タラヲ「サンタさんへ,クリスマスプレゼントは唯ちゃんがいいです」

12 8月, 2011 (00:04) | けいおん!, サザエさん, 妖怪人間ベム | By: SS野郎

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 16:50:10.73 ID:qIl6VQWH0
サザエ「あらあら,タラちゃんったらもう」

マスオ「ふふ,寝言に出すくらい欲しいみたいだね,サザエ」

サザエ「ええ。でもユイチャンってなんなのかしら?」

マスオ「そうだね」

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6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 16:52:38.83 ID:qIl6VQWH0
~次の日~

律「やめろ! 唯を放せ!!」

ノリスケ「うるさい!」バキッ

律「ぐっ!」

澪「り,律! あ……」

唯「りっちゃーん!」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 16:55:07.23 ID:qIl6VQWH0
ノリスケ「大人しく来るんだ」

唯「いやー! やだー! 放してー! う~!」

梓「け,警察……警察呼ばなきゃ……きゃ!」

マスオ「ダメじゃないか君,そんなことされちゃ困るじゃないか~」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:01:36.15 ID:qIl6VQWH0
梓「か,返してください! 私のケータイ返して!」

マスオ「うるさい!」ゲシッ

梓「うぅ……」

マスオ「まったく,今晩までに唯ちゃんを連れてかなきゃいけないっていうのに」

ノリスケ「本当に鬱陶しい子達ですねマスオさん」

澪(こ,怖い)

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:02:41.85 ID:JST8dbIh0
ぶっ殺すぞノリスケ

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:04:12.86 ID:qIl6VQWH0
タイ子「でもきっとタラちゃんも喜んでくれると思いますよ」

ノリスケ「そりゃもぅ。なんたってサンタさんからのプレゼントですからね」

マスオ「て,照れるじゃないか~」グリグリ フミフミ

梓(い,痛い!!)

澪「ひ……」
澪(あ,梓の頭がつぶされる……!?)

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:07:24.63 ID:qIl6VQWH0
ノリスケ「それじゃあ,そろそろ帰りましょうか」

唯「ん~~!」(ガムテープ口に貼られた)

マスオ「そうだね」

律「お,お前ら……」
律(待て!)

タイ子「ちょっとノリスケさん,マスオさん,待って!」

マスオ「えぇ”?」

澪(!?)

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:09:58.16 ID:qIl6VQWH0
タイ子「この子達をこのまま放っておいたらどうなるかわからないわ」

ノリスケ「それもそうだね」

マスオ「さすがタイ子さん。鋭いですねぇ」

タイ子「唯ちゃんだけじゃなくてみんな連れて行きましょう」

ノリスケ「どうします? マスオさん」

マスオ「そうしようか,ノリスケ君」

澪(に,逃げよう! 私だけでも逃げ切れば後から大人の人を連れてきて……)

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:12:52.79 ID:qIl6VQWH0
澪「う,うわあああああ!!」

タイ子「あら!? あの子逃げるわ!」

マスオ「く,くそぅ。そうはいかないぞぅ!」ダダダ

律「こいつめぇ!」バキッ

マスオ「ええ”"!? な,何をするんだい!? 君は!」

律「逃げろ! 澪!」(マスオを羽交い絞め)

澪「あああああ!!」ダダダ

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:16:49.10 ID:qIl6VQWH0
ノリスケ「このデコスケめ!」ガシッ

律「く!」

マスオ「ああ! もう澪ちゃんがあんな遠くに! なんてことをしてくれたんだ君は!」バキッ

律「うごふっ! う……オエェーーーッ!!」ゲロゲロ

タイ子「まぁ,なんて下品な子なのかしら」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:19:10.03 ID:Qm0SBQQG0
ちょwwwこれは期待wwwwwwwwwwwwww

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:20:06.52 ID:qIl6VQWH0
ノリスケ「もうあの髪の長い子は諦めて今いる子だけ連れてきましょう」

マスオ「そ,そうだね……」グィ

律「い,痛ぁぁ!!」 ブチブチ(髪)

梓(うぅ……い,今なら逃げれるかも)

タイ子「ノリスケさん,梓ちゃんを忘れてらしてよ」

ノリスケ「あ,そうだったね」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:22:30.37 ID:qIl6VQWH0
梓「ひ! い,いやあああ!!」

ノリスケ「おっとっと」グイィ(ツインテール掴む)

梓「ひゃう!」ドテッ

マスオ「おいおい中野君,そんな髪で逃げられると思っていたのかぃ?」

梓「い,嫌……誰にも言いませんから……お,お願いしま……」

ノリスケ「はは,こいつはおめでたいや」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:25:49.26 ID:qIl6VQWH0
タイ子「まずはウチに連れて行きましょう」
タイ子「いきなりマスオさんの家に連れてったらタラちゃんにもわかってしまうわ」

三人は唯,律,梓をトランクに押し込めてマンションへと走った。

ノリスケ「よし,到着だ」

マスオ「早く部屋に連れて行きましょう」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:28:12.38 ID:qIl6VQWH0
~波野家~
イクラ「バーブーー!!」

ノリスケ「ただいま~イクラ~」

マスオ「お,イクラちゃん。お邪魔しま~す」

イクラ「ハーイ」

タイ子「早く歩きなさい!」パンッ!

唯「う~~」シクシク
律「……」
梓「えぐっ……ぐすっ」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:30:13.29 ID:FGHmSkTp0
タイ子wwww

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:31:26.53 ID:qIl6VQWH0
イクラ「ハ~イ?」

唯(こども?)

律(この子もこいつらに攫われたのか……くそ!)

イクラ「バーブー!!」グイグイ

梓「ん! んーーっ!!」

ノリスケ「あ! こらイクラ!」

タイ子「ダメよイクラ! 汚いから触っちゃいけません!」ペシッ!

イクラ「バ~ブ~……」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:32:17.06 ID:+iyfFtKa0
すげェコラボだなwww

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:35:18.13 ID:qIl6VQWH0
マスオ「まぁまぁいいじゃないですか。小さな子はこれくらい元気な方がいいですよ」

タイ子「やだごめんなさい,お見苦しい所を」

マスオ「そんな,サザエに比べたら……あ」
マスオ「ノ,ノリスケ君! いまのはサザエには内緒だよ~」

ノリスケ「はは,じゃあ今度二人で飲みにいきましょうか。マスオさんのおごりで」

マスオ「ノ,ノリスケくぅ~ん///」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:38:05.42 ID:qIl6VQWH0
タイ子「さぁ,時間も無いことですしそろそろ準備にとりかかりましょう」

マスオ「あ,そうですねタイ子さん」

ノリスケ「いけない,いけない。今晩までに仕上げなきゃいけないんだった」

律(ドアが開いたままだ……今なら!)
律「うごーーー!」(ガムテープ口に貼られてる)ダダダ

マスオ「あ!」

ノリスケ「しまった!」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:40:26.44 ID:qIl6VQWH0
タイ子「なんてことなの!」

ノリスケ「くっそ~~!!」バキッ

唯「!!」
唯(痛いよぉ!)

マスオ「あ! 何してるんだいノリスケ君!」
マスオ「唯ちゃんには傷をつけちゃだめだって言ったじゃないかぁ!!」

ノリスケ「あ!! す,すみませんマスオさん」

マスオ「せっかくここまで無傷で連れてきたのに,これじゃ水の泡じゃないか!!」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:42:29.84 ID:qIl6VQWH0
ノリスケ「ひっ……」

マスオ「せっかくのタラちゃんへのプレゼントを……」

タイ子「マ,マスオさん落ち着いてください」

マスオ「えぇ””---い!!」バキッ

梓「うぐえぇえ!!」ドタッ ゴロゴロ

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:43:56.38 ID:we9lcZzy0
マスオふざけんなよお前

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:45:04.02 ID:qIl6VQWH0
ノリスケ「マ,マスオさん?」

マスオ「この子は好きにしていいから,もう唯ちゃんには手をださないでおくれよ」

ノリスケ「……はい」

マスオ「それじゃあタイ子さんはラッピングを手伝ってください」

唯(ラ,ラッピング? 私,どうなっちゃうの……?)

