さな道場── この道場には、三人の若き女性武術家がいた。 一人は長女 [...]
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			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://ss.matome2ch.com/wp-content/uploads/2012/05/glass.jpg"><img src="http://ss.matome2ch.com/wp-content/uploads/2012/05/glass-300x225.jpg" alt="" title="glass" width="300" height="225" class="alignnone size-medium wp-image-704" /></a></p>
<p>1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 19:49:27.93 ID:FDH9ZeWQ0<br />
ある王国の片隅にある小さな道場── </p>
<p>この道場には、三人の若き女性武術家がいた。 </p>
<p>一人は長女。<br />
ボクシングを得意としており、拳による途切れぬラッシュはまさに豪雨。<br />
人々からは“レイニーフィスト”と恐れられている。 </p>
<p>もう一人は次女。<br />
空手やテコンドーをマスターしており、特に蹴り技には定評がある。<br />
彼女もまた“キラーフット”の異名を持つ。 </p>
<p>そしてもう一人はというと── </p>
<p><span id="more-703"></span><br />
4：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 19:53:07.70 ID:FDH9ZeWQ0<br />
長女「さぁ、私の顔を殴ってみなさい！」 </p>
<p>シンデレラ「うぅっ……」 </p>
<p>長女「殴るのよ、シンデレラ！」 </p>
<p>シンデレラ「う、うぅっ……！」 </p>
<p>長女「さぁ！」 </p>
<p>シンデレラ「ダメです……殴れません……！」 </p>
<p>5：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 19:57:30.94 ID:FDH9ZeWQ0<br />
彼女は長女や次女とは血の繋がりはないが、<br />
師匠である継母によって姉二人と同じように修業を施された。 </p>
<p>彼女もまた期待に応えるため、懸命に努力した。 </p>
<p>彼女の練習量は姉二人を遥かに上回った。 </p>
<p>練習すれば汗をかく。<br />
汗が乾くと、塩となる。<br />
塩には空気中の汚れが付着し、灰色の塩となる。 </p>
<p>彼女は全身が灰色の塩まみれになるほどの練習を、毎日のようにこなしていた。 </p>
<p>この努力を称えた人々は、彼女を“シンデレラ（灰かぶり）”と呼ぶようになった。 </p>
<p>だが、彼女には重大な欠点があった── </p>
<p>6：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 19:59:25.07 ID:FDH9ZeWQ0<br />
長女「殴るのよ！」 </p>
<p>シンデレラ「で、できません……！」ｶﾞｸｯ </p>
<p>長女（今日もダメみたいね……） </p>
<p>次女「シンデレラ」 </p>
<p>シンデレラ「はいっ！」ﾋﾞｸｯ </p>
<p>次女「アンタもさ、なにも健康体操のつもりで格闘技やってるワケじゃないっしょ？」 </p>
<p>次女「毎日毎日あんなに真っ黒になってさ」 </p>
<p>9：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:06:23.11 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ「もちろんです！　強くなるために……」 </p>
<p>次女「だったらさ、殴らなきゃ」 </p>
<p>次女「今は練習だからいいけど、本当に戦わなきゃいけない時が来たらどうすんの？」 </p>
<p>次女「練習で姉様も殴れないのに、その時が来れば戦えるとか思ってんの？」 </p>
<p>次女「人間、練習でできないことが突然本番でできるほど、器用にできてないんだよ」 </p>
<p>次女「もし戦えなきゃ、アンタ死んじまうかもしれないんだよ？」 </p>
<p>シンデレラ「わ、私は──」 </p>
<p>10：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:10:44.61 ID:FDH9ZeWQ0<br />
道場に、三人の師匠である継母が入ってきた。 </p>
<p>継母「シンデレラッッッ！」 </p>
<p>シンデレラ「は、はいっ！」ﾋﾞｸｯ </p>
<p>継母「キサマ、まだ姉どもを殴れぬのかッッッ！」 </p>
<p>シンデレラ「すいません……！」 </p>
<p>長女「しょうがないわよ、お母様……。怒らないであげて」 </p>
<p>継母「道場では母でなく師匠と呼べといってあるだろうが！　たわけがッッッ！」 </p>
<p>長女「申し訳ありませんっ！　師匠っ！」 </p>
<p>12：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:15:23.62 ID:FDH9ZeWQ0<br />
継母「シンデレラよ……」 </p>
<p>継母「格闘技とはしょせん他者を制圧するための技術ッッッ！」 </p>
<p>継母「つまり、人を殺すために使うのが正しい使用法だということだ！」 </p>
<p>継母「徒手とはいえ、本質は剣術や槍術となんら変わらぬッッッ！」 </p>
<p>継母「だが、熟練した剣士ならば──」 </p>
<p>継母「その剣で人を生かすこともできる！」 </p>
<p>継母「なぜか！？」 </p>
<p>継母「彼奴らは、正しい使用法を知っているからだッッッ！」 </p>
<p>17：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:21:20.24 ID:FDH9ZeWQ0<br />
継母「剣は人を殺すモノだと熟知しているからこそ、剣で人を生かせるのだッッッ！」 </p>
<p>継母「格闘技も同じこと！」 </p>
<p>継母「人を殴ることも知らぬキサマが、どうして格闘技を正しく使える！？」 </p>
<p>継母「正しい使用法を知らぬキサマが格闘技を身につけたところで──」 </p>
<p>継母「遠からず格闘の魔道に堕ちることは明白！」 </p>
<p>継母「そうなれば我が道場の名声も地に堕ちる！」 </p>
<p>継母「殴れぬなら──今すぐこの道場から消え失せろッッッ！」 </p>
<p>18：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:24:28.48 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ「イヤです！　私は強くなりたいのです！」 </p>
<p>継母「ならば殴れッッッ！」 </p>
<p>継母「このワシを殴ってみせいッッッ！」 </p>
<p>シンデレラ「……できま、せん！」 </p>
<p>継母「できぬか！」 </p>
<p>継母「ならばこの場で、ワシがキサマを殺してやるわッッッ！」 </p>
<p>19：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:31:23.89 ID:FDH9ZeWQ0<br />
ドズゥッ！ </p>
<p>継母のボディブローが、シンデレラの腹の奥深くへとめり込んだ。 </p>
<p>シンデレラ「──げぇぇっ！」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ </p>
<p>長女＆次女「！」 </p>
<p>継母「どうだ、胃液は苦かろう。ワシが憎かろう」 </p>
<p>継母「ならば、打ってこいッッッ！　ワシを殺すつもりで来いッッッ！」 </p>
<p>シンデレラ「で、できま……せ、ん……」ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ </p>
<p>ドゴォッ！ </p>
<p>継母の蹴りが、シンデレラの顔面に叩き込まれた。 </p>
<p>20：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:34:49.37 ID:FDH9ZeWQ0<br />
継母「シィィィッ！」 </p>
<p>ズガァッ！ </p>
<p>継母のヒジ打ちが、シンデレラの頭部に突き刺さった。 </p>
<p>継母「ぬぅぅぅぅんっ！」 </p>
<p>継母がシンデレラを持ち上げ、豪快に床に叩き落とす。 </p>
<p>ドゴォンッ！ </p>
<p>継母「立ていッッッ！　立って、ワシを殴ってみせいッッッ！」 </p>
<p>ドガッ！　ドゴッ！　ドギャッ！ </p>
<p>床に転がるシンデレラを、何度も踏みつける継母。 </p>
