アリアハンの道具屋「限界だわ」

7 9月, 2011 (22:33) | ドラゴンクエスト | By: SS野郎

162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:31:23.83 ID:7kS2kS+40

八月六日
「気まぐれで今日から日記を書いてみることにした。
なんでこんな気分になったのか不思議だけど
気まぐれってそういうもんだよね
そういえばオルテガのダンナのトコの子が今日から勇者だっけ。
正直愚息をあの顔にこすりつけたい

164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:34:41.75 ID:7kS2kS+40

八月七日
「勇者様がウチの店に来て薬草を買っていった。
貧乏人が毎日摘むほどそこいらに生えてるのに
これだから道具屋はやめられねえぜ。
後ろに仲間っぽいのを連れてたけど
勇者様あいつらに変なことされないだろうか。
やられる前にやっちゃうべきだろうか」

165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:36:34.56 ID:7kS2kS+40

八月八日
「勇者様が武器屋で皮の鎧を買っていた。
あの膨らみかけのおっぱいが鎧で……
許すまじ武器屋」

166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:38:29.31 ID:7kS2kS+40

八月九日
「武器屋のヤロウがまた勇者様が来たとかほざいていた。
あんな店潰れちまえ。
勇者様もうしばらくアリアハンにいるのかな。
今度宿屋に忍び込んでみようか」

168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:41:03.89 ID:7kS2kS+40

八月十日
「夜中に音がするから見に行ってみると、人影が走っていった。
どうやら泥棒らしい、荒された形跡はなかったがタンスの中の
2ゴールドがなくなっていた。
いい度胸だ、とっ捕まったら牢屋に小便かけに行ってやる」

170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:43:51.92 ID:7kS2kS+40

八月十一日
「勇者様が真新しいトゲの鞭を振り回しながら武器屋から出てきた。
腰につけていたどうの剣がなくなっていたので売ったのだろう。
ウチに売りにくれば一割り増しで買い取ってあげたのに。
それよりもあの鞭であんなことやこんなことしたい」

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:45:45.34 ID:7kS2kS+40

八月十二日
「久しぶりに勇者様がウチに来た。
薬草をまたいくつか買っていった。長い洞窟にでも挑むのだろうか。
この辺では見かけない武器防具を身につけて嬉しそうだった。
可愛い」

174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:48:35.90 ID:7kS2kS+40

八月十五日
「向こうの家のババアがパンに混ぜるハーブを探しにきた。
そんなものはないからちょっと古い毒消し草を売りつけた。
包丁はないかと聞いてきた、武器屋にでも行きやがれ
これだから年寄りは嫌いなんだ」

177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:50:33.01 ID:7kS2kS+40

八月十六日
「なんか勇者様がどんよりした顔で薬草を買いに来た。
データでも消えたのか、装備は何もなかった
あの薄着に覆われた体を再び見られるとは
これも日ごろの行いがいいからかな」

178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:52:17.90 ID:7kS2kS+40

八月十七日
「昨日突然振ってきたいしのせいで天井に穴が開いていたので
今日はそれの修理をした。
客はいつも通り、道具屋は潰れる心配ないからおいしいぜ」

181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 15:55:20.49 ID:7kS2kS+40

八月十八日
「客の少ない一日だった。
それでも武器屋よりは儲けているだろう
あの店が潰れたらよろず屋でもはじめようかな
今度ルイーダにでも相談してみよう」

終わった後に事後承諾でいいかなと思ったけど 嫌ならやめる

189:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/08/26(金) 16:11:25.95 ID:7kS2kS+40

八月二十日
「武器屋のヤツがげんなりした顔をしていた
久しぶりに世間話を振ってやると、どうやら勇者様から
はがねの剣を買い取るために家中の金をはたいたそうだ
ざまーみやがれ
それにしてもウチに来てくれればもっといい値で買い取ったのに
今度来たら高く買うからおさわりさせてって言ってみよう」

191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:14:43.27 ID:7kS2kS+40

八月二十一日
「昨日とは打って変って武器屋のヤツがはしゃいでいた
はがねの剣を城の兵士が買い取って行ったらしい
一気に1000G以上の収入はデカいけどそんなにはしゃぐ事かよ
バカみてえ、店潰れればいいのに」

192:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/08/26(金) 16:18:11.64 ID:7kS2kS+40

八月二十二日
「お姉様……もといルイーダのところでモンスター格闘場の
かけふだ場外販売イベントがあるらしい。
また手伝いに行かされるかなぁ。
ああでも久しぶりに『ごほうび』が恋しい気がする」

193:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/08/26(金) 16:23:13.16 ID:7kS2kS+40

八月二十三日
「やばかった
今度は受付の机の下で人間椅子をやらされた
バレないか不安だったけどお姉様は満足げだった。
身じろぎの度に手踏みつけられて手がアザだらけだ
武器屋が大勝してやがった。
俺もかけふだ買いたかったぜ……

194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:26:31.67 ID:7kS2kS+40

八月二十四日
「今日は俺もかけふだ買う許可を貰ったのでかけてみたら
大穴のおおがらすがさまよう鎧を下して大勝。
半分をル、お姉様に献上したけどそれでもかなり手元に残った。
武器屋のヤツが大負けして泣き喚いてやがった
今晩は文字通りメシがうまくなりそうだ」

