イカ娘「虐待しなイカ?」

9 8月, 2011 (04:52) | 侵略!イカ娘 | By: SS野郎

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 22:47:17.27 ID:ifaK+vgG0

テレビ「○○ちゃん2歳を激しく揺さぶるなどして虐待死させたとして21歳の母親を──」

千鶴「可哀相にね…」

イカ娘「栄子、ぎゃくたいってなんでゲソ?」

栄子「ああ、子供やお年寄りや小さな動物みたいなか弱いものを一方的にいじめることだよ。
それがエスカレートすればこのニュースみたいに相手を死なせてしまうこともあるんだ」

イカ娘「むぅ…人間は同胞同士で殺しあうのは知っていたでゲソが
まさか抵抗できない幼子まで手にかけるとは。人間とはつくづく愚かな生き物でゲソね」

栄子「まぁこれについては返す言葉もないな」

千鶴「近頃はこのてのニュースもやたらと耳にするものねえ」

栄子「お前も弱いものいじめなんてするんじゃないぞ?」

イカ娘「ふっ 何を言うかと思えば。私がそんなことするわけないじゃなイカ。
弱いものいじめなんてみっともないマネは弱虫のやることでゲソよ」

栄子「お前怖がってくれるからってしょっちゅう渚ちゃんのこといじめてるだろーが」

イカ娘「そ、それは侵略者なんだから当然の行いじゃなイカ!」

千鶴「確かに渚ちゃんや鮎美ちゃんってついいじめたくなっちゃうものね。うふっ」

栄子「姉貴…」

侵略!イカ娘 イカ娘[デラックス版] (1/10スケール PVC塗装済み完成品)

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 22:52:13.90 ID:ifaK+vgG0

次の日

イカ娘「ただいま~おつかい行ってきたでゲソよ~」

栄子・千鶴・たける「きゃっきゃうふふ」

イカ娘「私をのけものにして何を盛り上がっているのでゲソ…?」

赤さん「きゃっwきゃっw」

栄子「お!笑った!いま私見て笑ったよな!」

たける「次は僕に抱かせてよ!栄子姉ちゃん!」

イカ娘「な なんでゲソその物体は…」

千鶴「あらイカ娘ちゃんおかえりなさい。実はさっきね、ご近所の山崎さんの奥さんいるでしょ?
なんでもご実家のお母さんが急病だそうで すぐ行ってあげないといけないんだけど
生憎旦那さんもいま出張中みたいで困ってらしたから、今日明日と家でこの子を預かることにしたのよ」

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 22:56:13.77 ID:ifaK+vgG0

たける「ほら、イカ姉ちゃんも抱っこしてあげてよ。こんなに可愛いんだよ」

イカ娘「なんで侵略者の私が敵である人間の赤子の世話を焼いてやらなきゃイカんのでゲソ!」

赤さん「きゃっwきゃっw」

イカ娘「///」

栄子「こいつじゃ危なっかしくて抱かせられないよ。ほーらおいでー♪またお姉ちゃんが抱っこしてやろう」

栄子・千鶴・たける「きゃっきゃうふふふ」

ぽつーん

イカ娘「……なんでゲソなんでゲソ!みんなあいつにばっかりかまって」

赤さん「ばぶぅ」

千鶴「うふふふ…本当に可愛い。食べちゃいたいわ…」

イカ娘(栄子やたけるならまだしも、あの千鶴まで骨抜きにしてしまうとは…あやつなかなか侮れんでゲソ)

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:02:45.24 ID:ifaK+vgG0

海の家れもん

赤さん「だぁだぁ」

シンディ「へえ、ベイビーの可愛さはどこの国でも一緒ねえ」

渚「いま何ヶ月くらいなんですか?」

千鶴「まだ3ヶ月だそうよ」

悟郎「おい俺にも抱かせてくれよ、いいだろ」

栄子「ダメだ バカがうつる」

悟郎「なんだと!」

みんな「きゃっきゃうふふ」

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:03:41.83 ID:ifaK+vgG0

イカ娘「ぐぬぬ…またしても…」

イカ娘「お前たち!今は仕事中でゲソよ!」

栄子「わ、わかってるよ…なにイラついてんだよ」

イカ娘「お客の前ではケジメをつけて欲しいでゲソ!赤子などにうつつを抜かしてる暇はないでゲソよ!」ぷんすか

栄子「ははーんwさてはお前、自分がかまってもらえなくてヤキモチ妬いてるんだろ」

イカ娘「んなっ///この私がそんなことで///」

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:10:57.76 ID:ifaK+vgG0

早苗「こんにちはー」

千鶴「あら早苗ちゃんいらっしゃい」

イカ娘(早苗…!そうだこのさい早苗でもかまわんでゲソ!海の家れもんの人気者は誰か皆に思い出させてやって─)

早苗「きゃー!この子誰の赤ちゃん?かわいいー!」

イカ娘「ずこーっ」

イカ娘「うぅ…早苗はうっかり者でゲソ。この私が視界に入らないなんて…」

早苗「うふふ。寝顔ゲット!ちょうどカメラ持っててよかったー♪」

栄子「お前はいつも持ち歩いてるだろ」

イカ娘「あ、あのぅ…早苗…?さ・な・え?」

早苗「…あぁ、イカちゃん。ごめんね、ちょっと待っててくれるかな?」

イカ娘「ガ────────ン!!!」

イカ娘(さ…早苗にまで相手にしてもらえないでゲソ……)

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:15:14.97 ID:ifaK+vgG0

相沢家

赤さん「ばぁぶぅ」

栄子「よちよち。いま姉貴が離乳食作ってくれてるからな」

たける「僕お風呂に入れてあげるよ!」

イカ娘(こいつさえ…!こいつさえいなくなれば…!)