タイ子「は,はい。今リボンと袋を用意しますね」アセアセ

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:47:19.70 ID:qIl6VQWH0
~磯野家~

タラヲ「た~ま~,今日はクリスマスですよ~」

たま「にゃ~ん」

タラヲ「僕はいつもいい子にしてたから,サンタさんが僕にプレゼントをくれるんですよ~」

たま「にゃ~」

サザエ(ふふふ,タラちゃんったら)
サザエ(……マスオさん,うまく調達できたのかしら? ユイチャンって玩具)

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:50:43.77 ID:qIl6VQWH0
~道路~

律「んぐ~~!」ダダダ

律(はやく……早く警察に行かなきゃ……)ダダダ

律「はぁ……はぁ……」ダダダ

花沢「あら? ちょっと磯野君! 見てよあれ~!」ゲラゲラ

カツオ「んん? な,なんだアレ! ははははは!」ゲラゲラ

律「はぁ……はぁ……」ダダダ

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:52:11.57 ID:+iyfFtKa0
花沢www

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:52:27.59 ID:qIl6VQWH0
ノリスケ「待てーー!!」

花沢「あら,誰か来るわよ」

ノリスケ「あ,カツオ君!」

カツオ「ノリスケさん? そんなに急いで一体……」

ノリスケ「ちょっとバット借りるよ!」

カツオ「え……」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:55:07.29 ID:qIl6VQWH0
ノリスケ「くおらああああ!!」カッキーン!
 ノリスケはカツオのバットを律の頭に叩き付けた

律「くふっ!」

花沢「ぎゃ,ぎゃああああ!」

カツオ「d,ええええ!!!?」

律(あ……意識が……)バタッ

ノリスケ「ふぅ……手間取らせてくれるなあ,まったく」
ノリスケ「あ,カツオ君。バットありがとね」

カツオ「あわわわわわ」

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:58:38.24 ID:qIl6VQWH0
~桜が丘女子高等学校~

澪(そわそわ)

紬「あの,澪ちゃん?」

澪「え! あ……あ」

紬「具合でも悪いの? 朝から調子が悪いように見えたんだけど」

澪「い,いや,,その」

澪(どうしよう……結局そのまま学校に来ちゃったよぅ)

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:00:00.27 ID:2DD5ss1n0
澪がクズw

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:00:04.60 ID:Z3Y/B6Mh0
澪の屑っぷりが証明されたな

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:01:49.42 ID:qIl6VQWH0
 澪は報復を恐れてマスオ達のことを警察に通報しなかったのだ
 そしてそのまま,いけしゃあしゃあと授業を受けていたのだ

澪「なんでもない。なんでもないよ」

紬「それならいいんだけど……」
紬「ところで澪ちゃん,唯ちゃん達のことなんだけど」

澪「え!? し,知らない! 私知らないから!」

紬「……? 唯ちゃん達,みんなお休みみたいだけど,今日の部活はどうしよかなって聞こうと思ったんだけど」

澪「あ……」

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:04:05.85 ID:qIl6VQWH0
(今は放課後)

紬「お菓子も五人分用意してきたんだけど。明日になったら痛んじゃうと思うし」

澪「……」
澪「二人で全部食べてから帰ろう」

紬「じゃあ,そうしましょうか」

澪「そ,そうだな……ははは」

紬(?)

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:08:50.66 ID:qIl6VQWH0
~道路,帰宅道~

憂(お姉ちゃんどうしたんだろう……)
憂(今朝は確か待ち合わせがあるって言って早めに学校に行ってたはずなのに)

憂(それに梓ちゃんも)
憂(確か,お姉ちゃん,けいおん部のみんなで待ち合わせしてるって言ってたのに……)

憂()トテトテ
憂「!!」ダダダ

憂「こ,これはお姉ちゃんのマフラー……」

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:11:32.23 ID:qIl6VQWH0
~夕方~

マスオ「ただいま~」

サザエ「あ,マスオさんおかえりなさい」

フネ「おかえりなさいマスオさん。今日はやけに早いんですねぇ」

マスオ「いや~,タラちゃんへのプレゼントが中々手に入らなかったものですから,今日は有給をとって探しに行ってたんですよ」

サザエ「え? そんなの聞いてないわよ」

マスオ「まあまあ」ドサッ

フネ「何ですかそのカバンは」

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:15:17.62 ID:qIl6VQWH0
マスオ「あ,これですか。タラちゃんへのプレゼントですよ」

サザエ「それがユイチャン?」

マスオ「そうだよサザエ,見つけるのに苦労したんだよ~」

サザエ「ふ~ん」

フネ「あらあら」

マスオ「タラちゃんはどうしてるんだい?」

サザエ「公園で遊んでるわよ」

マスオ「よし,じゃあサザエ,これを運ぶのを手伝ってくれるかな」

サザエ「わかったわ」トテトテ

マスオ「よいしょ」
サザエ「うんしょ」

サザエ(うわ~,重いわね~。乗り物の玩具かなにかなのかしら)

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:17:13.11 ID:ZwCJpa7HO
サザエまともなのかよwwwwwwwww

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:21:35.86 ID:qIl6VQWH0
~道路~
憂「くんくん」
憂「こっちね」テクテク

憂「あ!」ダダダ

憂「この血……律さんのかも」

憂「じゃあお姉ちゃんもきっとこの近くにいるはずだわ」キッ

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:25:10.60 ID:qIl6VQWH0
~校門~

澪「そ,それじゃあな! ムギ」

紬「うん……じゃあね,澪ちゃん」

 澪は紬とケーキを食べた後で帰宅の途についた

澪(は,はは……朝からとくにこれといったことはなかったんだ)
澪(きっとあれは夢。あれはきっと……)

 澪はそう心の中で呟きながら,自分に暗示をかけた

澪(帰ろう帰ろう。明日になったらきっと律も唯も普通に登校してくるだろ。はは)

澪(はは,は……はぁ……)

150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:30:11.17 ID:qIl6VQWH0
~公園~

タラヲ「ふふふ~ん♪ ふふ~ん♪」キコキコ
タラヲ「ジングルベール♪ ジングルベール♪」キコキコ
タラヲ「サンタさん~♪」キコキコ

 公園で砂遊びを終えたタラヲが鼻歌まじりに家へと帰ろうといしていた

タラヲ「♪」キコキコ
タラヲ(サンタsなん,唯ちゃんくれるですかね?)

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:32:47.67 ID:qIl6VQWH0
???「ねえ君,歌がうまいんだねぇ」

タラヲ「え? そうですか?」

???「ああ,うまいもんだよ。オイラにもその歌教えてくれないかい?」

タラヲ「知らない人とは話しちゃいけないって,ママが言ってたです~」

???「オイラ怪しいもんじゃないよ。ベロってんだ」

タラヲ「ベロお兄ちゃんですか」

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:36:26.67 ID:qIl6VQWH0
~道路~

ベロ「へぇ,それじゃあ今日はサンタさんが君にプレゼントをくれるんだ」

タラヲ「そうで~す。僕はいい子だからプレゼントをもらえるんですよ」キコキコ

ベロ「いいな~,オイラもそのサンタさんって人からプレゼント貰いたいな~」

タラヲ「ダメです~」

ベロ「えぇ? どうしてだい?」

タラヲ「プレゼントをもらえるのはかわいいいい子だけなんですよ」キコキコ

ベロ「冗談はやめてくれよ~」

タラヲ「一味です」キコキコ

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:40:08.51 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「ぼくのお家はここです」

ベロ「え,もうついちゃったのかい」

タラヲ「ベロお兄ちゃんも来るですか? 今日はクリスマスだからきっとごちそうです~」キコキコ

ベロ「う~ん,それじゃオイラも自分のうちに帰るよ」

タラヲ「そうですか」キコキコ
タラヲ「あ……ところで」

タラヲ「あれ,ベロお兄ちゃんどこ行ったですか?」

サザエ「あら,タラちゃんじゃない。外は寒いから早くお家の中にいらっしゃい」

タラヲ「は~いです」

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:42:49.28 ID:qIl6VQWH0
~澪家~

澪「ただいま~」

澪母「おかえりなさい澪ちゃん」

澪「うん」

澪母「ねぇ澪ちゃん,今日はクリスマスでしょ。だからごちそうを作ったの」

澪「え,ほんとに? ママ」

澪母「ええ。ちょっと奮発して高いお肉を買ったから,すぐに着替えてらっしゃい」

澪「は~い」トテトテ

澪母「……」

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:46:37.54 ID:qIl6VQWH0
 澪は私服に着替えると,すぐにリビングに向かった