<p>22：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:40:20.40 ID:FDH9ZeWQ0<br />
長女「師匠、止めて下さいっ！」ｶﾞｼｯ </p>
<p>次女「死んじゃうってば！」ｶﾞｼｯ </p>
<p>継母「ぬぅ……ッッ！」 </p>
<p>継母「ひよっ子どもが、はなさんかァッッッ！」 </p>
<p>ブオンッ！ </p>
<p>娘たちの制止を強引に振りほどく継母。 </p>
<p>継母「ぬぅぅ……もう立てぬかッッッ！」 </p>
<p>シンデレラ「うぅ……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ </p>
<p>23：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:43:50.37 ID:FDH9ZeWQ0<br />
継母「シンデレラよ」 </p>
<p>継母「罰として、今日キサマはメシ抜きだ！」 </p>
<p>継母「この道場を全て一人で清掃しろ」 </p>
<p>継母「──いいなッッッ！」 </p>
<p>シンデレラ「は、はい……」 </p>
<p>継母「では本日の鍛錬はここまで！」 </p>
<p>継母「長女と次女はメシの支度をせいッッッ！」 </p>
<p>長女＆次女「はいっ！」 </p>
<p>24：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:50:25.12 ID:FDH9ZeWQ0<br />
道場の食卓── </p>
<p>山盛りの肉と野菜が、みるみるうちに消えていく。 </p>
<p>ガツガツ……　ムシャムシャ…… </p>
<p>長女「お母様」 </p>
<p>継母「なんだ」 </p>
<p>長女「今日は少しやりすぎだったのでは……」 </p>
<p>継母「ほう……？」 </p>
<p>次女「アタシもそう思う」 </p>
<p>次女「なにもあそこまで殴る必要はなかったよ」 </p>
<p>次女「人を殴れないからって、だれかに迷惑かけるってワケでもないしさ」 </p>
<p>継母「…………」ﾋﾟｸﾋﾟｸｯ </p>
<p>バンッ！ </p>
<p>26：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:53:21.08 ID:FDH9ZeWQ0<br />
フワァッ…… </p>
<p>継母がテーブルを叩くと、衝撃で卓上の料理が天井近くまで浮き上がった。 </p>
<p>長女＆次女「…………！」ｿﾞｸｯ </p>
<p>継母「人をまともに殴れぬ格闘家など、いつ爆発するともしれぬ爆弾のようなもの……」 </p>
<p>継母「あの程度の荒療治は当然だッッッ！」 </p>
<p>次女「だけどさ、死んじゃったら元も子も……」 </p>
<p>継母「死ぬゥ……？」 </p>
<p>継母「フハハハハハハハハハハッッッ！」 </p>
<p>継母「メシを喰ったら、あとで道場を覗いてみるんだな」 </p>
<p>28：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:56:32.02 ID:FDH9ZeWQ0<br />
夕食後、長女と次女は道場をそっと覗いた。<br />
すると── </p>
<p>シンデレラ「はぁっ！　えいやっ！　──はぁっ！」 </p>
<p>ブンッ！　ビュッ！　バッ！ </p>
<p>道場はすでに掃除されており、いつものように鍛錬をこなすシンデレラがいた。 </p>
<p>長女（あれだけお母様に殴られて──もうあそこまで回復しているというの！？） </p>
<p>長女（なんという回復力！　なんという潜在能力……！） </p>
<p>次女（たしかに……もし人を殴ることを知らないままシンデレラが世に出たら──） </p>
<p>次女（ヤバイことになるかもしれない……） </p>
<p>この時、二人は心を鬼にすることを決意した。 </p>
<p>29：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 20:59:39.07 ID:FDH9ZeWQ0<br />
翌日── </p>
<p>シンデレラ「おはようございます、お姉様」 </p>
<p>長女「…………」 </p>
<p>ゴキィッ！ </p>
<p>長女のアッパーが、シンデレラの顎を突き上げた。 </p>
<p>シンデレラ「が……っ！？」 </p>
<p>長女「武術家にとって、不意打ちが卑怯にならないことくらいは承知よね？」 </p>
<p>長女の豪雨と称されるラッシュが、シンデレラを襲う。 </p>
<p>ドガッ！　バキッ！　メキッ！　ガゴッ！　ドゴッ！ </p>
<p>長女「さぁ、このまま打たれてると死ぬわよ！　反撃よ！」 </p>
<p>長女「反撃するのよ、シンデレラッッッ！」 </p>
<p>30：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:05:23.37 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ（なんで、いきなり……！） </p>
<p>シンデレラ（でもお姉様の目は本気だ……やらなきゃ、やられる！） </p>
<p>シンデレラが右手を握る──が、打てない。 </p>
<p>長女「どうしたの！？　打つのよっ！？」 </p>
<p>シンデレラ（う、打てない……！） </p>
<p>ズガッ！　ガスッ！　ズンッ！　ドカッ！　バゴッ！ </p>
<p>数百の連打を浴びたシンデレラであったが、結局一発も反撃することはできなかった。 </p>
<p>シンデレラ「…………」ｽﾞﾙｽﾞﾙ… </p>
<p>長女「……失神したみたいね」 </p>
<p>ドサッ…… </p>
<p>33：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:10:20.04 ID:1kzmzIbAO<br />
王子はどんな化け物になるのか </p>
<p>34：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:13:22.20 ID:FDH9ZeWQ0<br />
次女「起きな」 </p>
<p>ザバァッ！ </p>
<p>失神しているシンデレラに、水が浴びせられた。 </p>
<p>シンデレラ「──はっ！」 </p>
<p>シンデレラ「えぇと、私は……？」ｽﾞｷｯ </p>
<p>シンデレラ（たしかお姉様の豪雨を浴びて、気絶してしまったのね） </p>
<p>シンデレラ「お、起こしてくれてありがとう……お姉様」ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ </p>
<p>次女「ありがとう？　なにいってんだい、アンタ」 </p>
<p>次女「次はアタシだよ」 </p>
<p>シンデレラ「！」 </p>
<p>ゴッ！ </p>
<p>次女のヒザ蹴りが、シンデレラの鼻にめり込んだ。 </p>
<p>36：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:19:23.48 ID:FDH9ZeWQ0<br />
プシュウゥゥ…… </p>
<p>鼻血をまき散らすシンデレラ。 </p>
<p>次女「アタシは姉様とちがって殺す気でやるよ」 </p>
<p>次女「なんたって“キラーフット”とか呼ばれてる身だからさ」 </p>
<p>次女「アンタも殺す気で来ないと……死んじゃうよっ！」 </p>
<p>ドゴォッ！ </p>
<p>シンデレラのミゾオチに中段蹴りが炸裂。 </p>
<p>シンデレラ「──ごぇぇっ！」ｹﾞﾎﾞｯ </p>
<p>次女「はあっ！」 </p>
<p>メキィッ！ </p>
<p>シンデレラの頭部にハイキックがクリーンヒット。 </p>
<p>シンデレラ「あうぅあ……」ﾄﾞｻｯ </p>
<p>次女「気絶したか……」 </p>
<p>次女「何度だって繰り返すよ……アンタが殴れるようになるまでな」 </p>
<p>37：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:21:05.25 ID:cQ3iuhS+O<br />
拳法家ゆえの愛か……まさに血涙ものだな </p>
<p>39：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:23:55.02 ID:FDH9ZeWQ0<br />
この日から、継母と姉二人による執拗な攻撃が始まった。 </p>
<p>継母「来いッ！　ワシを殺すつもりで来いッッッ！」 </p>
<p>ドゴォッ！ </p>
<p>長女「さぁ、日頃の練習の成果を今こそ解き放つのよ！」 </p>
<p>ベキィッ！ </p>
<p>次女「少しは反撃してみたらどうだい！？」 </p>
<p>バキィッ！ </p>
<p>昼夜を問わず、三人はシンデレラに襲いかかった。 </p>
<p>しかし、いくら攻撃を与えても、シンデレラの闘争心に火が灯ることはなかった。 </p>
<p>42：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:28:21.52 ID:FDH9ZeWQ0<br />