千鶴「たけるー お友達から電話よー」

たける「あ、はーい」とてとてとて

イカ娘「え、栄子…ゲームで対戦でもしなイカ?」

栄子「え?いや、私はいいよ。やりたいなら貸してやるから一人で遊んでこい」

イカ娘「ぷくーっ」

千鶴「栄子ちゃーん、ちょっと手伝ってもらえるかしらー」

栄子「へいへい。ちょっと待っててな。すぐ戻るから」とてとてとて

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:20:14.15 ID:ifaK+vgG0

赤さん「きゃっwきゃっw」

イカ娘「…何がそんなにおかしいのでゲソ」

イカ娘「言っておくがみんなのマスコットはこの私なのでゲソ!
いきなり沸いて出たお前が人気をかっさらってはダメじゃなイカ!」

赤さん「きゃっwきゃっw」

イカ娘「ぐぬぬ…憎たらしいやつ…お前なんか抓ってやるでゲソ!」

ぎゅ~っ

赤さん「ふえっ…ふえぇ…」

イカ娘「どうでゲソ?痛いゲソか?なんの抵抗もできまい…いい気味でゲソ」

赤さん「おぎゃーっ!おぎゃーっ!」

イカ娘「これはおもしろいでゲソ」

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:28:34.71 ID:ifaK+vgG0

赤さん「ふえ…おぎゃ…」びくびく

イカ娘「ふっふっふ…その怯えた眼差し…堪らんでゲソ…
やはり敏感な子供にはこの私の侵略者としての恐ろしさがわかってしまうのでゲソね」

イカ娘「どぉれもうひと抓り…」

赤さん「ひぎいっ…!おぎゃーっ!おぎゃーっ!」

栄子「おーいイカ娘、晩飯だぞー」

イカ娘「ぎくっ!」

栄子「っておいおい、泣いてるじゃないか。教えろよ」

イカ娘「あ、あー…」ぽりぽり

赤さん「おぎゃーっ!おぎゃーっ!」

栄子「まいったなあ…全然泣き止まないよ…」

イカ娘「お、お腹が空いてるんじゃなイカ?」あせあせ

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:29:11.36 ID:JnpTDRXz0

かわいいな

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:34:59.55 ID:ifaK+vgG0

翌日

千鶴「まいったわねぇ…業者の人が今日しか空きがないっていうから私はお店に行かないといけないし…」

栄子「私は補習があるし…」

たける「僕はサッカーの試合があるんだ…」

千鶴「……」ちらっ

栄子「おいおい姉貴、イカ娘に任せるくらいなら私が…」

千鶴「ダメよ。補習はちゃんと受けないと成績にひびくわ。ねえイカ娘ちゃん、赤ちゃんのことお願いできないかしら」

イカ娘「いいでゲソよ」

栄子「んなっ!どういう風の吹き回しだよ!」

イカ娘「バカにしてもらっては困るでゲソ。この私が赤子の世話ひとつ満足に出来ないとでも?」

千鶴「まぁ頼もしい♪」

栄子「……」

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:42:57.32 ID:ifaK+vgG0

赤さん「あ…あぶぅ…ばぶぅ…」びくびく

イカ娘「ふっふっふ…また二人きりになれたでゲソね」

赤さん「ばぶぅ…」

イカ娘「なんと細くか弱そうな腕でゲソ」さわさわ

赤さん「お…おぎゃーっ!おぎゃーっ!」

イカ娘「今日は泣いても誰も助けにこないでゲソよ!」

ぎりぎりぎり

赤さん「おぎゃーっ!おぎゃーっ!」

イカ娘「どうでゲソ!私の立場を脅かそうとするからこんな目にあうのでゲソ!
お前ごときねじ伏せるのは造作もないこと…まさに赤子の手を捻るようなものでゲソよ!」

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:50:54.73 ID:ifaK+vgG0

赤さん「おぎゃーっ!おぎゃーっ!」

イカ娘「今頃後悔しても遅いのでゲソ。私はアリの反逆も許さないのでゲソよ」

赤さん「おぎゃーっ!おぎゃーっ!」

イカ娘「無抵抗の相手をいたぶるのがこんなに楽しいとは知らなかったでゲソ。
人間どもが病み付きになるのもわかる気がするでゲソね」

赤さん「おぎゃーっ!おぎゃーっ!」

イカ娘「言ってみるがいい!真の人気者は誰でゲソ!?」

ぎりぎりぎり…ぽきんっ

イカ娘「あ…」

赤さん「ひぎっ…ぎやああああああああああああああああああああ!!!!!」

イカ娘「お お お 折れちゃったでゲソ!」ぷら~ん

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:55:20.61 ID:X/wGVaIh0

ほう

36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/07(日) 23:57:23.71 ID:ifaK+vgG0