195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:29:46.19 ID:7kS2kS+40

八月二十五日
「久しぶりに勇者様が街に来たようだ。
もう薬草を買うようなレベルでもないだろうと思っていたら
店の裏口からいきなり入ってきて、壺の中に入れておいた昨日の勝ち金を全部持っていかれた
流石にちょっときたから後ろから乳でも揉んでやろうかと思ったけど
仲間がぞろぞろいたから止めた。
後ろにいたマッチョにこれでゾンビキラーに大幅前進だねと笑いかけていた」

196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:33:25.75 ID:7kS2kS+40

八月二十六日
「武器屋が皮の盾を買い取ってくれと泣きついてきやがった。
道具屋協定で拒否できないから買い取ってやったら
ついでに薬草をかっていった。
山にいくらでも生えてるのに。
てゆうか何でそんなに金ねえんだよ」

197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:35:57.07 ID:7kS2kS+40

八月二十七日
「子連れの親が武器屋に入っていくのを見た。
あそこの親は隠れモンペだと聞いたことがあるから
英才教育で子供を無理矢理勇者にでもしようと思ってるのだろう。
未来の世界が哀れだな」

198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:38:04.98 ID:7kS2kS+40

八月二十八日
「武器屋がドラゴンキラーを勇者様に売られたとかで
お姉様のところに金を借りにいっていた。
流石にドラゴンキラーなんてもんをこっちに売られても困る
ついに武器屋は借金地獄に突入だな」

199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:42:05.53 ID:7kS2kS+40

八月二十九日
「武器屋のところに借金取りが来ていた。
ドラゴンキラーは売れなかったらしい。
あんなもんこんな田舎で買うヤツいねえだろ。
潰れるのも時間の問題だな、ウチも武器の入荷を考えておこう」

201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:44:48.47 ID:7kS2kS+40

八月三十一日
「ついに何かが切れそうになったらしい。
武器屋のヤツがドラゴンキラーを手に
なにやらブツブツ呟きながら変な目をしていた。
ただ事じゃない顔してたけど、どうせ商人だから
振り回せないだろうと思ってほっといた」

202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:48:29.31 ID:7kS2kS+40

九月一日
「武器屋のとこの娘がアリアハンの城から帰ってきた。
何を覚えてきたのか、妙に艶っぽくなってやがった。
買ってやるって武器屋を脅したら今なら買えるだろうか」

203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:51:06.40 ID:7kS2kS+40

九月二日
「勇者様がイドから出てくるのを目撃した。
その手にはあこがれ続けてきた武器、せいぎのそろばんが握られていた。
その日に昼寝したら夢に勇者様がでてきた。
せいぎのそろばんと私、どっちがほしい?ってきかれた。
是非とも両方いただきたい」

204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:54:29.32 ID:7kS2kS+40

九月三日
「武器屋のヤロウがせいぎのそろばんを持っていた。
一体どこから? 許せねえ、今度チクってやろう。
勇者様が店の前を顔を赤くしながら歩いていった。
ちょっと興奮した」

207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 16:58:10.71 ID:7kS2kS+40

九月四日
「夜中に覆面をした女が大人の玩具を買っていった。
ウチでこういう商品を扱っていることは一部の人しか知らない筈なのに。
女がこういうのを買ってるってだけで興奮する。
これだから夜の道具屋はやめられないぜ」

209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:00:15.30 ID:7kS2kS+40

九月五日
「お姉様に武器屋がせいぎのそろばんを持っている事をチクってやった。
早速ゴツい連中を連れていった。
ついでに色々下調べもしてくるらしい。
今日はこの間のババアがひのきの棒を手に金を出せと言いに来た。
ついにボケがはじまったらしい。城の兵士に引き渡した」

210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:02:50.30 ID:7kS2kS+40

九月六日
「今日は たくさんおしおきされた
せいぎのそろばんなかったって、おこられた
お尻いたいけど きもちい
てがガクガクする」

211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:04:09.00 ID:7kS2kS+40

九月七日
「きょうも おしおきサれた
やっぱりなか ったって、怒ってた
こかんとけツがが ひりひりす る
でもきもちい ぶひ」

212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:07:08.20 ID:7kS2kS+40

九月八日
「痛みがひいてきた。
武器屋がまた借金を増やしたらしい。
一体なにがあったのだろうか。」

213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:10:12.60 ID:7kS2kS+40

九月九日
「お姉さまに武器の入荷を相談したら仕入先を紹介してくれた。
ついでに借金のカタにとりあげたであろうドラゴンキラーを高く買わされた。
何としても売らないと……」

215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:11:44.29 ID:7kS2kS+40

九月十日
「ついに武器屋が潰れた。店舗はお姉様が2号店にするらしい。
明日から営業するらしいから看板とかは今夜中に捨てにいくらしい。
面白いから同行してみよう」

216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:14:29.55 ID:7kS2kS+40

九月十一日
「ゴミ捨て場の向こう側で武器屋が捨てられた看板を見つめていた。
ざまみろ。
ウチは明日からよろず屋をやっていけそうだ。
道具屋の看板は同じ所に捨てといてやろう」