澪「ねぇママ,パパがまだ帰ってきてないけど,先に食べちゃうの?」

澪母「ええ」

澪「え?」

澪母「どうしたの?」

澪「いや……」

澪母「なに? ママ,澪ちゃんに隠しごとされたら悲しいなぁ」

澪「うん。その……いつもクリスマスはみんなでご飯食べるのに,今日はどうしたのかな~って。あはは」

澪母「あらあら,澪ちゃんったら」

澪「へへ,そうだよね。やっぱりパパは帰ってくるのが遅いし……」

澪母「」ベキベキ

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:49:35.32 ID:qIl6VQWH0
澪「マ,ママ……?」

澪母「あら,どうしたの澪ちゃん」ムシャムシャ
澪母「お肉おいしいわよ。冷めないうちに澪ちゃんも食べなさい」

澪「え……うん。それじゃ,フォークを……」

ノリスケ「手でがっつくのがいいんじゃないか。澪ちゃん」

澪(!!?)

 澪が振り向くとそこにはノリスケが立っていた

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:52:22.60 ID:qIl6VQWH0
澪「あ,あ,ああ,朝の……」

澪母「どうしたの,澪ちゃん」

ノリスケ「ふふふ」

澪「朝の……変態! ゆ,誘拐犯!!?」

梓「むぅ……うぅ……」グスッ

澪母「もう,澪ちゃんったら」

澪「ひ!? え……あぅ? な,何!? うぅ」

澪母「私の主人の悪口をあまり言わないでほしいわ」ベリッ
タイ子「」

177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:54:59.81 ID:+iyfFtKa0
超展開キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:55:48.04 ID:qIl6VQWH0
澪「あ!! あああああああ!!」

タイ子「静かになさい! 近所迷惑でしょ!」ピシッ

澪「きゃ!」バタッ

ノリスケ「一時はどうなるかと思ったけど,ちゃ~んと君の家を見つけられたよ」

澪「うぅ……ごめんなさい」

タイ子「? どうしてあなたが謝るの?」

 土下座する澪

澪「ごめんなざい……許してぐださい……お願いします。な,なんでもしますから」

梓(澪先輩……)

//ちょっと夕飯

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:13:26.08 ID:qIl6VQWH0
ノリスケ「ほんとになんでもするのかぃ?」

澪「はい! な,なんでも致します!!」

タイ子「いい心掛けね,ノリスケさん。 私,こういう素直な子は好きよ」

澪(た,助かる!?)

ノリスケ「そうか~,タイ子がそこまで言うんなら僕も助けてあげたくなってくるね」

澪「あ,ありがとうございます!」

ノリスケ「じゃあ梓ちゃんを……ね」

タイ子「うふふふふ」

澪梓「え……」

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:16:11.46 ID:qIl6VQWH0
タイ子「はい澪ちゃん,これを使うといいわ」スッ

澪「ひぇ……こ,これ」

ノリスケ「お父さんが日曜大工に使ってるノコギリだよ」(お父さん=波平の呼び方)

梓「み,澪先輩! やめて! やだ! わたし!! 澪先輩!」

タイ子「ほら,柄の部分をしっかり握って」

澪「あ……あ……」ニギ

191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:19:15.00 ID:qIl6VQWH0
澪「あ,あずさ……ご,ごめ……ごめ」フルフル

梓「やーー!! いやーーー!! あああ!! こ,来ないで! あーーー!」ジタバタ

ノリスケ「く,こいつめ!」バキッ

梓「ぐぅ!」ドサッ

タイ子「大人しくなさい!」フミツケ

梓「うううううう」シクシク ポロポロ
梓「じ,死にたくない~! 死にたくないよ”ぉ~!」

ノリスケ「さ,早く,澪ちゃん」ニコニコ

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:21:12.94 ID:qIl6VQWH0
~玄関~

ガチャ

澪母「ただいま~」

~リビング~

ノリスケ「!?」

澪母「澪ちゃん帰ってるの……え?」

澪「お,おお,お母さん……」ウルウル

タイ子「まぁ,いやだわ」

澪母「きゃ,きゃあああああああ!!」

197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:25:12.83 ID:qIl6VQWH0
澪母「だ,誰ですか!? あなた達は!?」アタフタ

ノリスケ「まさかここでお母さんに帰ってこられるなんてなぁ」シュビン

タイ子「爪が甘かったわね」シュゴゥ

澪「き,消えた……?」ガクブル

梓(た,助かった……?)

澪母「け,警察……警察を……」

梓(でもまだ澪先輩がいる……よし!)
梓「う,うわああああ!!」ムクッ

澪「え!?」

梓「こ,この!!」ゲシッ

澪「うげぇ!」

澪「」

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:27:56.24 ID:qIl6VQWH0
~夜道~

梓「はっ,はっ」トットコ トットコ
梓(早く,早く安全なところに……)

ノリスケ「おっと,さすがに全員逃がすわけにはいかないなぁ」シュビン

梓「きゃ!」

タイ子「お痛はだめよ」シュゴゥ

梓(か,囲まれた…!?)

 一本道の両サイドを波野夫妻に囲まれる形になった

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:31:22.14 ID:qIl6VQWH0
~磯野家~

サザエ「今日はタラちゃんの好きなハンバーグよ~」

タラヲ「わ~いです~,ハンバーグおーいしーで~す」モグモグ

ワカメ「うふふ,タラちゃんったら」

カツオ「もぐもぐ」

マスオ「あれ,そうしたんだぃカツオ君? 今日は静かだねぇ」

波平「そういえばそうじゃな。どうしたカツオ」

フネ「お前もハンバーグは好きだっただろう」

カツオ「別に,なんでもないよ……」ムグムグ

サザエ「変なカツオ」

208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:35:04.98 ID:qIl6VQWH0
//タラヲ「エロは,ぼくへのクリスマスプレゼントなんです~。一味です~」

カツオ(そりゃ変にもなるさ。まさかノリスケさんのあんな姿を見ちゃったんだから……)

フネ「おや,タラちゃん」
フネ「なんだか急いで食べてるみたいだねぇ」

タラヲ「そうで~す」
タラヲ「今日は早く寝て,サンタさんからプレゼントをもらうんで~す」

波平「そうかそうか,タラちゃんはプレゼントが楽しみなんだね」

タラヲ「はーいです~」

一家「ははははははは」

カツオ(……)

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:38:41.67 ID:qIl6VQWH0
~深夜~

タラヲ「」スヤスヤ

サザエ(よしよし,タラちゃんは寝たみたいね)

マスオ「」ぐ~

サザエ(まったく……タラちゃんを寝かしつけるつもりが一緒に寝ちゃうなんて)
サザエ(マスオさん,タラちゃんにプレゼントあげるの楽しみにしてたけど,今起こしたらタラちゃんも一緒に起きちゃうわね)

 (マスオとタラヲは一緒に寝ている)

サザエ(よし,それじゃ,あたしがサンタさんになるとしますか)

 サザエは物置に置いてあるカバンを取りに向かった

211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:41:05.12 ID:qIl6VQWH0
~物置~

サザエ「うんしょ,こらしょ……はぁ,ほんっとに重いわねぇこの玩具」ゼェゼェ
サザエ「あ!」ドサッ

 サザエはカバンを落としてしまった

唯「んぐぅ!」モガモガ

サザエ「ひぇ! な,なんなの!?」

唯(う~,い,今私どうなってるの!?)モゾモゾ

 眠らされていた唯がその拍子に目を覚ました

サザエ「ひ,ひえ~~! カ,カバンが動いてる!」

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:44:13.29 ID:qIl6VQWH0
サザエ「い,一体何が入ってるのかしら……」

唯(だ,誰か外にいるよ~)

サザエ「あ,開けてみましょうかしら……」ゾクゾク

唯(怖いよ~! 憂~~~!)