長女「シンデレラは……？」 </p>
<p>次女「ぐっすり眠ってるよ」 </p>
<p>長女「今日もダメだったわね……」 </p>
<p>次女「うん……」 </p>
<p>長女「ハッキリいってあの子の潜在能力は、私たちの遥か上をゆくわ」 </p>
<p>長女「加えてあの練習量……強くないハズがない」 </p>
<p>長女「事実、いくら私たちが攻撃しても、数時間も経てば動けるようになっているもの」 </p>
<p>次女「うん、恐ろしいまでの才能だよ」 </p>
<p>長女「だからこそ──」 </p>
<p>長女「今のうちに、殴ることを知っておかないと……とんでもないことになる」 </p>
<p>次女「自分の持ってる武器の威力も知らずに、振り回すことになりかねないしな……」 </p>
<p>43：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:30:39.21 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラは気配を殺し、彼女らの会話を聞いていた。 </p>
<p>シンデレラ（ごめんなさい、お姉様たち……） </p>
<p>シンデレラ（私にも分かっているの、このままじゃいけないって） </p>
<p>シンデレラ（でも……） </p>
<p>シンデレラ（やっぱりダメなの……！） </p>
<p>シンデレラ（ごめんなさい……！）ﾀﾞｯ </p>
<p>48：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:38:32.42 ID:FDH9ZeWQ0<br />
そんなある日のこと── </p>
<p>国中に次のようなお触れが出た。 </p>
<p>==================================================================== </p>
<p>　来たれ強き女ども！ </p>
<p>　一週間後、城にて王子主催による武道会を開催する。 </p>
<p>　王子は自分の強い種を受け入れるに相応しい、強い女性を探している。 </p>
<p>　王子に勝利できた女性には、王子と結婚する権利を与える。 </p>
<p>==================================================================== </p>
<p>49：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:39:28.62 ID:15z1hou4O<br />
ついに </p>
<p>53：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:41:28.85 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子は優れた軍人であり、格闘家としても希有な才能の持ち主だと有名である。<br />
外見もハンサムで、女性格闘家たちにとっては憧れの的であった。 </p>
<p>むろん、シンデレラの道場でも話題になる。 </p>
<p>継母「権力などに興味はないが……」 </p>
<p>継母「あの王子を仕留めれば、我が道場の名も上がるッッッ！」 </p>
<p>継母「キサマら、王子に勝ってみせいッッッ！」 </p>
<p>長女「えぇ、王子と戦える機会なんて一生に一度あるかないか……」 </p>
<p>長女「楽しみですわ」 </p>
<p>次女「へへっ、腕がなるねぇ」 </p>
<p>次女「アタシの蹴りを王子にたっぷりブチ込んでやるよ」 </p>
<p>シンデレラ「…………」 </p>
<p>54：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:45:57.42 ID:FDH9ZeWQ0<br />
継母「なんだシンデレラ、その目は」 </p>
<p>シンデレラ「あ、あの……私も……」 </p>
<p>継母「ならんッッッ！」 </p>
<p>継母「道場でワシらを殴れぬキサマが、どうして王子を倒せる！？」 </p>
<p>継母「手も足も出さぬまま、王子に殺されるだけだ……！」 </p>
<p>継母「どうしても出たいというのなら、ワシらに一撃ずつ浴びせてみせいッッッ！」 </p>
<p>長女「そうよ、シンデレラ」 </p>
<p>次女「王子の前に、まずアタシらをぶっ飛ばしてみな」 </p>
<p>シンデレラ「…………！」 </p>
<p>シンデレラ「で、できませんっ……！」 </p>
<p>55：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:50:33.21 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラは走り去ってしまった。 </p>
<p>継母「チィ……ッッ！」ｷﾞﾘｯ </p>
<p>長女「やっぱり、ダメなようね」 </p>
<p>次女「やれやれ、アイツがその気になれば、アタシらにだって勝てるのに……」 </p>
<p>次女「あり余る格闘技の才能がありながら、人を殴れない、か」 </p>
<p>次女「神様ってのは残酷なことをするもんだよ……」 </p>
<p>長女「お母様、シンデレラはやはり武道会には……？」 </p>
<p>継母「愚問ッッッ！　人も殴れぬようなヤツを試合に出すワケにはいかんッッッ！」 </p>
<p>56：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:53:21.72 ID:FDH9ZeWQ0<br />
結局、シンデレラは継母たちを殴ることができぬまま、一週間が経った。 </p>
<p>継母「今日はいよいよ、城で武道会だ」 </p>
<p>継母「長女、次女はワシとともに来い。ワシの前で、みごと王子を倒してみせい」 </p>
<p>継母「シンデレラ、キサマは留守番だ。よいな」 </p>
<p>継母「なぜ留守番になったか、原因はキサマがイチバンよく分かってるはずだ」 </p>
<p>シンデレラ「はい……」 </p>
<p>長女「じゃあ、行ってくるわね。シンデレラ……」 </p>
<p>次女「まぁ、また王子とやれるチャンスはあるって」 </p>
<p>57：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:56:24.26 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ「ていっ！　えいっ！　──とりゃあっ！」 </p>
<p>ビュッ！　ビュンッ！　ビュバッ！ </p>
<p>留守番を兼ねて、道場で鍛錬を行うシンデレラ。しかし、今一つ集中できずにいた。 </p>
<p>シンデレラ（なんだろう、このイヤな感じ……） </p>
<p>シンデレラ（やはり王子と戦うチャンスを逃したから……？） </p>
<p>シンデレラ（いいえ、ちがう……） </p>
<p>シンデレラ（これは──） </p>
<p>59：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:57:52.86 ID:T1zuArsG0<br />
ひとりで留守番で<br />
やっと原作がシンデレラだって思い出した </p>
<p>61：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 21:59:21.78 ID:FDH9ZeWQ0<br />
城── </p>
<p>大勢の女性格闘家が、王子に次々と挑んでは倒されていた。 </p>
<p>女格闘家Ａ「ギャアアアアッ！」 </p>
<p>王子「やれやれ、こんなものかい？　──次っ！」 </p>
<p>すでに１００人以上が挑戦したが、王子は傷一つ、どころか息切れ一つしていない。 </p>
<p>次女「強えぇっ……！」 </p>
<p>長女「王子の実力を甘く見ていたかもしれないわね、私たち」 </p>
<p>65：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:06:36.49 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子「この程度でボクの子供を産めると思ってたのかい？」 </p>
<p>女格闘家Ｂ「ま、参りました……もう勘弁してぇ……」ｸﾞｽｯ </p>
<p>王子「ン～、聞こえなかったなァ」 </p>
<p>ドゴォッ！　ベキベキベキベキ…… </p>
<p>ダウンしている相手の腹を踏みつけ、肋骨をへし折る王子。 </p>
<p>女格闘家Ｂ「ひげぇぇぇっ！　ギブアァァァップ！」 </p>
<p>王子「そうそう、敗者はそうやって泣き叫ばないとね」ﾆｺｯ </p>
<p>王子「さて、次はだれだい？」 </p>
<p>長女「私です」 </p>
<p>王子「オ～、君はたしか“レイニーフィスト”だったね。なんでも連打が得意だとか」 </p>
<p>長女「城にまで名前が知れ渡っているとは、光栄ですわ」 </p>
<p>67：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:10:12.71 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ（この不安感は──） </p>