さん「ぎゃああああああああああ!!!おんぎゃああああああああああああ!!!」

イカ娘「し し し 静かにしなイカ!ご近所に迷惑でゲソよ!」

赤さん「ぎゃあああああああ!!!!ぎゃあああああああああああ!!!!」

イカ娘「ああああ…わかったでゲソ!私が悪かったでゲソ!今手当てを…」

とりあえず赤さんの腕をガムテープでぐるぐる巻きにしてみるイカ娘

赤さん「おんぎゃあああああああああああ!!!!」

イカ娘「全然泣き止まないじゃなイカ!」

39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:03:57.05 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「あわわわ…こんなに騒がしくしてるとご近所に不審に思われるでゲソ…通報でもされたら…」

赤さん「おんぎゃあああああああああ!!!」

イカ娘「静かにしなイカ!」がばっ

赤さん「おぎゃああ…ふが…もごもご…」じたばた

イカ娘「ふぅ…静かになった。ようやく泣き止んだでゲソね」

赤さん「……」

イカ娘「おい、おぬし…」

赤さん「……」

イカ娘「息…してないでゲソ…」

イカ娘「うわああああ!やってしまったでゲソおおおお!」

42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:08:32.95 ID:cAk247N00

うわああああ

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:10:37.67 ID:V4cyfwuu0

事故なんだこれは・・・

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:10:45.21 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「こんなことがみんなに知れたら…」

千鶴『イカ娘ちゃん…あなたがそんな子だったなんて…』

栄子『弱いものいじめはしないんじゃなかったのかよ!見損なったぞイカ娘!』

たける『イカ姉ちゃん…僕も同じ目に遭わせるつもりだったの…?』

山崎『帰して!私の赤ちゃんを帰してよ!』

イカ娘「もうおしまいでゲソおおおおおおおおお!」

栄子「なにを騒いでるんだお前は」

イカ娘「のわああああっ!?」

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:12:32.84 ID:B42GPcNO0

ぎゃあああああああああああ
ああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:13:24.54 ID:FaksibW80

イカちゃあああああああん

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:17:30.81 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「え、栄子…!?学校に行ったんじゃなイカ?」

栄子「やっぱりお前一人に任せておくのが心配だったから戻ってきたんだよ。
それより赤ちゃんはどうだ?さっきすごい泣き声が外まで響いてたけど急にぴたりと止んで─」

イカ娘「ああああ…あの赤子でゲソか…あいつは今席を外していて…」

栄子「なに言ってるんだよ。お前の後ろにいるだろ。なに隠してんだ、どけ」

イカ娘「あっ!ダメでゲソ!」

栄子「……」

イカ娘「はわわわ…」がくがくぶるぶる

栄子「……」

イカ娘「わ、悪気はなかったのでゲソ…ちょっと意地悪してやるだけのつもりがついエスカレートしてしまって…」

栄子「はあ~ぁ…」←ため息

イカ娘「お、怒らないのでゲソ…?」

栄子「まぁこうなる予感はしていてお前に預けた私らにも責任はあるからな」

イカ娘「うぅ…面目ないでゲソ…」

栄子「とはいえどうしたもんかな。とりあえず姉貴が戻るの待って相談に乗ってもらうか…」

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:18:51.75 ID:V4cyfwuu0

え?

50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:19:15.27 ID:FaksibW80

ん?

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:23:25.63 ID:zor4ZPOd0

おいおい…

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:27:34.66 ID:6Y7O/YO90

千鶴「あらあらそうだったの…」

イカ娘「ごめんなしゃいでゲソ…」orz

千鶴「まぁやってしまったものは仕方ないわ。それよりみんなで解決策を考えましょう」

たける「気にしないでよイカ姉ちゃん!」

栄子「まぁ問題になってくるのは死体の処理だよなぁ。ごみの日にでも出すか…」

千鶴「でもごみの仕分け中に発見される場合もあるしねぇ。できれば跡形もなく消してしまえればいいんだけど」

たける「跡形もなく…そうだ!今夜はみんなを誘ってバーベキューにしよう!」

イカ娘「たける!今は一大事なんでゲソよ!のん気に夕飯のことなんて言ってる場合じゃないでゲソ!
この事態を解決する方法を真面目に考えなきゃダメじゃなイカ!」

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:27:42.34 ID:mrUU+0130

狂気を感じる

57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:29:17.29 ID:6Y7O/YO90

たける「だからその解決方法だよ。姉ちゃん達はもうわかったよね」

栄子「バーベキュー…そうか!」

千鶴「お腹に入ってしまえば証拠は残らないものね」

イカ娘「おお!なるほどそういう事でゲソか!名案でゲソ!」

千鶴「じゃあさっそく下茹でしないとね。人間の肉は脂肪が多いから茹でてから焼くと極上の味になるのよ♪」

イカ娘「なんで千鶴はそんなことに詳しいのでゲソ?」

栄子「気にしたらダメだ」

58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:32:10.60 ID:V4cyfwuu0

マジキチ・・・

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:32:11.10 ID:HUcMsZgz0

ひぐらし思い出した

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757533357/2logelephant-22/ref=nosim/