サザエ「ゴクリ」

 ギチギチ ジーーーーッ

 サザエはカバンのファスナーを開いた。
 すると,そこには赤と緑のリボンで手足を結ばれた,
 半裸のサンタ姿の少女が入っていた

唯「う~~~う~~~」

サザエ「ひ,ひぃぃいいいいい!! なんなのよこれーー!!」ガタリ

216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:48:39.58 ID:qIl6VQWH0
サザエ「だ,大丈夫!?」

 サザエは唯の猿轡を外した

唯「ぷはぁ!」

サザエ「あ,あなた……一体どうしてこんなところに!?」

唯「え,えと……」
唯(この人は悪い人じゃないのかなぁ……?)

サザエ「と,とにかく縄(リボン)を外してあげるわ」シュルシュル

唯「あ……」
唯(ありがとうございます)

サザエ「可哀想に……ほんとうになんでこんな……」

唯「ぐすっ……」

サザエ「寒いでしょう,家に上がりなさい」

唯「はい」ウルリ

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:54:31.91 ID:qIl6VQWH0
~寝室~

タラヲ「」くんくん
タラヲ(これは唯ちゃんの匂いです)

タラヲ(うちに唯ちゃんが来てるです)ムクリ

マスオ「う,う~ん。あれ,タラちゃん,起きちゃったのかい?」

タラヲ「唯ちゃん見てくるで~す」

マスオ「え”!? あ!」
マスオ(そうか,僕はこのまま寝てたからきっとサザエが……)

タラヲ「ふんふんふふ~ん♪」トコトコ

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:57:43.91 ID:qIl6VQWH0
~風呂場~

唯「あの……ありがとうございました」

サザエ「気にしなくていいわ」

 体を酷く冷やしていた唯は,サザエに風呂に入れてもらっていた

サザエ「でもあなた,どうしてあんなところに?」
サザエ「あれにはタラちゃんにあげる玩具が入ってるはずなのに」

唯「お……玩具?」

サザエ「そう,ユイチャンっていう」

唯「……わ,私,ゆいっていうんです」

サザエ「ええ!?」ドキ!
サザエ(ま,まさかマスオさん,ユイチャンって……)

232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:00:46.63 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「あ~ママ~唯ちゃんです~」

サザエ「タ,タラちゃん!?」

唯「お,男の子?」

マスオ「ああ,サザエ~ここにいたのか~」

唯「い!! いや!!」ガクブル

サザエ「ゆ,唯ちゃん!?」

唯「そ,その人です! 私をカバンに押し込めたの……!!」

サザエ「え!? う,嘘!?」
サザエ(やっぱり,マスオさんなの…!?)

マスオ「ん,どうしたんだいみんなそんな顔して?」

235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:04:51.24 ID:qIl6VQWH0
サザエ「唯ちゃん逃げて!」ガシッ

マスオ「ちょ,ちょっとサザエ! どうしたんだい!」

サザエ「は,はやく~」

 サザエがマスオを突き倒した

唯「は,はい!」ダダダ

 唯は裸のまま磯野家を飛び出した
 冬の寒風が柔らかい肌に滲みた

唯(うぅ~!)

240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:06:58.74 ID:qIl6VQWH0
~風呂場~

マスオ「は,はなしてくれよ~サザエ~」

サザエ「信じられない! マスオさん! あなたって,あなたって人は!!」ウルウル

マスオ「おいおい,ほんとうに何が……」

タラヲ「え~いです!」プスリ

サザエ「かっ……!」ガクリ

マスオ「サザエ? おい,サザエ~」ユサユサ

サザエ「う,う~ん」

243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:09:02.05 ID:qIl6VQWH0
サザエ「あら……あたしったらこんなところで一体……」

マスオ「それはこっちの台詞だよ~」

サザエ「う~ん?」

タラヲ「そんなことよりもママ~,パパ~,早く唯ちゃんを追っかけないと逃げられちゃうです~」

サザエ「あら! それもそうね」

マスオ「そうだよ~,まったくおかしなサザエだな~」

タラヲ「みんなで追いかけるです~!」キコキコ

248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:12:06.23 ID:BJ+3/PgD0
タラヲめ…

250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:14:13.50 ID:qIl6VQWH0
~夜道~
憂「この感じ……お姉ちゃんが近くにいる!?」ピキーン

唯「う~~」ダダダ

憂「あの影は……」ダダダ
憂「おね~ちゃ~~~ん!!」ダダダ

唯「あ!! あ……」ウルウル
唯「う~~~い~~~~!!!」

憂「は,裸!? お姉ちゃん!?」

唯「ええ~~~ん! 憂~~! え~ん」

憂「私のコート着て。うう,こんなこと……」
憂「さ,警察に行こう,お姉ちゃん」

唯「うん」エグッ

253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:18:28.08 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「そうはいかないです~」キコキコ
タラヲ「くらうです~」ピュッ

 タラヲが痺れ吹き矢を放った

憂「お姉ちゃん危ない!」ドンッ
唯「え!?」

憂「く!」グサッ

マスオ「え”~~! タラちゃんの吹き矢をカバンで防いだっていうのかぃ!?」

サザエ「なんて子なのかしら」

タラヲ「一味です」

256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:21:37.94 ID:qIl6VQWH0
憂「あなた達ですね……お姉ちゃんをこんな酷い目に合わせたのは」ムカムカ

サザエ「あら,なんのことかしら」

唯(サザエさん? 様子がおかしい)

マスオ「僕達が何をしたっていうんだい? 平沢君」

憂「な……私達の名前まで」
憂(ストーカーか変質者ね……許せない)

タラヲ「パパ,早くあんなの片付けるです~」

261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:24:47.84 ID:qIl6VQWH0
マスオ「うんタラちゃん。よ~し,それじゃあ張り切っていくよ~」
マスオ「え”え”~~~い!!」

憂(飛び掛り!? それなら……)
憂「がちゃーーーん!!」

 飛び掛ってくるマスオの爪をかわすと
 憂はマスオの喉笛にクロスチョップを叩き込んだ

マスオ「びゃあ”あ”あ”あ”ぅまひぃぃいいい!!」

 マスオは悲鳴を上げると,コンクリートの上に背中から落ちた

サザエ「マスオさん!?」

264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:25:36.97 ID:1cxY31os0
さすが憂選手wwww

268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:27:19.02 ID:qIl6VQWH0
マスオ「くぅ~,中々やるな~平沢君は」ムクッ

憂「嘘……」
憂(首の骨が折れてるはずなのに……)

タラヲ「唯ちゃん,つーかまえた~です~」

唯「や! はなして!」

 タラヲが唯の頭の上に乗り,髪を滅茶苦茶に引っ張っていた

憂「この,お姉ちゃんに何を……う!」

サザエ「大人しくしていなさい!」ガシッ

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:29:52.35 ID:qIl6VQWH0
サザエ「ねぇマスオさん,見て!」グイ

マスオ「え……あれ!?」
マスオ「どうしてそっちにも唯ちゃんがいるんだぃ!?」

タラヲ「ほんとです~唯ちゃんが二人いるです~」

憂「く,放せ!」ブンブン

サザエ「この子,髪を下ろしたら唯ちゃんそっくりじゃないの!」

タラヲ「二味です」

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:31:38.57 ID:qIl6VQWH0
サザエ「ほら,こうして服をはがせば……」

憂「くぅぅ!」

サザエ「唯ちゃんと見分けがつかないわ!」

唯「憂~~~!」

タラヲ「か~わい~です~」ニヤニヤ

憂(お,お姉ちゃんだけでも……)

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:35:37.13 ID:qIl6VQWH0
憂(あの子を倒せば……)
憂「う,うわあああああ!!」ガバッ

サザエ「きゃ!」

憂「し,しねーーー!!」ダキッ ガバッ

タラヲ「うわーん! 憂ちゃんに抱きつかれたですー」

憂「折ってやる! このまま首を……」

マスオ「タ,タラちゃん!?」

 憂の渾身の締めがタラヲの首を捻る
 強靭な太ももがタラヲを窒息させる

憂「くおおおおおお!」

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:38:57.53 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「ガブリです~」