<p>シンデレラ（お姉様たちが危ないっ！） </p>
<p>シンデレラ（私は王子を一度だけ遠くから見たことがあるけど） </p>
<p>シンデレラ（優しそうなお顔の中に、凶悪な闘争心を秘めていた……） </p>
<p>シンデレラ（もし、お姉様たちがアレを引き出してしまったら──） </p>
<p>69：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:15:07.44 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ（でも、行ってどうするというの！？） </p>
<p>シンデレラ（人を殴れない私が、助勢できるわけがない） </p>
<p>シンデレラ（仮にできたとしても、私なんかに助けられてあの二人が喜ぶと思う！？） </p>
<p>シンデレラ（だけど……行かなきゃいけない！） </p>
<p>シンデレラ（そんな気がする！） </p>
<p>すると── </p>
<p>72：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:21:33.54 ID:FDH9ZeWQ0<br />
魔女「おやおや、お困りのようだねぇ」ｻﾞｯ </p>
<p>シンデレラ「あなたは……！？」 </p>
<p>魔女「私は魔女、なにかお悩みのようだからやって来たのさ」 </p>
<p>魔女「私は悩んでる人間を嗅ぎつけるのがウマイんでね、ひっひっひ」 </p>
<p>シンデレラ（魔女……！？） </p>
<p>魔女「あんた、城の武道会に行きたいんだろ？」 </p>
<p>魔女「かといって、城にいる仲間に正体がバレるわけにもいかない」 </p>
<p>魔女「さぁ、困った。どうしよう～ってとこかねぇ？」 </p>
<p>シンデレラ「な、なぜそれを……！」 </p>
<p>魔女「ひっひっひ、協力してやるよ」 </p>
<p>75：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:26:30.05 ID:FDH9ZeWQ0<br />
武道会では、長女が得意の猛連打で王子を圧倒していた。 </p>
<p>ガッ！　ドガッ！　ガスッ！　ベシッ！　ドゴッ！ </p>
<p>次女「いいぞ、姉様ぁっ！」 </p>
<p>長女（イケる！　このラッシュから逃れられた対戦相手はいない！） </p>
<p>だが── </p>
<p>王子「ン～……なかなかのラッシュだ。口の中を切ってしまった」ﾍﾟｯ </p>
<p>長女「！？」 </p>
<p>長女（あれだけの拳を受けて、ほとんどダメージがない！？） </p>
<p>王子「そろそろ反撃しよっかな」 </p>
<p>パシッ！ </p>
<p>76：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:29:28.46 ID:FDH9ZeWQ0<br />
長女（しまった、右手を取られた……！） </p>
<p>ボグッ！ </p>
<p>電光石火の脇固めで、長女の右ヒジをへし折る王子。 </p>
<p>長女「あぐぅぅぅっ……！」 </p>
<p>次女「姉様っ！」 </p>
<p>王子「これで君の戦力は激減したね」 </p>
<p>王子「君の実力に免じて、ギブアップするチャンスをあげちゃおう」 </p>
<p>グシャアッ！ </p>
<p>王子「ぶっ……！」 </p>
<p>長女はあえて折れた右腕でのパンチを、王子の顔面に叩き込んだ。 </p>
<p>長女「腕一本……奪ったくらいで……いい気にならないで下さる？」ﾊｧﾊｧ </p>
<p>王子「いい目だァ……」ﾆｺｯ </p>
<p>77：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:36:22.19 ID:FDH9ZeWQ0<br />
魔女「ほれっ」ﾊﾟｧｧ… </p>
<p>パサッ </p>
<p>シンデレラ「これは虎の覆面！？」 </p>
<p>魔女「ひっひっひ、それを被ればあんたの正体はバレないよ」 </p>
<p>魔女「さらに……」ﾊﾟｧｧ…… </p>
<p>シンデレラ「私の服が、キレイなドレスになったわ！」 </p>
<p>魔女「あとは、ほれっ」ﾊﾟｧｧ… </p>
<p>シンデレラ「超強化ガラスで作った靴！？」 </p>
<p>魔女「さて、あとは──」 </p>
<p>79：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:38:14.80 ID:7LtqS9JZ0<br />
タイガーマスクｗｗ </p>
<p>80：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:38:25.09 ID:b2KAE39n0<br />
まさかの覆面 </p>
<p>81：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:39:18.42 ID:QNphn3v/O<br />
そうか魔女は虎の穴出身か </p>
<p>82：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:40:21.70 ID:FDH9ZeWQ0<br />
ボワァァァン… </p>
<p>シンデレラ「カボチャの馬車！？」 </p>
<p>魔女「ひっひっひ、すごいだろう」 </p>
<p>魔女「ただし魔法の効力は、今晩０時までだよ」 </p>
<p>シンデレラ「ありがとう……でも、馬車はいらないわ」 </p>
<p>魔女「えっ？」 </p>
<p>シンデレラ「だって私、走った方が速いものっ！」 </p>
<p>ドヒュンッ！ </p>
<p>魔女「ワ～オ……クレイジー」 </p>
<p>84：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:44:22.17 ID:FDH9ZeWQ0<br />
城では、長女が逆に王子のラッシュの餌食になっていた。 </p>
<p>次女「ね、姉様……ッッ！」 </p>
<p>ズギャッ！　ベギャッ！　ボゴォッ！　ズドンッ！　グシャァッ！ </p>
<p>王子「ハハハハハハハハハハッ！」 </p>
<p>王子「どうやら君もボクの種を受け入れるには力不足だったようだね」 </p>
<p>長女「が……ふっ……」ｸﾞﾗｯ </p>
<p>王子「おっと、まだ倒れないでくれよ」ｶﾞｼｯ </p>
<p>王子「力不足だったが──」 </p>
<p>王子「ボクにあそこまでパンチを入れたのは君が初めてだ。男女含めてね」 </p>
<p>王子「感心すると同時に、ちょっとムカついちゃったから──」 </p>
<p>王子「君にはボク自らが引導を渡してあげようっ！」ｸﾞｸﾞｯ… </p>
<p>王子がすでに失神している長女の首を、ヘシ折ろうとする。 </p>
<p>次女「──ふざけんなぁっ！」ﾊﾞｯ </p>
<p>客席から飛び出した次女が、王子の後頭部に蹴りを入れた。 </p>
<p>ガゴンッ！ </p>
<p>85：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:51:33.44 ID:FDH9ZeWQ0<br />
次女「もう勝負はついてるだろうがっ！　このクソ王子っ！」 </p>
<p>王子「ン～……今のはいい蹴りだったよ。さては君が“キラーフット”か」 </p>
<p>次女「そうだよ、選手交代だっ！」 </p>
<p>王子「実力は認めるが、神聖な試合に乱入するのは感心しないな」 </p>
<p>次女「なにが神聖な試合だっ！　この腐れサド野郎がッッッ！」 </p>
<p>キャアアアアア……　イヤアアアアア…… </p>
<p>王子「おやおや」ﾁﾗｯ </p>
<p>王子「ボクの強さに恐れをなして、他の挑戦者は逃げてしまったようだ」 </p>
<p>王子「いいだろう。恥知らずな乱入者である君を処刑し、この武道会はお開きとしよう」 </p>
<p>次女「やってみな……！」 </p>
<p>86：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:54:46.62 ID:FDH9ZeWQ0<br />
馬よりも速く、城めがけて走るシンデレラ。 </p>
<p>すると、城から逃げ出してきた大量の女格闘家たちに出くわした。 </p>
<p>シンデレラ（城で何かあったのかしら……？） </p>
<p>「冗談じゃないわ」　「強すぎるわよ」　「あの姉妹……今頃殺されてるよね、絶対」 </p>
<p>「１００人以上は再起不能にされたわ」　「やってられないよ」　「あの王子ヤバすぎ」 </p>
<p>シンデレラ（やはり、王子はとんでもない男だったんだわ……） </p>
<p>シンデレラ（急がないと……お姉様たちが殺される……！） </p>
<p>87：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:57:35.90 ID:FDH9ZeWQ0<br />
仰向けにダウンする次女。 </p>
<p>次女「げほっ、ごほっ……！」 </p>
<p>次女（ちくしょう、相手にもならなかった……） </p>