62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:36:39.67 ID:6Y7O/YO90

閉店後の海の家れもん 

悟郎「みんなみんな!いいから聞けってばよ!俺昨日の夜考えたんだ!」

悟郎「人間の肉ってよぉ…もし食ったらうまいのか?それともまずいのか?」

早苗「やめてよそんな話!これから焼肉パーティーなのよ!」

千鶴「はぁい、それじゃあお肉焼くわよー」

じゅう~ じゅう~

悟郎「んま────い!!」

早苗「本当!すごくおいしい!こんなお肉初めて!いくらでも食べられちゃう!」

千鶴「たくさんあるから遠慮しないでどんどん食べてね」

悟郎「ん?お前達は全然食ってないじゃないか」

栄子「はは…」

イカ娘「実はさっきお菓子食べちゃったのでゲソ…」

悟郎「あはは。間抜けだなぁお前ら」もぐもぐ

63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:39:23.27 ID:DcBkrGWM0

おい

64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:41:58.60 ID:6Y7O/YO90

悟郎「ふぅ~満腹満腹♪」

早苗「お腹ぱんぱんだけどおいしかったぁ~♪」

千鶴「あら二人とも…もういいの?まだお肉半分くらい残ってるんだけど…」

悟郎「えっ…!いやもう流石にちょっと…すいません…」

早苗「私も…一生分くらいお肉食べた気がする…」

イカ娘(残らず食べてもらわなくちゃまずいでゲソ…)

イカ娘「早苗、私が焼いてあげるからもっと食べなイカ?」

早苗「い、イカちゃん…気持ちはうれしいけど…」

イカ娘「私の焼いたお肉…食べてくれないのでゲソ?」うるうる

早苗「きゅん///」

早苗「イカちゃんのお肉ならいくらでも食べられるわああああっ!」

イカ娘(ちょろいもんでゲソw)

65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:44:19.31 ID:EXJI+SJt0

どうしてこうなった

71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:46:49.04 ID:6Y7O/YO90

千鶴「悟郎さん、スープも作ってみたんだけど…どうかしら…」

悟郎「うっぷ…あ、いえさっきも言いましたがもう胃袋が限界で…」

千鶴「そう…無理言ってごめんなさい…悟郎さんのために作ったからどうしても食べてもらいたくて…」うるうる

悟郎「どきっ///千鶴さんが俺のために…これを食わねば男がすたる!」

千鶴「まぁ!嬉しいわ悟郎さん!」

たける「あのスープ、残った骨を細かく砕いて出汁をとったんだって」

栄子「2人とも罪な女だよ」

76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:53:08.08 ID:6Y7O/YO90

次の日

千鶴「というわけで少し目を離したすきにどこかに行ってしまって…」

山崎「そうだったの…ああ、気にしないでね。あの子の事だからそのうちひょっこり帰ってくると思うから」

千鶴「本当になんとお詫びしたらいいか…」

山崎「そんな風に謝られたらかえって申し訳ないわ。預かってもらえただけでもとても感謝しているのに。
あ、これつまらないものだけどおみやげ。みなさんで召し上がってね」