憂「痛!」
憂(でも,これくらい……)

サザエ「ど,どうしましょう,マスオさん」

マスオ「き,決まってるじゃないか! タラちゃんを助けるんだ!」バキッ

憂(ぐ……)

マスオ「こいつめ! タラちゃんを放すんだ!!」ドカッ

 憂はマスオとサザエにタコ殴りにされながらもタラヲを締め続けた

289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:42:00.03 ID:qIl6VQWH0
憂(おね……ちゃん)

マスオ「びゃああああ!」

 マスオは両手で憂の髪を掴むと,激しく頭を揺さぶった
 そしてサザエは憂の胸や腹の肉を,削ぐように爪で毟り取った

唯「う,憂ーーー!!!」

憂「に,逃げてー!! おねーちゃーん!!」

マスオ「うまひぃいいいい!!」

291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:45:34.32 ID:qIl6VQWH0
~墓場~

ベム「おい,どうしたベロ」

ベロ「え? なんだいベム」

ベム「お前から死の匂いがするぞ」

ベロ「な,なんだてぇ! オ,オイラ死ぬのかい!」

ベラ「いや,違うね。これはベロのじゃない」

ベム「お前,ここへ来る途中で誰かに会ったな?」

ベロ「う,うん。たしかタラちゃんって子に……」

295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:48:37.18 ID:qIl6VQWH0
~公園~

タラヲ「えい! です」ピュッ

憂「あぐっ」グサッ

サザエ「すごいわタラちゃん!」

マスオ「真ん中に一突きだよ! タラちゃんは天才だ!」

タラヲ「えへへ~です」

 タラヲの吹き矢が憂の乳首を串刺しにした

唯「やめてよ~! 憂に酷いことしないでよ~!」ジタバタ

 滑り台の階段に縛り付けられた唯が泣き叫んだ

タラヲ「聞く耳もたんです~」ピュッ

299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:53:05.85 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「そろそろ飽きたです」テクテク

憂「……」

タラヲ「えい!」バッ モミモミ

憂「あ……ぎゃああああああ!!」

 タラヲはパックから塩を一掴みすると憂の乳房にすり込んだ
 あら塩がジャリジャリと音を立てながら憂の血を吸った

唯「やめてーーー!!」ガッ

タラヲ「うわっです」

 唯がタラヲを抱き止めた

唯「やめてよ! もう憂をいじめないで!」

タラヲ「じゃあ唯ちゃんがぼくと遊んでくれるですか?」ギロ

303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:56:48.71 ID:qIl6VQWH0
//唯が縛り付けられてたの,振りほどいたということで

唯「え……」

タラヲ「憂ちゃんをかばうならもっと痛い思いをしてもらうです~」グサッ

唯「ky……ふぎゃゃあああああん!」グリグリ

 タラヲが唯の鎖骨と肩の間に手刀を突き刺した

マスオ「うまいもんだな~,サザエ」

サザエ「うふふ」

唯「うぅ~~……ごほっ,えぐっ」

306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:59:24.71 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「どうするですか?」ニコニコ

唯「……私,う,憂を助ける」

タラヲ「唯ちゃんは痛いの平気ですか?」

唯「」フルフル

タラヲ「平気じゃないですね?」

唯「うぅ……」

タラヲ「一味です」ペロリ

312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:02:37.50 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「ぺっ!」

唯「きゃ!」ベト~
唯(なに,これ……)

 タラヲの唾が唯の胸に掛かった
 すると,その緑色の唾がブクブクと泡を立てて胸の中に滲みていった

タラヲ「もうすぐわかるです」ニコニコ

唯「い,いたい! あ……あ」

 唯の胸の中を何かがゴロゴロと蠢き出した

317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:05:28.96 ID:qIl6VQWH0
唯「あ,熱い! 熱いよぉ!!」
唯「あぅ~~~!! う~~ぃ~~~!!」

憂(お,お姉ちゃんが……泣いてる……)

タラヲ「それ~,早く出てくるです~」

唯「あ,,あ,,,ああああ!?」パンッ

 唯の右の乳房が風船のように割れ,その穴から大きなミミズのような虫が数匹飛び出してきた

唯「いやあああああああ!!」

321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:08:50.58 ID:qIl6VQWH0
唯「や,やだぁ……なにこれ……」
唯(き,気持ち悪い……痛い……)

タラヲ「かわいいですね~,ぼくと唯ちゃんの子ですよ~」ナデナデ
タラヲ「ママのおっぱいと僕の精子が結婚したです~」

虫「」ウネウネ

タラヲ「え,ママのおっぱいが飲みたいですか?」
タラヲ「甘えんぼさんです~」ヒョィ

唯「ぃや……!」

タラヲ「いっぱい吸って大きく育つですよ」

327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:12:24.02 ID:qIl6VQWH0
虫「」ガブリ

唯「うぅ!!」

虫「」ムシャムシャ

タラヲ「あ~唯ちゃんのおっぱい両方とも無くなっちゃったです」
タラヲ「許さんです!」ガブリ

 タラヲが虫を食いちぎった

タラヲ「けしからん子です~」

唯「」ガクリ

サザエ「あら,疲れて寝ちゃったのね」

336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:15:04.66 ID:qIl6VQWH0
マスオ「そろそろあれをやったらどうだい? タラちゃん」

タラちゃん「あ,そうでした。忘れちゃうところでした~」ヌギヌギ

 タラヲはトテトテとズボンとパンツを脱いだ

タラヲ「むふふ~です~」

 タラヲの股間からはエイリアンのような蛇が顔を覗かせていた

タラヲ「卵も子宮も生でつるりと食べるのがいっちばんで~す」ジュルリ

337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:15:44.44 ID:oyvK/x5u0
マジキチ

344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:19:33.52 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「はやく食べたいです~」

 のそのそと歩き,タラヲが股間を唯の股の前に持っていく

唯「」グッタリ

タラヲ「久しぶりのごちそうです~」ペロペロ

 股間の舌が唯の陰部を嘗め回す

タラヲ「唯ちゃんごめんなさいです」
タラヲ「これでもう唯ちゃんは赤ちゃん生めない体になっちゃうです」グスリ

タラヲ「いただきますで~す」

 手を合わせながらタラヲがペニスを挿入した

346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:22:00.46 ID:qIl6VQWH0
 ――直後

タラヲ「ぐ!」

マスオ「!?」

 どこからともなく飛んできた杖がタラヲのちんこをぶち抜いた
 その勢いで亀頭と根元の間が千切れ,タラヲは後ろに転げ倒れた

タラヲ「うわ~ん! 痛いです~~!!」

サザエ「だ,誰なの! タラちゃんにこんな酷いことするのは!!」

355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:29:35.14 ID:qIl6VQWH0
???1「ふふふ,俺だ」

 突如,一人の大男が現れた

マスオ「な,なんだてぇ!? 誰なんだ君は!」

???2「ハハハハハハハハハ!!」

 さらに,サザエの後ろに白い女が現れた

サザエ「こっちにもいるわ!」

ベラ「こんなか弱い女の子をいたぶって楽しもうなんて,とんでもない悪党の家族だね」
ベラ「あたしはお前達みたいなのを見ると引き裂いてやりたくなるんだ!」

マスオ「な,なにを~!」

タラヲ「うぅぅ……」

 倒れていたタラヲがムクリと起き上がる

タラヲ「がぁ! そこにいるのはベロお兄ちゃんですね!」ウガー

ベロ「あ……」
ベロ(そんな……タラちゃんが化け物だったなんて……)

363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:33:38.90 ID:qIl6VQWH0
ttp://www.nicovideo.jp/watch/1290584852

タラヲ「パパ,ママ! そいつらは人間じゃないです!」
タラヲ「妖怪人間です!」

マスオ「えぇ”! この世の中にそんなものが存在してたのかぃ!?」

サザエ「まぁ! 怖いわ!」

ベラ「それはお互い様だよ! それぇーーっ!」
ベラ「ベラの鞭は痛いよ!!」

タラヲ「え~いです!」ピョン

 タラヲは鞭をジャンプでかわした

タラヲ「ママ! あの女を抑えるです!」

サザエ「わかったわ,タラちゃん!!」ウギー

 サザエが狼のように四つんばいで駆け出した
 

370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:37:57.63 ID:qIl6VQWH0
サザエ「こいつめ! よくもタラちゃんをいじめてくれたわねー!」ガシッ