<p>王子「君もいい腕をしていたよ」 </p>
<p>王子「しかし、やはりボクを満足させるには至らなかった」 </p>
<p>次女「アタシは……アンタより強い女を知ってるよ」 </p>
<p>王子「へぇ、そんな人がどこにいるんだい？」 </p>
<p>継母（ここだッッッ！）ｷﾞﾛｯ </p>
<p>王子（あの客席でボクを睨んでるヤツは……女じゃないよな、どう見ても） </p>
<p>次女「ここにはいないよ……」 </p>
<p>王子「フッ、つまらんハッタリはよしたまえ」 </p>
<p>ドゴォッ！ </p>
<p>王子が次女の顔面を踏みつける。 </p>
<p>88：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 22:59:38.82 ID:FDH9ZeWQ0<br />
次女「ア、アイツは……だれより、も才能が、あって……」 </p>
<p>次女「どりょ、くしてる……」 </p>
<p>次女「アイツの名、は……シ、シン──」ｶﾞｸｯ </p>
<p>王子「ふん、気絶したか。最後までハッタリをかまそうとした精神力はみごとだ」 </p>
<p>王子「せめてもの手向けとして、君たち姉妹はボクの手であの世に送ってあげよう」 </p>
<p>王子「格闘家にとって、これほど名誉ある死もあるまい！」 </p>
<p>「待ちなさいっ！」 </p>
<p>王子「ぬっ！？」 </p>
<p>92：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:08:33.70 ID:FDH9ZeWQ0<br />
？「私が相手よ、王子っ！」 </p>
<p>王子（美しいドレスを着て、ガラスの靴を履いて、虎の覆面を被った変態！？） </p>
<p>王子「名乗ってもらおうか、侵入者君」 </p>
<p>？「私は……タイガーマスク！」 </p>
<p>王子「タイガーマスク……？」 </p>
<p>タイガーマスク「王子、勝負よっ！」 </p>
<p>王子「ちょうど退屈してたところだ。いいだろう」ﾆｺｯ </p>
<p>継母（あれは……何者だ！？） </p>
<p>継母（体格と声と気配はシンデレラそっくりだが──顔がちがう） </p>
<p>継母（シンデレラの顔は虎ではなかったハズッッッ！） </p>
<p>94：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:09:32.34 ID:xaaoSWDu0<br />
そこに気が付かないとはやはり鈍感か </p>
<p>96：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:12:56.16 ID:FDH9ZeWQ0<br />
タイガーマスクは倒れている長女と次女を、武道場の外に運んだ。 </p>
<p>タイガーマスク（こんなになるまで痛めつけて……王子……絶対許さない！） </p>
<p>タイガーマスク（お姉様たち、仇は取るわ） </p>
<p>シンデレラ「私が……王子を倒すッッッ！」 </p>
<p>振り返り、王子を睨みつけるタイガーマスク。 </p>
<p>王子（ん、今一瞬覆面の下の素顔が見えたかと思ったが……気のせいか） </p>
<p>継母（一瞬虎がシンデレラに見えたが……やはり虎だったッッッ！） </p>
<p>100：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:14:36.10 ID:FDH9ZeWQ0<br />
タイガーマスク「さぁ、始めましょう」 </p>
<p>王子「ふっ……いつでもいいよ。格上は格下に先手を譲るものだ」 </p>
<p>バッ！ </p>
<p>王子（消えた！？） </p>
<p>ガゴォッ！ </p>
<p>タイガーマスクの右ストレートが、王子の顔面を撃ち抜いた。 </p>
<p>王子「お、おごぉ……！？」ｶﾞｸﾝ </p>
<p>継母（長女の連打や次女の足技でもビクともしなかった王子が、膝をついた！） </p>
<p>継母（あの虎人間……何者ッッッ！？） </p>
<p>タイガーマスク「立ちなさい」 </p>
<p>タイガーマスク「私、あなたのような外道なら、全力で殴れるッッッ！」 </p>
<p>104：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:21:30.88 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子「最高だよ……君」 </p>
<p>王子「今まで出会った中でイチバン最高の女性（メス）だッッッ！」 </p>
<p>王子の貫き手が、タイガーマスクの首に突き刺さる。 </p>
<p>タイガーマスク「──がっ！」 </p>
<p>王子「サイコーだよォォォッッッ！」 </p>
<p>ズガァンッ！ </p>
<p>王子のアッパーで、タイガーマスクが３メートルは宙に浮いた。 </p>
<p>だが、落ちてきたタイガーマスクはカカト落としを王子の脳天に叩きつける。 </p>
<p>ドゴォッ！ </p>
<p>衝撃で王子の足が床に埋まった。 </p>
<p>王子「……いいねぇ～」 </p>
<p>106：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:26:39.01 ID:FDH9ZeWQ0<br />
タイガーマスクと王子が戦いを開始してから、一時間が経過しようとしていた。 </p>
<p>戦況は──わずかにタイガーマスクが押していた。 </p>
<p>王子（このボクが……負ける……？） </p>
<p>タイガーマスク「絶対に──許さないッッッ！」 </p>
<p>ズドドドドドドドドドドドドドッ！ </p>
<p>脳天、額、鼻、顎、首、右肩、左肩、右胸、左胸、右脇腹、左脇腹、腹、股間への、<br />
十三連打。 </p>
<p>むろん、一撃一撃が必殺の威力である。 </p>
<p>タイガーマスク「灰をかぶって会得した絶技“死の十三階段”……これで決着よ」 </p>
<p>王子「が……は……っ！」 </p>
<p>ドサァッ！ </p>
<p>107：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:29:21.91 ID:FDH9ZeWQ0<br />
目を覚ました長女と次女も、タイガーマスクの実力に驚嘆する。 </p>
<p>長女「すごい……。何者なのかしら、彼女……」 </p>
<p>次女「あぁ、アタシらより遥かに強いよ……あの王子を倒しちゃうなんて……」 </p>
<p>継母「なにをいっておる」 </p>
<p>長女「え？」 </p>
<p>継母「王子は……ここから真価を発揮するッッッ！」 </p>
<p>次女「で、でもあんなの喰らったらいくら王子でも……──！」 </p>
<p>111：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:41:25.28 ID:FDH9ZeWQ0<br />
ドクン……　ドクン……　ドクン……　ドクン……　ドクン…… </p>
<p>王子（強い……これほどの敵は初めてだ……） </p>
<p>王子（このボクが敗北を意識するなど、生まれて初めてだ……） </p>
<p>王子（君ならば、受け入れられよう） </p>
<p>王子（王子という高貴な地位にあまりにも相応しくない──） </p>
<p>王子（醜悪で、野蛮で、凶暴で、低劣で、苛烈で、邪道で、自由な──） </p>
<p>王子（ボクの本当の力を！） </p>
<p>ガバァッ！ </p>
<p>112：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:44:40.13 ID:FDH9ZeWQ0<br />
瀕死のはずの王子が起き上がる。<br />
が、すでに先ほどまでの王子ではなかった。 </p>
<p>目は充血し、筋肉は程よく隆起し、全身の血管がメロンのように浮き上がっている。 </p>
<p>なによりも恐ろしいのは殺意。<br />
毛穴の一つ一つから殺気を発散しているような、禍々しさを放っていた。 </p>
<p>長女「なんなのアレ……」 </p>
<p>次女「さっきまでとは別人じゃん……」 </p>
<p>継母「アレが長年王子という仮面に抑圧されていた闘争本能を──」 </p>
<p>継母「全て開放させた王子の真の姿よ……ッッッ！」 </p>
<p>だが、タイガーマスクの中のシンデレラは笑っていた。 </p>
<p>タイガーマスク（これよ……！　私はこの王子と戦いに来たのよ！） </p>
<p>しかし── </p>
<p>113：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:49:21.64 ID:FDH9ZeWQ0<br />
時計の針が、まもなく０時を指そうとしていた。 </p>
<p>タイガーマスク（マズイ……） </p>
<p>タイガーマスク（ここで魔法が解けてしまったら、私の正体がバレてしまう！） </p>
<p>タイガーマスク（お姉様二人に、私に助けられたという恥辱を味わわせてしまう！） </p>
<p>王子「さぁ、続きを始めよう。君から来るかい？　それともボクから行こうか……？」 </p>
<p>タイガーマスク「…………」 </p>