千鶴「まぁ!いいんですか♪」

イカ娘「やれやれ、どうにか事なきをえたでゲソ」

栄子「こんな事は今回かぎりにしてくれよ」

千鶴「みんなー 山崎さんから水羊羹いただいたわよー」

イカ娘「んーっ…甘くて冷たくておいしいでゲソ。肩の荷が下りたからいっそうおいしく感じるでゲソね」

栄子「まったく現金なもんだぜ。昨日はあんなに取り乱してたくせに」

イカ娘「うぅ…もう虐待はこりごりでゲソ…」

栄子「うちのいじめられキャラはお前で間に合ってるもんな」

イカ娘「私はいじめられキャラじゃないでゲソっ」ぷんぷん

79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 00:59:58.17 ID:6Y7O/YO90

がたがたがた

千鶴「あら何の音かしら」

たける「勝手口のほうからだね」

がちゃ

千鶴「あら」

イカ娘「どうかしたでゲソ?」

千鶴「なんでもないわ。野良犬がごみバケツをあさってたみたい」

早苗「えっほ えっほ」

早苗「昨日は食べ過ぎちゃったからジョギングでしっかり体重を落とさないとね」

早苗「あ、3バカトリオじゃない」

ハリス「ハリスです」

クラーク「クラークです」

マーティン「マーティンです。あなたはたしかイカ星人の友人デスネ?」

早苗「イカちゃんは宇宙人じゃないわ!」

82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 01:07:54.75 ID:6Y7O/YO90

ハリス「ちょうどいい。あなたにこれを差し上げマショウ」

早苗「なによこれ」

クラーク「宇宙人の細胞分析装置を作ろうとして偶然出来てしまった家庭用DNA解析装置デス」

ハリス「例えばそう…ちょっと失礼」ぷちっ

早苗「痛っ いきなり人の髪の毛を…」

マーティン「この髪の毛をセットすれば…」

早苗「わっ!画面に私が映ってる!」

ハリス「このように髪の毛や爪があればその持ち主がどんな人物なのか瞬時に調べることができるのデース」

早苗「ふぅん…なんか面白そうだしくれるっていうなら貰っておくわ」

84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 01:10:09.95 ID:6Y7O/YO90

早苗「ふぅ…疲れた…ただいま~」

アレックス「はっはっは」

早苗「あらアレックス何咥えてるの?なにかの骨?鳥かしら…?そうだ、さっき貰ったこれでさっそく…」

日誌 アレックス記 ○月○日

今日、とある海水浴場でひとりの赤さんが死んだ…

おしまい

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 01:23:12.55 ID:Ft40ddpO0

は?

88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 01:36:59.48 ID:Ceq89FtL0

これで終わりなわけないよな?

89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 01:41:32.83 ID:6Y7O/YO90

原作のノリを大事にして鬱展開を回避した結果がこれだよ
これ以上話が拡げられそうにないので栄子と清美の話書く

91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 01:58:33.94 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「ここ燃やさないと先に進めないんじゃなイカ?」ピコピコ

清美「かずおはかなり後ろだったよね…」

栄子「暑っ…ただいまぁ…ああ、清美ちゃん来てたんだ」

清美「あ、お邪魔してます。ごめんなさい勝手にお部屋にあがっちゃって」

栄子「いいよいいよ、そんな遠慮しないで」

イカ娘「清美が気を遣うから栄子は下に降りてて欲しいでゲソ!」

栄子「へいへい。清美ちゃんゆっくりしてっていいからね」

清美「は、はい…」

清美「はぁ…イカちゃんのお姉さんかっこいいよね///」

93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 02:04:16.69 ID:D+C7BurU0

イカちゃんかわいい

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 02:33:20.98 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「栄子が?あんなのただ言葉遣いが乱暴でがさつなだけじゃなイカ」

清美「そ、そんなことないよ…私一人っ子だからずっとお兄ちゃんに憧れてたんだけど
あんなにかっこいいならお姉ちゃんでもいいかなっ///」

イカ娘「そんなに栄子がお気に入りなら呼んでくるでゲソか?」

清美「ええ!?い、いいよ…恥ずかしいもんっ///」ぶんぶん

イカ娘「清美がなにをしたいのかよくわからんでゲソ…」

97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 02:34:07.39 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「うぅ…足がしびれたでゲソ…」

清美「ずっと座りっぱなしだったもんね。じゃあイカちゃん、私そろそろ帰るね」

イカ娘「そ、それなら玄関まで見送るでゲソ…」

清美「イカちゃん足痛いんでしょ?ここでいいよ、また遊ぼうね」

清美「~♪」とんとんとん←階段を下りる音

栄子「ああ、清美ちゃん。帰るところ?」

清美「あ、はい。遅くまでお邪魔してしまって…きゃあっ!」つるっ

栄子「おっと」がばっ

栄子「大丈夫…?」

清美「は…はいっ///ご ご ごめんなさ…ありがとうございますっ///」どきどき

101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 03:08:02.84 ID:6Y7O/YO90

長谷中学 放課後のバトミントン部

知美「部長~!いきましたよー!」

ぽーん

清美(栄子さん///)ぽわ~ん

ぺしっ

清美「あいたっ」

知美「もう、なにぼさっとしてるんですか!大会近いんですよ!」

清美「あ…うん…ごめん…」

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 03:08:47.88 ID:6Y7O/YO90

下校時間

知美「─まぁ部長はもうひとつ色気が足りないですよねぇwとくにこのあたりが」ふよん

清美「ひゃんっ!?こ、これからおっきくなるもんっ!」

由香「でもうちのクラスの男子も部長のファン多いみたいよ?みんな部長のこと可愛いって言ってるし」

清美「そ、そんなのきっと由香の聞き間違いだよぉ」

知美「え~?そんなこと言ってまんざらでもないんじゃないですか~?それとも年下はお気に召さない?」

清美「そ、そんなこと言ってるんじゃあ…」

103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 03:12:03.61 ID:6Y7O/YO90

ごめん夏休み期間中だから放課後じゃないよな

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 03:15:09.03 ID:qeb/zgxi0

>>103そういうのは名前欄にでも書いて本文は素知らぬ顔で書き続けろ

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 03:21:41.15 ID:rpo307ED0

きにすんな

107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 03:31:05.94 ID:6Y7O/YO90