ベラ「ううう!!」

 サザエの豪腕がベラの首を締める

ベロ「ベラー!」

マスオ(あの子供を人質にしよう……)
マスオ「え”え”~~い!!」シュバッ

ベロ「わ! あああああ!!」

 マスオの長い舌がベロに迫る
 しかし,それをベムが杖で弾き飛ばした

マスオ「い,痛いじゃないか! 君!」

ベム「ベロ,あの女の子達を安全なところに連れて行くんだ」

ベロ「わ,わかったよ~」

 ベロは変身すると,憂と唯を抱き上げて公園の外に逃げ出した

372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:41:11.73 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「くぅ~~!」キコキコ

ベム「あの子供がボスだ!」

ベラ「そんなことはわかってるさ! えい!」

 ベラはサザエを振り払うと,そのままタラヲに投げつけた

マスオ「サザエ~!」

タラヲ「うわー! ですー!」
サザエ「うひぃ~~~!」

 二人は砂場に吹き飛ばされた

375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:45:20.29 ID:qIl6VQWH0
~夜道~

ベロ「はぁ……はぁ・・・・・・」
ベロ(安全な所っていってもどこまで連れて行けばいいんだろう)

???「あ,君!」

ベロ「え!? だ,誰だいおじさんは!?」

ノリスケ「君こそ,こんな時間にどうしたんだい! その子達は僕の知り合いなんだけど……」

ベロ「え~! そ,そうなのかい!?」

タイ子「そうよ。だから質問に答えて頂戴」

ベロ「うん,わかったよ。実は,この子達はとんでもない化け物に狙われてるんだ」

ノリスケ「へぇ~」

タイ子「化け物ねぇ」

ベロ(な,なんだか様子がおかしいぞ……)
ベロ(あれ!? そういえばオイラ,今は妖怪の姿のままなのに,この人たち……)

379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:50:10.41 ID:qIl6VQWH0
ベロ「そ,それじゃあオイラ急いでるから!」ダダダ

タイ子「待ちなさい!」

ベロ「い,嫌だい! 誰が待ってやるもんか!」

ノリスケ「止まれー!!」

ベロ「ど,どいとくれよー!」

ノリスケ「うるせえ!」バキッ

ベロ「あ!」

タイ子「ふふ,平沢姉妹は頂いたわよ」ダキッ

ベロ「あ~! そ,その二人を返してくれよー!」

 波野夫妻は韋駄天走りに逃げ去っていった

383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:55:17.05 ID:qIl6VQWH0
~公園~

サザエ「タ,タラちゃん……」バタッ

マスオ「ぅまひぃぃぃ!」ドサッ

ベラ「さぁ,残ったのはあんた一人だよ! 変態小僧」

タラヲ「なにを~! まだまだです~!」
タラヲ「こいつを喰らうですー!」バッ

 タラヲは砂場の砂を一面に巻き上げた

ベム「く……目潰しか!」

タラヲ「死んじゃえです~!」グサッ

ベラ「う!」

 ベラの脇腹にタラヲの突きが深く刺さった

387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:00:53.36 ID:qIl6VQWH0
タラヲ「ぼくの言うことを聞くです!」

ベラ「うぅぅ~~!」

 タラヲの爪から毒液が滴る
 ベラの神経にタラヲの命令が伝わっていく

ベム「悪魔の言葉に耳を貸すな! 変身して戦え!」

 ベムの声に,ベラは一瞬正気を取り戻す
 そして妖怪の姿に変身した

ベラ「キシャアアアアア!」

タラヲ「う,うわあああああ!」

 タラヲは滑り台の上に投げ飛ばされた
 頭から手すりに直撃したタラヲが額から紫色の血を流した

ベム「いまだ! ウ~,ガンダー!」

390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:04:38.03 ID:qIl6VQWH0
ベム「とりゃああああ!」グサッ

 変身したベムの必殺の杖突きがタラヲの心臓を貫いた

タラヲ「く,くふぅ~!」

 白目を向き,だらりと汚い舌を垂らすタラヲは,
 ゴボゴボと臭い泡を吹きながら滑り台をすべり降りてきた

ベラ「や,やったのかぃ?」

タラヲ「う,うぐぅ~! ゆ,許さないです……」

ベム「く,なんてふといガキだ……!」

395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:09:36.78 ID:qIl6VQWH0
ベム「もう一度……喰らえ!」グサッ

タラヲ「ぎにゃあああああ!! たま~~~!!」ボンッ

 タラヲは頭部を粉砕されると,数分間のた打ち回った後に溶けて消えた

~夜道~

ノリスケ「う!!」

タイ子「どうしたの,あなた!? ……こ,これは!?」

ノリスケ「ま,まさかタラちゃんが……うわあああ!!」

タイ子「そ,そんなことが,いやああああ!!」ドサッ

 二人は平沢姉妹を落とすと,全身の血が蒸発してミイラになった

398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:13:29.75 ID:qIl6VQWH0
~翌朝~

マスオ「う,う~~ん……」
マスオ(あ,頭が痛いなぁ)

サザエ「あ,あれ? ここは……公園!?」

ベラ「おや,あの二人,ようやく目覚めたみたいだね」

マスオ「あ,あなた達は……?」

ベム「それより二人とも,こいつを見てみるんだ」

サザエ「あ!? た,たま!?」

マスオ「ど,どうして,たまがタラちゃんの服を……」

400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:20:00.27 ID:qIl6VQWH0
ベラ「いつからかは知らないけど,この化け猫があんた達の子供を食い殺して,その子に成り代わっていたんだよ」

ベム「そして,そいつに操られ,悪事を働かされていたのだ」

マスオ「そ,そんな……」

サザエ「タラちゃんは!? タラちゃんはどこなの!?」

ベラ「だからさっきも言ったように……」

サザエ「う,嘘よ! そんなの嘘に決まってるわ!!」グスッ

マスオ「タラちゃ~~ん!!」シクシク

ベム(……ここはそっとしておこう)

ベラ(そうだね)

 二人の妖怪人間はフグ田夫妻を残して公園を去った
 公園にはいつまでも夫妻のすすり泣く声がこだましていた

406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:22:40.20 ID:qIl6VQWH0
~桜が丘女子高等学校~

唯「あずにゃ~~ん」

梓「もう,唯先輩抱きつかないで下さい」

唯「う~~,だってあずにゃん可愛いんだもん~」

梓「唯先輩ったら……」

紬「うふふふ」

 けいおん部にはいつもと変わらぬ光景があった

411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:27:24.04 ID:qIl6VQWH0
律「でさ~,その夢が酷いのなんのったら」
律「変なオヤジとおばさんに追いかけられてさぁ,んで……」

 昨晩,律は何故か家の前で寝ていた
 そして,その間おかしな夢を見たという話を唯達にした

唯「あ,そうそう私もそんな夢みたんだ~」
唯「あんまり覚えてないけど,すっごい怖かったの」

梓「わ,私もです!」

澪「へぇ~……」

紬「あら,みんなで一緒の夢を見ただなんて,なんだか素敵かも」

414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:29:33.91 ID:qIl6VQWH0
律「澪とムギは見なかったのか?」

紬「うん」

澪「……ああ」

唯「え~! じゃあ二人とも仲間はずれ!?」

梓「まぁあんな嫌な夢の仲間なんてやですけどね」

澪(こいつら……あれを夢だと思ってるのか?)
澪(そ,それじゃ梓もあのことを……ウシッ)

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:32:17.91 ID:qIl6VQWH0
紬「どんな夢だったのか聞きたいわ~」

唯「え~,でもほんとに嫌な夢だったんだよぉ~」

紬「でも,気にな……」

澪「ほら,ムギ……みんな嫌がってるんだしさ」

紬「そうよね……」
紬「あ,お茶もう一回入れてくるわね」スタスタ

澪(ふぅ……)