<p>タイガーマスク「残念だけど、時間よ」 </p>
<p>タイガーマスク「勝負はお預けにさせてもらうわ」 </p>
<p>王子「なにっ！？」 </p>
<p>タイガーマスクは王子に背を向けると、一目散に駆け出した。 </p>
<p>115：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:52:07.51 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子「ここまでボクをワクワクさせておきながら、逃げる……？」ﾋﾞｷﾋﾞｷｯ </p>
<p>王子「君ほどの遊び相手……みすみす逃がすかよッッッ！」ﾀﾞｯ </p>
<p>タイガーマスクは履いていた靴を、高速で王子に投げつけた。 </p>
<p>ガゴッ！ </p>
<p>王子「うがっ！」 </p>
<p>その隙に、タイガーマスクは城からの脱出に成功した。 </p>
<p>王子「…………」 </p>
<p>王子「……ふっ」 </p>
<p>王子「フハハハハハハハハハハッ！」 </p>
<p>116：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:54:32.65 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子「ハハハハハハハハハハッ！」 </p>
<p>王子「ハーッハッハッハッハッハッハッハッ！」 </p>
<p>ハーッハッハッハッハッハ…… </p>
<p>次女「狂ったように笑ってるよ、あの王子……」 </p>
<p>長女「今のうちに私たちも逃げましょう」 </p>
<p>次女「そうだね！」 </p>
<p>継母（それにしても、あの虎人間……何者だったのだ！？） </p>
<p>118：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:56:13.57 ID:8tGd1N/e0<br />
笑うなw </p>
<p>119：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/29(日) 23:59:33.02 ID:FDH9ZeWQ0<br />
それから── </p>
<p>先に道場に戻っていたシンデレラは、後から戻って来た長女と次女の手当てをした。 </p>
<p>長女「当分私たちは稽古は無理ね……全治二週間ってとこかしら」 </p>
<p>次女「いてて……」 </p>
<p>シンデレラ「大丈夫？」 </p>
<p>長女「ありがとう、シンデレラ。これくらいどうってことないわ」 </p>
<p>長女「でも、あの虎覆面の女性が来なければ、殺されていたかもしれないわね」 </p>
<p>次女「ああ、アイツには感謝しないとね」 </p>
<p>次女「でも、いったい誰だったんだろう……アレ」 </p>
<p>シンデレラ「…………」 </p>
<p>122：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:05:42.67 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ（王子との戦いはキツかった……） </p>
<p>シンデレラ（でも、不謹慎ながら楽しさも感じていた……） </p>
<p>シンデレラ（お姉様たちのためにも、決着をつけたかったけれど……） </p>
<p>シンデレラ（あの限られた時間で、しかも乱入した身で、それは贅沢というものよね） </p>
<p>シンデレラ（さて、明日からはいつも通りの生活に戻らなくっちゃね） </p>
<p>123：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:08:58.43 ID:FDH9ZeWQ0<br />
翌日── </p>
<p>王子が兵士を率いて、町にやって来た。 </p>
<p>王子「これからこの町にいる全ての女に、このガラスの靴を履いてもらう！」 </p>
<p>王子「もしこの靴にピッタリの足の女がいたら──」 </p>
<p>王子「ボクと戦ってもらうッッッ！」 </p>
<p>王子「もし隠し立てなどしたら、その家は全て焼き払うッッッ！」 </p>
<p>町の女性はみんな恐る恐るガラスの靴を履いた。 </p>
<p>万が一にも自分の足がピッタリであったら、王子と戦うはめになるからだ。 </p>
<p>125：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:13:10.81 ID:FDH9ZeWQ0<br />
しかし、ガラスの靴と合致する足の持ち主は、いつまでたっても現れなかった。 </p>
<p>王子（この町の女性ではないのか……？） </p>
<p>王子（くそう、早く見つけ出して戦いたい……！） </p>
<p>兵士「王子、残るはあの道場だけです！」 </p>
<p>王子（あそこの女二人とはすでに戦っている……） </p>
<p>王子（“レイニーフィスト”と“キラーフット”が虎覆面ではないことは確実） </p>
<p>王子（無駄足だと思うが、一応行ってみるか） </p>
<p>王子「よし、向かうぞ」 </p>
<p>兵士「はっ！」 </p>
<p>126：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:14:59.74 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子「たのもうっ！」 </p>
<p>継母「王子か……何用だ？」 </p>
<p>王子「今ボクらは、このガラスの靴がピッタリ合う足を持つ女性を探している」 </p>
<p>王子「君たちはちがうと思うが、念のためテストさせてもらおう」 </p>
<p>継母「ふん、よかろう」 </p>
<p>継母「長女ッッッ！　次女ッッッ！　シンデレラッッッ！」 </p>
<p>継母「来いッッッ！」 </p>
<p>王子（シンデレラ……？　知らない名前だな） </p>
<p>127：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:19:00.20 ID:Ej+i6iUS0<br />
原作と同じ流れなのに </p>
<p>130：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:20:15.25 ID:ZDOxpzt50<br />
なんつー流れだｗｗｗｗ </p>
<p>131：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:23:56.20 ID:FDH9ZeWQ0<br />
長女「はい、お母様」 </p>
<p>次女「なにさ」 </p>
<p>シンデレラ「！」 </p>
<p>シンデレラ（どうして王子がここに……！？） </p>
<p>兵士「今からお前たちにはこの靴を履いてもらう」 </p>
<p>兵士「もしサイズがピッタリ合ったなら、王子と戦ってもらう」 </p>
<p>長女（アレは昨日の虎覆面の靴ね……。なるほど、彼女を探しているのね） </p>
<p>次女（アタシらが虎覆面じゃないってのは分かり切ってるのに、めんどくさいなぁ） </p>
<p>シンデレラ（どうしよう……正体がバレちゃう……！） </p>
<p>133：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:27:20.92 ID:FDH9ZeWQ0<br />
長女が履く。 </p>
<p>長女「私には少し小さいようですわ」ｷﾞｭｯ </p>
<p>次女が履く。 </p>
<p>次女「アタシにも合わないね」ｷﾞｭｯ </p>
<p>継母が履こうとする。 </p>
<p>兵士「いや、あなたは履かなくても分か──」 </p>
<p>ドゴォッ！ </p>
<p>兵士「ごぶっ！」 </p>
<p>継母が履く。 </p>
<p>継母「たわけが、小さすぎるわッッッ！」ｷﾞｭｳｳ… </p>
<p>王子「さて残りは君だけか」 </p>
<p>シンデレラ（うぅっ……！） </p>
<p>138：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:34:17.91 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ（どうしよう……これを履けば、私がタイガーマスクだとバレてしまう！） </p>
<p>シンデレラ（そうなったらお姉様たちに、恥をかかせてしまう！） </p>
<p>シンデレラ「私、履きたくありません！」 </p>
<p>王子「ほう、なぜだい？」 </p>
<p>シンデレラ「そ、それは……」 </p>
<p>次女「王子さん、コイツはあの覆面じゃないよ」 </p>
<p>次女「だって……コイツは人を殴れないんだからさ」 </p>
<p>次女「見逃してやってよ」 </p>
<p>141：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:38:25.49 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子「ダメだ」 </p>