栄子「あれ、清美ちゃんたち?」

清美「!?」

知美「あ、海の家のお姉さん!」

由香「てゆうかイカ先輩のお姉さんだね」

栄子「部活のかえり?」

知美「そうなんですよー。大会が近いからって貴重な青春時代の夏休みを
男っ気ゼロの部活に費やしてるんですよ!どう思われますお姉さん!」

栄子「たはは…まぁ私も似たようなもんだ」

108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 03:31:57.16 ID:6Y7O/YO90

知美「えーだってイカ先輩が言うには栄子さんは」

由香「聞いてたイメージと違って全然優しいよな」

栄子「あいつめ…私のいないところで好き放題言いやがって」

3人「きゃっきゃうふふ」

清美「///」

由香「どうしたんですか部長?さっきからもじもじして…」

知美「もしかしてトイレですか?」

清美「ちがっ…もん///栄子さんの前で変なこと言わないでよっ」ばしっばしっ

知美「痛っ!ちょwwwラケットはやばいですって!」 

110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 03:50:40.66 ID:6Y7O/YO90

知美「あ、じゃあ私たちこっちなんで」

由香「また海の家にも遊びに行くね!」

栄子「おう、気をつけてなー」

清美(栄子さんと二人で帰ることになってしまった…これはもしや下校デート…?)

栄子「……」すたすた

清美「……」てくてく

清美「あ、あのっ///」

栄子「ん?」

清美「あ…あぅ…あの…栄子さんも今かえりですか…?」

栄子「へっ? あ、ああ…そうだけど」

清美「私もっ///部活終わって帰るところなんですっ///」

栄子「いや、それはさっき聞いたけど…」

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 03:51:23.72 ID:6Y7O/YO90

清美「あぅ…あの…あのっ…イカちゃん、元気にしてますか!」

栄子「そりゃまぁ…仕事に文句垂れるくらいは元気あるみたいだけど…ていうか昨日も遊びに来てたよね」

清美「あうあう…あの…私…私…」

清美「ごめんなさい!私…変なことばっかり言ってますよね…」

栄子「ふふっ 本当にどうしたんだ、清美ちゃん?」←顔を覗き込む

清美「かあ~っ///」

清美「あ…ああっ…あのっ///わ、私このお店に用があるのでこれでっ!」

栄子「え…この店のこと…?」

『痔に利く漢方あります』

清美「★○◎◇℃¥〒※▲%△■」

清美「じゃなくて…あの…あの…」

栄子「?」

清美「さっ…さよならっ!」ぴゅーっ

栄子「清美ちゃん…?」

112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 04:00:03.52 ID:6Y7O/YO90

清美「ううっ…せっかく栄子さんとお話できるチャンスだったのに…絶対変な子だと思われた…」

清美「うっ…うえっ…ぐすっ…えぐっ…」

清美「あれ…私なに泣いてるんだろう…?」ぽろぽろ

清美「そっか…ケータイ小説とかの“胸が締め付けられる気持ち”ってこんな感じなんだ…」

清美「私…栄子さんのこと…本気で好きになっちゃったみたい…」ぽろぽろ

113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 04:09:35.59 ID:6Y7O/YO90

みーんみんみんみーん

イカ娘「きーよーみー あーつーいーでーゲーソー」

清美「……」

イカ娘「なんでこの暑いのにわざわざ公園で話しなきゃいけないでゲソ…相沢家か清美の家じゃダメなのでゲソ?」

清美「ちょっと…みんなには聞かれたくない話だから…」

イカ娘「ほほぅ。密談とは侵略者である私にふさわしいでゲソね」

清美「ふふ…真面目に聞いてよイカちゃん」

イカ娘「私はいつだって真面目でゲソ!」

清美「そうだね。私もイカちゃんなら真面目に答えてくれると思ったから相談にきたんだ…」

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 04:21:56.36 ID:6Y7O/YO90

清美「あのね…ほら、早苗さんいるじゃない…」

イカ娘「うげっ!なんであやつの話が出てくるのでゲソ」

清美「イカちゃんはその…早苗さのこと、っていうか…早苗さんみたいな人のことどう思う?」

イカ娘「どうって…あやつは私の天敵でゲソ!油断ならんやつだと思っているでゲソよ!」

清美「そうじゃなくってね…なんていうかその…女の子が好きな女の子って、イカちゃんはどう思ってるのかなぁって…」

イカ娘「どうって…なにがでゲソ?」

清美「だ、だから!その…気持ち悪い…とか…思わない?」

イカ娘「…別にそうは思わないえゲソ」

清美「えっ」

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 04:47:43.88 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「それは確かに早苗は気持ち悪いでゲソがそれはあくまで早苗が気持ち悪いのであって
同じ性別の相手を好きになるのがおかしいとは思わないでゲソよ。
現に清美だって私のことが好きだから友達で居てくれてるんじゃなイカ?」