420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:35:44.68 ID:qIl6VQWH0
紬「はい,どうぞ澪ちゃん」
紬「そっちのお茶は冷めちゃってるから」

澪「ありがと……」

 澪は暖かい紅茶を受け取った

唯「」
律「」
梓「」

紬「さ,早く冷めないうちに」

澪「うん」ズズ

425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:39:33.68 ID:qIl6VQWH0
紬「どう? おいしい?」

澪「う,うん。おいしいよ,ムギ」

紬「ふ~ん」

澪(ど,どうしたんだろう……)
澪(なんか機嫌悪いみたいだけど……)

紬「ほんとにおいしい?」

澪「う,うん!」

紬「」ニヤニヤ

唯「」
律「」
梓「」

428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:45:47.88 ID:qIl6VQWH0
紬「じゃあ何の紅茶か当ててみて」

澪「え……」
澪(そんなこと言われたって……私紅茶詳しくないし)
澪(なんか赤っぽいから……りんご? いや苺?)
澪(でもそんなに甘くもすっぱくもなかったなぁ)
澪(じゃ,やっぱなんかの葉っぱか)

澪「な,なにかなぁ? わかんないや」

紬「それはね……これでしたー♪ ジャーン」

 そう言うと,紬は爪を剥いだ自分の両手を澪の顔の前に出した

澪「う……うわああああ!!」

432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:54:26.97 ID:qIl6VQWH0
紬「あのね,私,みんなが子供のときからみんなを食べるのが夢だったの~」

澪「ひ,ひ,一体何を……」

紬「でもね,私外に出られないからしたくてもできなかったの」

澪「み,見せないで! その指見せないで~!」アタフタ

紬「うふふふふふふ,澪ちゃんったら可愛い」

澪「ひぃぃ,ひぃぃぃぃ……」チョコマカ

 澪はハイハイと四つんばいになりながらも,外を目指した

紬「そろそろ効いてくるはずよ」

澪「あ……し,しび,れ」ピリピリ

437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:57:29.29 ID:qIl6VQWH0
紬「澪ちゃんたら,みんなの様子ばかり気にして紅茶のんでくれないんだもん」

澪(ひぃぃぃぃ! ごめんなさいごめんなさい!)

紬「てっきり私のことに気づいたのかと思っちゃったわ」

唯(う,動けないよ~)
律(ム,ムギの奴……何を)
梓(こ,紅茶だ……さっき私達が飲んだ紅茶に何かが)

440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:58:35.30 ID:Q5wl7aYN0
やはりムギが黒幕か

442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:59:58.41 ID:qIl6VQWH0
~回想~
~夜道~

紬「しゃらんらしゃらんら~♪」テクテク

タラヲ(むふふ,可愛いお姉さん発見で~す)キコキコ
タラヲ(気づかれないようにパンツ食べるです~)キコキコ

紬「るんらんらる~ん♪」

タラヲ「」キコキコ
タラヲ(もっと近づいてから……)

444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:05:08.12 ID:qIl6VQWH0
紬「誰?」

タラヲ「き,気づかれたですぅ~!?」

紬「あら,あなた……」

タラヲ「ぼくタラちゃんっていうです~……」

紬「人間じゃないわね」

タラヲ「お,お姉さんなに馬鹿なこと言ってるですか~?」

紬「ふふふ,隠さなくてもいいのよ。だって私も……」メキメキ

タラヲ「ひ,一味ですね……」

447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:10:35.69 ID:qIl6VQWH0
~回想終了~

紬「と,いうわけなの~」

澪「え,えぇ!?」

唯「ど,どういうことなの!?」

律「あの夢は実は本当で,それでムギが黒幕だったってことなのか!?」

紬「う~ん,ちょっと違うかな」

梓「」ガクブル

448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:14:22.43 ID:qIl6VQWH0
紬「あのあとタラちゃんがね,私の封印を解くからぼくのお願いも聞いて欲しいって言ったの」

(タラヲ『とびきりかわいい女の子を紹介して欲しいです~』)

紬「だから唯ちゃんのことを教えたんだけど,,私もまさかタラちゃんがあんなことするなんて思ってなかったわ」
紬「ごめんね,唯ちゃん,梓ちゃん,りっちゃん」

律「く……そんな勝手なこと!?」

紬「ごめんね」

唯「……そ,それでムギちゃんは私達のこと,どうしたいの?」

澪(や,止めろ唯! そんな核心つくようなことを……!)

紬「だからね,,,」

451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:19:00.24 ID:qIl6VQWH0
紬「みんなを食べるのが夢だったの」シュルシュル

澪(ひっ! ゆ,指が伸び……こっちに来た!?)ペトッ
澪「あああああああ!!」

 澪の生気が吸われていった

唯「あぁ!? み,澪ちゃんがしわくちゃに……」

梓「ば,化け物!?」

紬「あらやだ……梓ちゃん,化け物なんて」

律「ムギ……お前一体」

458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:26:18.57 ID:qIl6VQWH0
紬「私,実は豊作の神様だったの~」

律「か,神!?」

紬「そう。ず~っと昔からこの町の畑を守ってきたの」
紬「だけど,ここ何百年の間にこの町の農業は廃れてきたの」
紬「時代の流れよね」
紬「それで私みたいな生贄を取る神様はいらないって,みんながお坊さんをよんで私を祠に封印しちゃったの!」プンプン

澪「けはー」プスプス

紬「だからタラちゃんに祠を壊してもらって,ようやく本当に解放されたの」

唯「そんな!? う,嘘でしょムギちゃん! だってムギちゃん何年も前から私達と一緒だったじゃん!」

紬「? この体は本体じゃないの~」ニュルリ

梓(や,やっぱり化け物だ!!)

461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:31:52.92 ID:qIl6VQWH0
澪(うぅ~~)

紬「それじゃあ,みんなの元気も頂くわね」シュルシュル

唯「ひっ!」ペト

律「う」ペト

梓「あぅ」ペト

紬「あとはみんなと一緒に土の中に帰って,肥料になってもらうだけね」ズルズル

466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:43:11.81 ID:qIl6VQWH0
~校庭~

紬「ほりほり」

 紬は器用に穴を掘っていた
 四人を埋めるための穴である

紬「これからみんなで一緒に土になるのよ……うふふ」ホリホリ

唯(う……)

律(くそぅ! なにか逃げる手段はないのか!?)

梓(なんで私がこんな目に・・・…)

澪(ちくしょおおおお!)

470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:48:55.27 ID:qIl6VQWH0
澪「ぷ! ぷはあああ!!」
澪(!? こ,声が出せる!?)

紬「? あら澪ちゃん」
紬「まだそんな元気があったの?」

澪(ど,どうする……最後くらい何かあいつに言ってやらなきゃ……)
澪(命乞い……いや,何年も付き合ってきた私達をぜんぜん躊躇せずにこんな目に合わせてる奴には効かないか)
澪(なら,思いっきり罵って……ダメだ,,,嬲り殺されるかもしれない)
澪(じゃ,じゃあ……)ムクッ

澪(あ,あれ!? 体も動く!?)

紬「澪ちゃん?」

471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:50:02.95 ID:qIl6VQWH0
澪「よし!! き,決めた!!」

紬「?」

473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:52:57.14 ID:qIl6VQWH0
澪「ム,ムギ……!!」ギロ

紬「な,なぁに? 澪ちゃん」
紬(なんだかすごい気迫だわ・・・…)

澪「私達,友達だよな」

紬「え,ええ。いままでの付き合いに嘘はないわ」

澪「ほんとだな! ムギ! 嘘じゃないんだな!!」キッ

紬「」コクリ

澪「よし!!」

474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:55:46.48 ID:lgxbaDww0
寝返りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:56:46.90 ID:qIl6VQWH0
澪「ムギ! この通りだ! 助けてくれ!」ドゲザー

紬「!?」

澪「お,お願いします!!」アタマスリスリ ジメンニスリスリ

紬「い,いやよ・・・・・・わたしだって久々に生贄を」

澪「あの三人はいいから! どうか私だけでもぉぉ御お願いします!!」

紬「澪ちゃん……」
紬「いいわよ,もう! 私,あなたみたいな心の汚い子の血なんていらないもん!」プンプン

澪(しゃあああああああああああああ!!)

