両津「なに!?麗子が殺人鬼に狙われているだと!?」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:01:41.89 ID:YJt+GU+SO
中川「なんでも自宅マンションまで押し入ってきたとか…吉良吉影と名乗っていたそうです」
両津「殺人鬼が自分の名前を名乗るとは…バカじゃねえのかそいつ」
中川「とにかくほっておいたら大変なことになります」
両津「よし中川、わしらでつかまえるぞ!金一封はわしらのものだ」
中川「やはり金か…」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:05:46.56 ID:YJt+GU+SO
両津「それでそいつの特徴は?」
中川「さあ…麗子さんもうしろから襲われたので顔は見ていないと」
両津「それって麗子の狂言じゃないのか…?女は自意識過剰だからな、大体女性専用車両なんてのも…」
中川「しかし首をしめた時に使われたネクタイが残っていました」
両津「なんと!」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:11:54.67 ID:YJt+GU+SO
両津「うぅむ趣味の悪いネクタイだ こんなものをつけてるやつはそうはいないぞ」
中川「ドクロですからね…」
両津「よし中川!聴き込みだ!ネクタイをつけてるってことは会社員!駅の方へ行くぞ!」
中川「しかし派出所は…」
両津「たわけ者!派出所にとられるものなどない!!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:17:03.81 ID:YJt+GU+SO
吉良「…」ゴゴゴ
吉良「危なかった…まさかこの間襲った女が警察官だったとは…」
吉良「しかもこの吉良吉影ともあろうものが現場にネクタイを残してしまうとは…」
吉良「しかし奴らがネクタイを置いたまま派出所を留守にしてくれて幸運だったといったところか…」ゴゴゴ
両津「中川!すっかり忘れていた!今日はガンダムの再放送だった」ダダダ
吉良「」ピクッ
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:21:05.65 ID:YJt+GU+SO
両津「ん?なんだお前…」
吉良「いや…ちょっと道に迷っちゃって…尋ねようかと…」
両津「何故ネクタイを握ってんだ…お前のか?」
吉良「ま、まさかぁ~!いいネクタイだなぁと思ってつい…」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:23:50.47 ID:YJt+GU+SO
中川「(先輩…この男例のナニじゃ…)」
両津「(まぁ待て中川…違ったら面倒だ…ここは慎重にいこう)」
両津「やいてめぇ!!殺人鬼か!!?」
吉良「ひっ…ひい!!」
中川「どこが慎重なんだ…」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:28:16.98 ID:YJt+GU+SO
吉良「わ…私の名前は川尻耕作ですよ…!吉良なんて名前じゃありません…」
両津「むっ…確かに名前が違うな」
中川「じゃあシロですね」
吉良「(ふぅ…助かった…)」
両津「んっ?なんでお前わしらが吉良吉影を追ってることを知ってるんだ?」
吉良「ギクッ!」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:32:41.20 ID:YJt+GU+SO
吉良「そ…それは…」ダラダラ
両津「何故わしの目を見て話さん」
中川「」カリカリ←調書をとっている
吉良「酒!酒を呑みませんか!?一杯やりにいきましょう!!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:36:29.20 ID:YJt+GU+SO
両津「なに?おごってくれるのか!?いやぁいい人だねキミィ」
中川「先輩…誤魔化されないで…」ヒソヒソ
両津「ぬっ!!そうだぞ貴様ごまかすな!!お前が殺人鬼だろう!?」
吉良「(キラークイーン…今の隙にこいつの缶コーヒーを爆弾に変えた…目立つ殺人だが仕方ない…)」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:39:25.21 ID:YJt+GU+SO
両津「まったく、なかなかしぶとい奴だ」グイッ
ドゥン!!!
両津「ごほ!ごほ!な、なんだ!?いきなりコーヒーが爆発したぞ!?」
中川「空気が膨張してたんですかね?あーあ、屋根が吹っ飛んじゃった」
吉良「(し…死なない…!?)」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:43:27.11 ID:YJt+GU+SO
両津「やばいな、部長に見られたら怒られるぞ…」
部長「もう見てるぞ!!」バッ
両津「げっ!!すごいタイミング!!」
部長「まったく!また派出所を爆破しおって!今日は許さんぞ!!」
両津「知らない!わしは無実だぁ」
吉良「(このスキに…)」ソ~ッ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:50:13.81 ID:YJt+GU+SO
部長「ん?誰かねきみは」
吉良「ドキッ!!」
中川「派出所に侵入していたあやしい男です いま職務質問しています ここだけの話、殺人鬼じゃないかと…」
両津「部長!こいつが犯人です!本庁に連れていきましょう!!」
部長「まぁ待て 若い者は短気でいかん」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:53:22.68 ID:YJt+GU+SO
部長「きみ、職業は?」
吉良「か…会社員ですが…」
部長「会社員がこんな時間になにをしているのかね」
吉良「取引先まで行こうと…道に迷ってしまい派出所で尋ねようとしまして…」
部長「ふむ…一応筋は通っているな…」
中川「」カリカリ←調書をとっている
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 10:58:29.80 ID:YJt+GU+SO
両津「部長見てください!こいつ現場のネクタイに手をつけていました!こんなものに手をつけるのは犯人しかおりませんよ!!」
部長「なんだこのネクタイは…最近の流行りは理解に苦しむ」
両津「こんなもの着ける奴なんていません!センスゼロ!!最悪の美的感覚です!!」
吉良「(こいつら殺す…)」ピクピクッ
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:02:16.05 ID:YJt+GU+SO
吉良「(こうなればシアーハートアタックだ…さっきはつい威力をおさえてしまったが無敵のシアーハートアタックで殺す…)」
ボルボ「いやぁ、派出所の皆さん」
両津「おぅボルボじゃないか、どうした」