清美「そ、そうじゃなくて!私が言いたいのは家族や友達への好きじゃなくて
もっとこう…恋人同士が使う…好きのことだよ///」

イカ娘「恋人…ああ、つがいのことでゲソか。それで友達を好きという気持ちとつがい同士の好きはどうちがうのでゲソ」

清美「そ、そんなの恋人同士はほら…ごにょごにょとかするでしょ///」

イカ娘「何をするでゲソ?もう少しはっきり喋ってくれなイカ?」

清美「とっ とにかく!普通女の人は男の人に魅かれるものなの!
女同士っていうのは普通じゃないの!アブノーマルなのよっ!」

イカ娘「お、落ちつくでゲソ清美!みんなが見てるでゲソよ!」

清美「///」

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 05:12:24.73 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「その…今の話は難しくてよくわからなかったでゲソが、察するに清美は女のことを好きになったのではなイカ?」

清美「!?」

イカ娘「それも友達を好きになる気持ちとはまた別の、特別な好きという気持ちで…
でも清美が言うにはそれは普通のことではないから私に意見を聞いているのでゲソね」

清美「ふふ…イカちゃんにはかなわないなぁ」

イカ娘「清美…だけど私には本当にわからないのでゲソ。海の同胞を想う気持ち、栄子達を想う気持ち、清美を想う気持ち…
誰かを大切に想う気持ちはみな同じでゲソ。これとは違う好きという気持ちなんて私は知らないのでゲソ」

清美「うん…そうだね。私もイカちゃんや早苗さんみたいに好きっていう気持ちに素直になれたらよかったのにな…」

清美「うっ…ううっ…」

イカ娘「清美…泣いているのでゲソ…?」

118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 05:30:55.06 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「あ…あわわ…な、泣き止むでゲソよ清美…」おたおた

イカ娘「そうでゲソ!缶ジュースでも飲まなイカ?私がおごっちゃうでゲソ!」

清美「ひっく…ありが…イカちゃん…」ぽろぽろ

清美「ふぅ」

イカ娘「…落ち着いたでゲソ?」

清美「うん、ごめんねイカちゃん。恥ずかしいところ見せちゃった。
なんかね、最近ちょっとしたことですぐ泣いちゃうんだ…」

イカ娘「私は清美の親友なんだから、そんな遠慮は必要ないでゲソよ」

清美「うん。ありがとうイカちゃん。そうだ耳かして?私の好きな人、親友のイカちゃんにだけ教えてあげるね」

清美「ぼそぼそ」

イカ娘「……」

イカ娘「でえええええっ!?栄子おおおお!?」

清美「しーっ!しーっ!」

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 06:01:48.27 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「清美が…栄子のことを…」

清美「うん…やっぱり嫌だよね?お姉さんのことそんな風に思われるのって…」

イカ娘「そんなことはないでゲソが…栄子のどこがよかったのでゲソ?」

清美「どこって…やだ!そんなの恥ずかしくて言えないよぉ///」

イカ娘「…よかったでゲソ」

清美「えっ」

イカ娘「いま清美、すごく幸せそうな顔してたでゲソ
今日はなんだかずっと落ち込んだ様子だったから安心したでゲソ」

清美「あ///あのねイカちゃん、誰か特別な人を好きになるとね
すっごく落ち込んだり、すっごく幸せだったり、心が落ち着かなくなるんだよ///」

イカ娘(なんだか…清美が遠くにいってしまうようでゲソ…)

123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 06:04:40.99 ID:6Y7O/YO90

清美「あのね、イカちゃん…今日は本当にありがとう…」

イカ娘「わ、私はなにもしていないでゲソよ」

清美「ううん。私イカちゃんに話聞いてもらってよかった。
イカちゃんから貰った勇気で、後悔しないようにやれるだけのことはやってみようと思うんだ」

イカ娘「それって栄子に気持ちを伝えるってことでゲソ?」

清美「うん///そうだよ///」

イカ娘「言いづらいなら私から栄子に伝えておくでゲソよ」

清美「それじゃあダメなんだよ。私の口から直接でないと…」

イカ娘「大丈夫でゲソよ…」

清美「えっ」

イカ娘「大丈夫でゲソ。栄子はいつも清美は礼儀正しいって褒めてるでゲソ。清美のこときっと大好きなはずでゲソよ」

清美「イカちゃ…」ぽろぽろ

イカ娘「ああ!もう泣いちゃダメじゃなイカ!」

清美「ありがとう…私いま…嘘でもいいから誰かに大丈夫って言ってもらいたかったの…
ずっと不安で…心が崩れていっちゃいそうだったから…」ぽろぽろ

イカ娘「清美…」

124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 06:22:19.86 ID:6Y7O/YO90

イカ娘(あれから一週間…清美とはあれ以来会っていないでゲソが…)

テレビ「なんでやねーん!」

栄子「あははwww」

イカ娘(なんの進展もないみたいでゲソね。もし清美が行動をおこしていればいくら栄子でもこうものん気に構えてはいられまい)

イカ娘(しかし…やはり栄子に清美の気持ちに応えてあげるよう私から頼んでみるべきでゲソか…)

イカ娘(それは親友として清美のために私がしてあげられる事じゃなイカ?)