<p>次女「！」 </p>
<p>王子「ボクが履けといったら、黙って履けばいいんだ」 </p>
<p>王子「それとも、また昨日の続きをするかい？」 </p>
<p>次女「上等だよ……！　このクソ腐れサド外道王子が……！」 </p>
<p>長女「私も戦うわ、次女」 </p>
<p>次女「姉様！」 </p>
<p>長女「嫌がっている妹に靴を履かせようとする不埒な輩……戦うしかないでしょう」 </p>
<p>王子「二対一でもかまわないよ、ボクは」 </p>
<p>王子「この道場を君たち姉妹の墓場にしてあげるよ！」 </p>
<p>142：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:42:44.27 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ「待って下さいっ！」 </p>
<p>長女＆次女「！」 </p>
<p>シンデレラ「私……履きます」 </p>
<p>王子「ふふふ、それでいいんだ」 </p>
<p>シンデレラ（ごめんなさい、お姉様……）ｽｯ </p>
<p>ガラスの靴は、シンデレラの足にぴったり合った。 </p>
<p>長女「！」 </p>
<p>次女「！」 </p>
<p>継母「！」 </p>
<p>王子「これは……」 </p>
<p>145：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:46:02.95 ID:FDH9ZeWQ0<br />
長女「待って下さい、これはなにかのまちがいです！」 </p>
<p>次女「シンデレラ、逃げな！　王子はアタシらでなんとかする！」 </p>
<p>王子「どきたまえ」 </p>
<p>バキッ！　ドガッ！ </p>
<p>長女「ぐぁっ！」 </p>
<p>次女「うわぁっ！」 </p>
<p>王子「シンデレラとやら。戦わないのなら、君のお姉さんたちが死ぬことに──」 </p>
<p>ボゴォッ！ </p>
<p>王子「ごあっ！」ﾄﾞｻｯ </p>
<p>シンデレラの右ストレートが炸裂した。 </p>
<p>シンデレラ「やりましょうか、王子様」ﾆｯｺﾘ </p>
<p>146：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:47:50.46 ID:ZDOxpzt50<br />
今のがゴングだ…！ </p>
<p>149：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:50:46.64 ID:FDH9ZeWQ0<br />
今の一撃で、長女たちは全てを悟った。 </p>
<p>長女（すごいパンチだわ……なるほど、昨日の虎覆面は──） </p>
<p>次女（そうだったのか、昨日はアイツは──） </p>
<p>継母（ようやく分かったッッッ！　昨日の虎は──） </p>
<p>長女（シンデレラだったのね……） </p>
<p>次女（シンデレラだったんだな） </p>
<p>継母（シンデレラの双子の姉か妹だったということかッッッ！） </p>
<p>継母以外の二人は真実にたどり着いた。 </p>
<p>150：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:52:14.77 ID:PLGSxnyW0<br />
継母鈍感すぎないか </p>
<p>152：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:52:36.07 ID:tT+USt3dO<br />
やばいよもや継母に萌えるとは………… </p>
<p>153：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:54:22.78 ID:iXH48d9b0<br />
継母可愛い </p>
<p>154：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:55:47.44 ID:JXQ/jCAr0<br />
おい継母ｗｗ不覚にも萌えたじゃねーかｗｗ </p>
<p>156：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:56:25.28 ID:FDH9ZeWQ0<br />
次女（ふん、アタシらに遠慮してて、名乗れなかったんだな……ったく） </p>
<p>次女「シンデレラ、思いきりやっちまいな！　クソ王子をぶっ飛ばせ！」 </p>
<p>長女「えぇ、全力で叩きのめすのよ！」 </p>
<p>継母「命令だ……葬れッッッ！　王子を地獄に叩き落とすのだッッッ！」 </p>
<p>シンデレラ（みんな……応援、ありがとう！） </p>
<p>シンデレラ「早く立って下さい。みっともないですよ、王子」 </p>
<p>王子「いい一撃だったァ～～～～～」ｶﾞﾊﾞｯ </p>
<p>王子「昨夜の興奮がよみがえってきたよ」 </p>
<p>157：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 00:58:50.14 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子「いきなり出させてもらうよっ！　ボクの本気（しょうたい）をッッッ！」 </p>
<p>王子が昨夜見せた異形に変貌する。 </p>
<p>王子「こうなったからには……もう誰もボクを止められないッッッ！」 </p>
<p>王子がダッシュから、噴火のようなアッパーを放つ。 </p>
<p>バゴォォッ！ </p>
<p>シンデレラの体が１０メートルは宙に浮いた。 </p>
<p>さらに王子は飛び上がると、宙に浮いたシンデレラを捕え── </p>
<p>落下の勢いを利用して、シンデレラの頭部を地面に突き刺した。 </p>
<p>ズガァンッ！ </p>
<p>160：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:05:21.43 ID:FDH9ZeWQ0<br />
次女「シンデレラッ！」 </p>
<p>シンデレラは平然と起き上がった。 </p>
<p>シンデレラ「私の番ですね」 </p>
<p>昨夜王子を瀕死に追い込んだ、十三連打“死の十三階段”を炸裂させる。 </p>
<p>ズガガガガガガガガガガガガガッ！ </p>
<p>王子もビクともしない。 </p>
<p>王子「フハハハハハハハハッ！」 </p>
<p>シンデレラ「うふふっ……」 </p>
<p>両者、笑っていた。 </p>
<p>162：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:08:58.12 ID:FDH9ZeWQ0<br />
ズガッ！　ドガガッ！　バギャッ！　ベキィッ！　ズドンッ！ </p>
<p>凄まじい打撃戦。 </p>
<p>一流の武術家といえる長女や次女でも、もはや目で追えないレベルだった。 </p>
<p>長女（全て分かったわ……シンデレラが人を殴れなかったワケが） </p>
<p>長女（シンデレラは本能的に分かっていたのね……） </p>
<p>長女（私たち姉妹を殴れば、殺してしまうかもしれないと……） </p>
<p>長女（お母様と戦えば、道場を壊してしまう事態になりかねないと……） </p>
<p>長女（だからずっと、王子のような気兼ねなく戦える猛者をずっと待っていたんだわ……） </p>
<p>165：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:13:30.15 ID:FDH9ZeWQ0<br />
変貌した王子の実力は凄まじく、シンデレラは押されていた。 </p>
<p>王子のラリアットが、シンデレラの首を直撃する。 </p>
<p>ゴキャッ！ </p>
<p>シンデレラ「ぐあぁっ！」 </p>
<p>王子「ふふふ、これほど楽しめたのは生まれて初めてだよ」 </p>
<p>王子「かつて敵国の部隊を一人で滅ぼした時にも、これほどは苦戦しなかった」 </p>
<p>王子「そんな君に敬意を表し、ボクの最高の技で君を葬り去ってあげようッッッ！」 </p>
<p>168：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:21:18.19 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子「古来より、王子のキスには美女を蘇らせる力があるという言い伝えがある」 </p>
<p>王子「──が、ボクは逆ッッッ！」 </p>
<p>王子「ボクのキッスはどんな美女をも絶命に追い込むッッッ！」 </p>
<p>王子は唇を突き出すと、そのまま超高速でシンデレラの顔面に唇をぶつけた。 </p>
<p>グシャアッ！ </p>
<p>シンデレラ「がっ……！」 </p>
<p>王子「もう一発！」 </p>
<p>グシャアッ！ </p>
<p>シンデレラ「うぅ……っ」ｶﾞｸｯ </p>
<p>次女（ありゃあキスなんて甘いもんじゃない……唇による打撃だ！） </p>
<p>169：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:22:27.86 ID:Dc3zRtz70<br />