478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:58:08.31 ID:lgxbaDww0
澪ェ…

483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:01:31.34 ID:VIw4VPmQ0
紬「はい」ペトッ

澪「あ!! か,体がもとのつやつや肌に!?」

紬「あなたの生気なんていらないから」

澪「ありがとうございます! ありがとうございます!」 アタマスリスリ ジメンニスリスリ

紬「……土下座はもういいから穴掘るの手伝って……」

澪「は,はい,そりゃもぅ」ヘコヘコ

唯(澪ちゃん……)

485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:05:04.56 ID:RJ/UGZm80
澪どんだけ屑なんだよw

486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:05:16.25 ID:VIw4VPmQ0
~あなほりご!~

紬「それじゃあ三人を穴の中に入れて」

澪「は,はい!」
澪「おら! 立て,梓!」

梓(く!)

澪「な,なんだその目は! 早く入れ!」 ケリッ!

梓「」ボトッ

澪「お前達もだ!」ポイポイ

唯「」
律「」

紬「はい,それじゃあ,私も穴に入るから,上から土を掛けてね」

澪「へい!」エッサ ホイサ

紬「ああ,それと……」

澪「な,なんでしょうか!?」

492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:10:46.19 ID:VIw4VPmQ0
紬「私,これからは毎月何人か生贄が欲しいの~」

澪「へ……?」

紬「それも,とっても純粋で可愛い女の子を」
紬「だからこれからもよろしくね♪ 澪ちゃん」

澪「あ,あの」

紬「安心して澪ちゃん。一応私神様だから」
紬「澪ちゃんが逮捕されないようにしてあげる」
紬「それに,お願い聞いてくれたら,澪ちゃんの成績上げてあげる」

澪「!?」

紬「お菓子や家もあげるから,仮に無職になっても衣食住の不安は無いわ」

澪(ム,ムギ様……友達になってよかった)ウルウル

 澪は泣きながら紬達に土を掛けた

紬「それじゃあね……澪ちゃん」

 その声は澪の耳にはとどかなかった

澪(うへ,うへへへへ,うへうへ)

501 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:18:36.80 ID:VIw4VPmQ0
~すうじつご!~

澪「ねぇねぇ! あなた達,すっごく可愛いけど,もしかしてモデルさんとかやったことある?」

少女A「え? な,無いですけど」

澪「え~! 嘘~,すっごい可愛いからもう経験者だと思っちゃたよ~」
澪「実は私,この雑誌のモデルやってるんだけど……」

 澪は少女達に有名女性向け雑誌を見せた
 もちろん見せたページは捏造して貼り付けたものだ

少女B「え~~! すごい! 芸能人なんですか!」

澪「そうなの,それでね,私,あなた達みたいな子がもっと沢山この仕事についてくれたら嬉しいなって思っててね……」

 澪は巧みな言葉で少女達を路地裏に連れて行った
 そして薬物で眠らせると,麻袋に少女達を乱暴に詰め込んだ

澪(フヒヒ,ムギ,今日もうまい子達を喰わせてやるからな)
澪(だから,これからも私にいい思いをさせてくれよな……)キシシシシ

 真っ赤に裂けた口を微笑ませながら澪は町の影に消えていった

508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:23:10.89 ID:VIw4VPmQ0
~びょういん!~

澪母「澪ちゃん……」

澪「」

唯「澪ちゃん……」

律「そんな……どうして澪が」

梓「澪先輩……」

紬「」グスッ

澪母「昨日からこの状態なの」
澪母「お医者さんが言うには体は健康らしいの」
澪母「でもどうしてこうなったのかはわからないって」

憂(原因不明……)

澪母「みんなが来てくれて本当に嬉しいわ」
澪母「澪ちゃんが起きたら,きっとこのことを伝えるから……ね」グスッ

律「おばさん……」

513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:27:43.69 ID:VIw4VPmQ0
~びょういんのおくじょう!~

ベラ「まったく,あたしの幻惑に惑わされて気絶するなんてだらしないね」

ベム「ああ,まさかあんなことになるとはな」

ベロ「い,一体どういうことなんだよ~,ベラ~?」

ベラ「ハッ! あたしがせっかく幻惑を使って嫌な記憶を消してやろうとしたのに,あの女の子の心が汚すぎて逆にずっと夢の中に留まっちまったのさ」

ベロ「ええ”~!?」

ベラ「悪い心が消えて,本当の真人間になったときにあの女の子は元の世界に戻ってくることができるのさ」

ベロ「そんな……可哀想だよ~!」

ベム「仕方がない。普通の人間ならばこんなことにはならんからな」
ベム「あの少女もこの方が救われる」

518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:41:30.28 ID:VIw4VPmQ0
 かくして,けいおん部の少女達は恐ろしい化け猫の魔の手から救われた
 傷つけられた心も体も,澪以外はベラの魔力によって回復された
 最愛の息子を奪われたフグ田夫妻も,兄弟や両親の献身的な支えによって今では現実を受け入れつつある

 これからも不思議な事件がいつのまにか解決されていたら,妖怪人間達に感謝しようではないか
 
 そして,この町で再び妖怪人間達が恐ろしい口裂け女と戦うことになるのは別の話である

チャーラーッラー♪

EDテーマ
ttp://www.youtube.com/watch?v=C4nTStVqJ2o  ベロは友だち
ttp://www.youtube.com/watch?v=1Ho3wZVAfmw  澪「NO, Thank You!」
ttp://www.youtube.com/watch?v=mSKLTuGc75M  あかるいサザエさん

528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:47:35.83 ID:dEAolO20O

ハッピーエンドで良かったよ。

539 :おまけ:2010/12/26(日) 01:15:46.94 ID:VIw4VPmQ0
紬「私,みんなの髪を切るのが夢だったの~」

澪「え……」

紬「まずはその澪ちゃんの長い黒髪」ウットリ

 サラッ

澪「ムギ……?」

紬「えい!」ジョキン

542 :おまけ:2010/12/26(日) 01:19:29.59 ID:VIw4VPmQ0
澪「あ,あうぅあ……」

 紬の手には澪の長い髪がしっかりと握られていた

紬「いい香り」クンクン

澪「あ,ああ~~~!」

 澪は両手で頭を確かめた
 頭頂部のあたりの髪をごっそりと切り落とされたその頭は,
 さながら河童が皿の上にツンツンとした雑草を生やしたような状態となっていた

澪「う,うわーーーん!」

543 :おまけ:2010/12/26(日) 01:21:36.79 ID:VIw4VPmQ0
唯「わー! すごいよ澪ちゃん! なんかプロのロックンローラーみたいだよ!」

律「お,おい……ムギ」

紬「うふふふふ~」クンカクンカ

澪「あう~~」シクシク

梓(まずい……ムギ先輩,長い黒髪が好きみたい)
梓(こっそり逃げなきゃ)

544 :おまけ:2010/12/26(日) 01:23:58.92 ID:VIw4VPmQ0
紬「唯ちゃんもやってみたい!?」

唯「う,うん! 私も美容師さんやりたい!」キラキラ

紬「じゃあ,梓ちゃんに協力してもらいましょうね」ニコ

唯「あずにゃ~ん!」ダキッ

梓「ひぃっ! ダ,ダメです! 髪だけは……」
梓「長年大切に伸ばしてきたんです! ム,ムギ先輩や唯先輩だってそうでしょ!!」

545 :おまけ:2010/12/26(日) 01:26:23.16 ID:VIw4VPmQ0
紬「だからいいのよ」
紬「女の子が大切に伸ばした髪だからこそ価値があるの」
紬「……それが一瞬でゴミになっちゃうなんて,ゾクゾクするでしょ?」ウットリ

唯「う~ん,私いつも憂に洗ったり乾かしてもらってるからわかんないや~」

梓(こ,こいつら……)

澪「うぅぅぅ~」シクシク

546 :おまけ:2010/12/26(日) 01:28:43.73 ID:VIw4VPmQ0
終了

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