イカ娘(だけど…なんだかそれはやっちゃいけない気がするでゲソ…
なんだかわからないけど清美をかえって悲しませることになる気がするでゲソ…)

126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 06:36:13.48 ID:6Y7O/YO90

千鶴「そういえば最近清美ちゃん遊びにこないわね」

イカ娘「……」

栄子「ああ、それなんだけどさ。なんか私あの子に告白されちゃってさ」

イカ娘「!?」

千鶴「あらあらまたなの?栄子ちゃんって昔から下級生の女の子にモテるわよね」

栄子「よしてくれよ姉貴。私はこれでも女なんだぞ?」

イカ娘(もう清美は気持ちを伝えていたでゲソ…?それならどうして…)

千鶴「それでどうなったの?」

栄子「いや、返事は今度聞かせてください、って言われて一方的に逃げられちゃってさ
なるべく傷つけないように断らないとなって思ってたんだ…」

千鶴「すみにおけないわねえ」

イカ娘(どうして…!)

栄子「あははは」

千鶴「うふふふ」

イカ娘「どうしてそんな風に笑っていられるのでゲソ!」

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 07:07:50.87 ID:6Y7O/YO90

栄子「い、イカ娘…?」

イカ娘「清美は…真剣だったでゲソ!栄子のこと好きになった自分はおかしいんじゃないかって…
真剣に悩んで…私の前で泣いたんでゲソ!それでも最後には勇気を振り絞って栄子に気持ちを伝えたのでゲソ!
それなのに…そんな清美のことをどうして笑えるんでゲソか!」

千鶴「あ、あのねイカ娘ちゃん…別に清美ちゃんを笑ったわけじゃないのよ?
ただこういうのはよくあることで…誰でもかかるはしかみたいなものなの。
実際栄子ちゃんなんて20回くらい女の子から告白受けてるのよ?
まぁ中学生のうちなんて自分の本当の気持ちさえわからないものだし、単なる憧れを恋心と勘違いしてしまったり──」

イカ娘「清美の気持ちは本物だったでゲソ!
栄子のために本当に悲しそうに泣いて、本当に幸せそうに笑ったのでゲソ!
清美の気持ちが本物かどうかなんて大人ぶって勝手に決めつけていいものじゃないのでゲソ!」

千鶴「イカ娘ちゃん…」

129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 07:08:23.01 ID:6Y7O/YO90

イカ娘「栄子!」

栄子「な…なんだよ…」

イカ娘「おぬし、清美のことをどう思っているのでゲソ?」

栄子「ど…どうって…」

イカ娘「なんとも思っていないなら…はっきりそう伝えるべきでゲソ!
それが勇気を振り絞ってお前に気持ちを伝えた清美に対する誠意というものじゃなイカ!」

栄子「だ、だけどさ…」

イカ娘「なるべく傷つけずに断る?清美をバカにするなでゲソ!
いイカ?もし調子のいいこと言ってこれ以上清美の心を弄ぶようなマネをしたらお前を絶対許しはしないでゲソ!!」

イカ娘「うっ…ううっ…」ぽろぽろ

千鶴「……」

栄子「…わかったよ。私が悪かった。清美ちゃんの想いに、私も誠意を持って応えるとしよう」

132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 07:29:34.82 ID:6Y7O/YO90

栄子「─── ─── ─── ──」

清美「─── ──── ─────」ぺこり

イカ娘「……」

清美「……」

イカ娘「清美…大丈夫でゲソ?」

清美「イカちゃん…ありがとう…フラれちゃったけど返事が聞けてよかった。少し心が軽くなったもん」

イカ娘「清美…」

清美「だけど…しばらくイカちゃんの家には遊びに行けそうにないかな…れもんにもしばらく顔出せないと思─」

イカ娘「清美。もうしゃべらなくていいでゲソ…」ぎゅ

清美「イカちゃ…うわあああああん!うわあああああああん!!」

133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 07:30:40.65 ID:6Y7O/YO90

ざばーん… ざばーん…

イカ娘「……」

栄子「…ほらよ、ジュースだ」

イカ娘「……」ぷしゅ ぐびぐび

イカ娘「……」

栄子「なんだよ…私のこと怒ってるのか?」

イカ娘「…別に、栄子が悪いわけじゃないでゲソ。選ぶ権利は栄子にしかないのもわかってるでゲソ。だけど…」

栄子「……」

イカ娘「だけど清美をふった栄子に腹が立ってしょうがないのでゲソ…」

栄子「そうか…」

イカ娘「それだけじゃないでゲソ。打ちひしがれた清美になんて言ってあげたらいいのかわからなかった自分にも腹がたつのでゲソ」

栄子「おまえも…少しは大人になってるってことだろ」

イカ娘(なんでゲソ…なんでこんなに胸の中がもどかしいのでゲソ…)

134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 07:31:47.91 ID:6Y7O/YO90

長い長い、本当に長かった夏休みが 明けて9月

海の家れもん

栄子「いらしゃいまs…あ…」

清美「……」

清美「オレンジジュース、ください」

栄子「…かしこまりました」

おしまい

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