217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:16:30.99 ID:7kS2kS+40

九月十二日
「今日はよろず屋開業記念。
表に皮の盾とか鎧を並べて客にアピール。
ついでに元武器屋にもアピール。
昼飯は一角ウサギのリゾットだった」

218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:18:24.88 ID:7kS2kS+40

九月十三日
「勇者様が武器屋の娘と歩いているのを見つけた。
間違いない、あの火照った顔は二人でできてやがる。
二人を路地裏に連れ込んでうんたらかんたらしてやろうかと思ったけど
勇者様が伝説中の伝説の王者の剣を持っていたのでやめた」

220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 17:21:08.59 ID:7kS2kS+40

九月十四日
「よろず屋を始めたはいいが、一向に武器防具が売れない。
やっぱりこんなところで武器屋やるとか頭悪すぎるだろ
元武器屋が街のはじっこで焚き火をしていた」

232:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/08/26(金) 18:50:07.56 ID:7kS2kS+40

九月十六日
「勇者様一行が武器屋の娘を連れて街を出て行くところを見た。
国外に行くならバレないんじゃないかと思い
路地裏に連れ込んでうんたらかんたらしてやりたくなったけど
勇者様が伝説中の伝説の王者の剣を装備していたのでやめておいた

233:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/08/26(金) 18:52:01.02 ID:7kS2kS+40

九月十七日
「大きな地震が起きた。
なんというか亀裂が閉じていくような地震だった。
棚に置いておいたどうの剣が落ちてきて腕を怪我した。
元武器屋の呪いでもかかっているのだろうか」

235:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/08/26(金) 18:56:34.45 ID:7kS2kS+40

九月十八日
「武器がさっぱり売れない。
大魔王がどうたらとかで世界が平和になったらしい。
店頭にはすでに仕入れてしまった武器やドラゴンキラーまであるのに」

九月十九日
「薬草がなくなったので取りに行ったら殆どなくなっていた。
最近浮浪者がこの辺りの薬草や食べられる草をとりまくっているらしい。
どこのどいつだよ商売の邪魔すんじゃねえよ8ゴールドでボれるんだぞチクショウ」

236:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/08/26(金) 19:01:12.09 ID:7kS2kS+40

九月二十日
「世界が平和になってみんな余裕でてきたせいか、ぼったくり価格で商売してることに
気付かれ始めたらしい。
薬草なんてどこの店にいっても8ゴールドじゃねえか。
市場価格の適正価格じゃねえかこんちくしょう。
最近じゃ道具の売れ行きも悪い」

九月二十一日
「お姉様がどこから持ってきたのか、せいぎのそろばんを売りにきた。
最近商売がうまくいかないところにそんなもの売られてもちょっと困る。
でも俺は憧れのせいぎのそろばんを手にして至福のひと時だった」

237:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/08/26(金) 19:03:51.63 ID:7kS2kS+40

九月二十二日
「ああせいぎのそろばん綺麗だなぁ。
なんか見覚えのある浮浪者がこっちを見ていたけど何だろう。
そういえば元武器屋はどこいったんだ」

九月二十三日
「町外れの女が今日成人になったとかで見に行ってみた。
勇者様似の元気そうな可愛い娘だった。
世間知らずでちょっとバカっぽそうだったから、今度大人のつき合い方を教えてあげよう。
俺ってほんといいヤツだよな」

239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 19:08:38.77 ID:7kS2kS+40

九月二十四日
「今日は今朝から城の兵隊が店にきた。
仕入れた武器に盗品が多数混入していたらしい。
お姉様のところからいろいろヤバいものが出てきて、そこからたどったみたい。
俺明日からどうしよう」

九月二十五日
「最悪だ。
店を全部兵士に差し押さえられた。
ドラゴンキラーもせいぎのそろばんも全部だ。
無許可で大人の玩具の販売やってたこともバレた。
お姉様に助けを求めたけど無視された」

240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 19:10:35.28 ID:7kS2kS+40

九月二十六日
「ヤケクソになって、例の女を襲った。
最後はスライム数匹に襲わせた。
やっちゃった、もうおしまいだ」

九月二十七日
「おねえさまのとこか ら ごつい人たち 来て
はん殺し された。
きのうの女 お姉さま しんぞくだった
てあし、ぜんぜんうごかない」

241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 19:14:21.80 ID:7kS2kS+40

九月二十八日
「おなか いたみとまらない
なんで おれこんなめに 血がまだでてる
さむい
そういえばここ ごみ捨てばだ かんばんみえる」

九月二十九日
「みえる ぶきや だんな
つらそう
いたみ きえた おなかすいた?」

242:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/08/26(金) 19:15:06.03 ID:7kS2kS+40

九月・・・
(文字がかすれて読むことは出来ない)

247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 19:39:53.43 ID:cUzEzGh70

せいぎのそろばんって呪われてたのか・・・

ドラゴンクエストレジェンドアイテムギャラリー はぐれメタルの装備編【せいぎのそろばん&こんぼう】

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