唇による打撃ｗｗｗｗｗｗｗｗ<br />
完全にバキのノリｗｗｗｗｗｗｗｗｗ </p>
<p>170：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:27:32.81 ID:FDH9ZeWQ0<br />
膝から崩れ落ちるシンデレラ。 </p>
<p>王子「どうやらボクの勝ちのよう──……え！？」 </p>
<p>シンデレラの体が異常に発汗していた。 </p>
<p>汗は急速に乾き──空気中の汚れと混ざって黒い塩となった。 </p>
<p>王子「Ｗｈａｔ！？」 </p>
<p>シンデレラ「十数年、格闘技だけに生きてきた私に──」 </p>
<p>シンデレラ「王子とのファーストキスは刺激が強すぎましたわ」 </p>
<p>シンデレラ「おかげで、いっぱい汗をかいてしまいました」 </p>
<p>シンデレラは自分の体にくっついた灰色の塩を王子に投げつけた。 </p>
<p>バサァッ…… </p>
<p>王子「ぐわぁっ！　目がっ、目がぁ～っ！」 </p>
<p>継母「シンデレラの日頃からの猛特訓が、土壇場でヤツを救いおったかッッッ！」 </p>
<p>171：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:29:12.84 ID:Q10N4KYYO<br />
飛び道具ｗｗｗ </p>
<p>172：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:29:36.07 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ「はあああああっ！」 </p>
<p>ズドドドドドドドドドドッ！ </p>
<p>長女のような、拳による猛ラッシュ。 </p>
<p>シンデレラ「でやあっ！」 </p>
<p>ベキィッ！ </p>
<p>次女のような、強烈な回し蹴り。 </p>
<p>王子「バ、バカな、ボクのキスを喰らってこれほど動けるのか……ッッ！」 </p>
<p>長女（シンデレラったら、私たちの分まで戦ってくれているのね） </p>
<p>次女（ありがとな、シンデレラ……） </p>
<p>174：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:35:27.95 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ「トドメよッッッ！」 </p>
<p>シンデレラは飛び上がり、王子の顔面に猛烈な蹴りを浴びせた。 </p>
<p>ドガッシャァァァンッ！ </p>
<p>王子「べぶぁっ……！」 </p>
<p>衝撃で靴は砕け散り、王子の顔面にガラスの破片が突き刺さった。 </p>
<p>王子「ビュ、ビューティフォー……」 </p>
<p>王子は一瞬ニヤリと笑うと、背中から勢いよくダウンした。 </p>
<p>──ドザァッ！ </p>
<p>継母「一本ッッッ！」 </p>
<p>継母「勝者、シンデレラッッッッッ！！！」 </p>
<p>175：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:36:58.62 ID:TJsj5F5EO<br />
なんちゅう戦いだ </p>
<p>176：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:38:04.90 ID:xm/Sl1gw0<br />
これがシンデレラの闘い…！ </p>
<p>178：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:40:34.69 ID:FDH9ZeWQ0<br />
しばらくして、王子が目を覚ました。 </p>
<p>王子「ボクの負けだよ……シンデレラ」 </p>
<p>王子「ボクと結婚してくれるね？」 </p>
<p>シンデレラ「いいえ」 </p>
<p>王子「えっ？」 </p>
<p>シンデレラ「お姉様たちを始め、大勢の女性を傷つけたあなたとなんか……」 </p>
<p>シンデレラ「私、結婚したくありません」 </p>
<p>シンデレラ「私はこの道場に残り、もっと技を磨きますわ」 </p>
<p>王子「そ、そんな……じゃあボクはどうすれば……」 </p>
<p>181：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:44:12.04 ID:FDH9ZeWQ0<br />
継母「案ずるなッッッ！」 </p>
<p>継母「キサマとはワシが結婚してやろうッッッ！」ｶﾞｼｯ </p>
<p>王子「えっ」 </p>
<p>継母「さぁ、さっそく挙式だッッッ！」ｸﾞｲｯ </p>
<p>王子「えっ、ちょっ、待っ──」 </p>
<p>継母「そして挙式のあとは、即契りを行うッッッ！」 </p>
<p>王子（だ、だれか助けて……） </p>
<p>188：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:50:23.02 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラ「待って下さい、お母様」 </p>
<p>継母「ぬぅっ！？」 </p>
<p>シンデレラ「王子、あなたには少し精神の修練が必要なようです」 </p>
<p>シンデレラ「このまま王子として結婚させたら、また何をしでかすか分からないわ」 </p>
<p>王子「あ、ありがとうございますぅ！」 </p>
<p>王子「ボクが傷つけた女性たちには最高の名医を送って、責任を持って完治させますっ！」 </p>
<p>シンデレラ「いい心がけだわ。でも、ちゃんと一人一人に謝罪もするのよ」 </p>
<p>王子「もちろんですっ！」 </p>
<p>シンデレラ「どうでしょう、お母様？　王子を私たちの道場に入門させては──」 </p>
<p>継母「なるほど、それも一興よ」 </p>
<p>継母「ただし王子よ、ワシの期待に反したら……即ワシと結婚だッッッ！」 </p>
<p>継母「よいなッッッ！」 </p>
<p>王子「は、はい……っ！」 </p>
<p>191：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:56:28.33 ID:FDH9ZeWQ0<br />
こうして王子は、道場の門下生──というかパシリになった。 </p>
<p>長女「王子、紅茶を入れてちょうだい」 </p>
<p>王子「はいっ！」 </p>
<p>次女「王子、メロンパン買ってきて」 </p>
<p>王子「はいっ！」 </p>
<p>継母「王子！　肩を揉めッッッ！　もし気持ちよくなければ、結婚してもらうッッッ！」 </p>
<p>王子「は、は……はいっ！」ﾋﾞｸｯ </p>
<p>シンデレラ「王子、組み手に付き合って」 </p>
<p>王子「はいっ！　喜んでっ！」 </p>
<p>魔女「ひっひっひ、森で薬草を取ってきておくれ」 </p>
<p>王子「（誰コイツ！？）はいっ！」 </p>
<p>193：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 01:57:08.65 ID:tttFcazp0<br />
おいこら魔女てめー何やってんだよ </p>
<p>196：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 02:00:30.61 ID:FDH9ZeWQ0<br />
数年後、王子はその強さと地位に相応しい高潔な精神を手に入れていた。 </p>
<p>そして── </p>
<p>カラァァン……　コロォォン…… </p>
<p>教会に大勢の人が集まっていた。 </p>
<p>長女「おめでとう！　キレイよ、シンデレラ……！」 </p>
<p>次女「王子もずいぶんかっこよくなったよね。お似合いだよ」 </p>
<p>継母「くぅぅ……ッッ！　未熟者どもが……ッッッ！」ｸﾞｽｯ </p>
<p>長女＆次女（泣いてるところ、初めて見た……！） </p>
<p>198：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 02:01:59.42 ID:FDH9ZeWQ0<br />
王子「みんな、ボクらのために集まってくれてありがとう！」 </p>
<p>王子「シンデレラ、今日の君はなんだか女神のようだ」 </p>
<p>シンデレラ「ありがとう、王子」 </p>
<p>シンデレラ「お姉様、お母様、みんな、ありがとう！　私、これからも頑張ります！」 </p>
<p>国中がシンデレラと王子の結婚を祝福した。 </p>
<p>その後、この二人が幸せに暮らしたことはいうまでもない。 </p>
<p>＜おわり＞ </p>
<p>199：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/30(月) 02:02:21.36 ID:FDH9ZeWQ0<br />
シンデレラを戦わせてみたかったのです<br />
ありがとうございました </p>
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