ボルボ「近くまで寄ったもので…ところでなんですかその小型戦車は?」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:05:06.76 ID:YJt+GU+SO
シアーハートアタック「コッチヲミロ~」
部長「こら両津!また派出所にオモチャを持ち込みおって!!」
両津「私じゃありませんよ!第一こんなセンスの悪いもの私はつくりません!!」
中川「」カリカリ←調書をとっている
ボルボ「いやぁ、はっはっはっ しかしなかなかよくできてる…」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:08:24.57 ID:YJt+GU+SO
シアーハートアタック「コッチヲミロ~!!」
ボルボ「げっ!!私の方に向かってきた!!」
ボルボ「ひぇえええええ!!助けてくれぇ~!!!」
ドゥウウウウン
中川「あ~あ、ボルボさんの手榴弾に誘爆しちゃった…」
両津「出てきて数分で退場とは…あわれなやつだ」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:11:01.88 ID:YJt+GU+SO
部長「しかしこの男いよいよあやしいな」
両津「でしょう!ね、部長!私が見つけたんですからね!そこんとこよろしく」
中川「」カリカリ←調書をとっている
吉良「(ぐっ…ぐぐぐぐぐっ…)」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:14:57.63 ID:YJt+GU+SO
吉良「(もはやこれまでっ…)キラークイーン!!!」
両津「ぬぉっ!!突然キティちゃんが現れたぞ!!」
部長「な…なんだこれは!?どういうことだ!?説明しろ両津!!」
両津「私に聞かれても知りませんよ!!ひぇえええ!襲ってきた!!」
中川「先輩!部長!奥に逃げましょう!!」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:18:27.70 ID:YJt+GU+SO
中川「どうやら奴がホシで間違いないようですね」
両津「冷静に分析しとる場合か!わしら追いつめられてしまったぞ!!」
部長「静かにしろ両津!警察官はこういうときこそ落ち着いてなければいかん」
両津「そりゃあ部長は老い先短いからいいでしょうけど…」ブツブツ
ゴンッ
両津「あいたっ!!」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:22:17.19 ID:YJt+GU+SO
部長「こうなれば一人があの猫の犠牲となろう そのスキに犯人をとりおさえる」
両津「ぶ…部長!!感服いたしました!!かわいい部下のために自分の命を投げうつその姿勢…」
部長「お前が行くんだ」
両津「そんなバカなっ!!!」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:24:32.51 ID:YJt+GU+SO
部長「お前なら死にはせん 大丈夫だ」
両津「ひどいっ!!理不尽だ!横暴だ!わしはこのことを世間に訴えかけてやるぞ!!」
部長「ここで射殺されたいか?」チャキ
両津「」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:27:54.33 ID:YJt+GU+SO
両津「うぉおおお!!でりゃああああ!!!」
部長「いいか中川…両津がやられているスキに飛びかかるぞ 両津が殺されても動揺するなよ」
中川「は…はい」
吉良「バカかこの警官…?スタンドに生身でむかってくるとは…」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:31:14.44 ID:YJt+GU+SO
両津「うりゃあああ!!!サンダル殺法だ!!!きぇえええい!お前は死んだ!」
吉良「うぐぅ…っ!バカなっ…!キラークイーンがダメージを受けているっ…!!」
部長「今だ中川!飛びかかれ!!」
中川「はいっ!!」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:34:54.53 ID:YJt+GU+SO
部長「吉良吉影!現行犯逮捕だ!!」
吉良「ぐ…ぐわぁああああ!!こ…この吉良吉影がぁあ…!!」
両津「やったあ!これで金一封はわしのもの!」
吉良「ぐ…ぐぬぬ…ぐぁああ!!」
中川「部長!吉良がなにかスイッチを押そうとしています!!」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:40:33.98 ID:YJt+GU+SO
両津「スイッチを押させるなぁああああ!!!」
吉良「いいや!限界だ!押すねっ!今だっ!!」
ズンッ
本田「よぅ両津のだんな、遊びにきたぜ ん?悪いな兄ちゃん 手を轢いちまったか」
吉良「こ…」
吉良「このクソカスどもがぁあああああああ」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:45:14.63 ID:YJt+GU+SO
こうして吉良事件は終わり派出所に平和が戻ってきた…
麗子「みんなおはよう」
両津「おぅ麗子 もう平気なのか」
麗子「えぇおかげさまで 犯人もつかまったそうね」
両津「まあね、わしの活躍があってこそだな」エッヘン
中川「先輩ってなにかしましたっけ…?」
両津「誰がキティちゃんの足止めをしていたと思っているのだバカ者!!」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:49:15.05 ID:YJt+GU+SO
部長「おぉ麗子くん、元気そうでなによりだ」
両津「ぶっちょ~!!それより金一封は!?犯人を捕まえたのはわしですよ」ハッハッ
部長「ん…お前なにかしたか…?」
両津「みんなひどいっ!わしとキティちゃんの死闘はなんだったんだ!!」
部長「金一封は本田に贈られることになった」
両津「げっ!!」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:53:51.84 ID:YJt+GU+SO
部長「それとボルボが二階級特進することになった」
中川「殉職…ですか…」
両津「思えば幸うすい人生だった…」
部長「しかし私から特別にボーナスをやろう」
両津「さっすが部長!人間ができてらっしゃる!!」
部長「ほら、棒とナスだ!」ビシッ
両津「げっ!!」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 11:54:12.03 ID:YJt+GU+SO
部長「さらに棒ナスを上げた!」サッ
両津「ぬぉお…一億年前のギャグを平然とやるとは…頭が…」
中川・麗子「はっはっはっは」
おわり
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