カイジ「財布落とした…!」

15 2月, 2012 (08:27) | こち亀, 賭博黙示録カイジ | By: SS野郎

1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 16:46:15.95 ID:3pSg18LK0

カイジ「あんな財布、どうせ3千円も入ってないが俺にとっては大事な金…!」

カイジ「あれがあればパチンコで一発当てることもできる…!」

カイジ「だがいまどき財布を交番に届ける奴なんて…皆無……!!!」

カイジ「…とは言ったものの、何もすることなんてない…バイトも首になっちまったし…」

カイジ「しょうがねえ…交番に行くか…!」


2:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 16:50:30.77 ID:3pSg18LK0

カイジ「」テクテク

カイジ「ん?なんだこれ?これは…財布……!!」バッ

カイジ「…俺のじゃねえ…!おまけに一円も入ってねえ…!」

カイジ「」ポイッ

カイジ「……」

カイジ「クソッ…!なんで俺は財布を交番なんかに届けてんだ…!!」

4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 16:53:52.32 ID:3pSg18LK0

交番…!

両津「麗子、わしの財布を知らないか?」

麗子「両ちゃんまた財布落としたの?どうせ1円も入っていないんでしょ?」

両津「うるさい!あの財布には絶対に誰にも知られてはいけない秘密があるのだ!」

麗子「どうせHな画像でしょ?」

両津「う、うるさい!麗子はあっちに行ってろ」

両津「中川は知らんか?」

中川「僕は見てませんよ」

両津「うぬぬ…」

カイジ「すいません…」

5:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 16:54:39.83 ID:z1JRy8qu0

すごい組み合わせだな

9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:03:10.69 ID:3pSg18LK0

麗子「はい?」

カイジ「あの…財布届いてないですか?茶色い二つ折りの財布なんですけど…」

麗子「ちょっと待っててくださいね」

カイジ「はい(ピンク色の服を着ているが…あの人警官か?…!!まさか…!また帝愛が…ってそんな訳ないか)」

3分後

麗子「ありましたよ」ニコッ

カイジ「えっ?」

麗子「ありましたよ?」

カイジ「本当ですか!?」

麗子「はい。平沢唯ちゃんという女子校生が届けてくれましたよ。今時珍しいですよね」

カイジ「(…まさか本当に届けてくれる人がいるなんて…!それも…!女子校生)」

カイジ「(犯罪的だ…!」

12:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:07:46.54 ID:zC0hV8pEP

拾い主の名前バラすなwww

11:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:06:52.67 ID:3pSg18LK0

麗子「ちなみに謝礼金はいらないそうですよ」

カイジ「本当ですか!?(ありがてぇ…!ありがてぇ…!)」

麗子「それじゃあここにお名前を記入してもらえますか?」

カイジ「あ、はい。あ、そういえば俺も財布を拾ったんですが…」

麗子「本当ですか?」

カイジ「はい、これです」

麗子「あ!これ両ちゃんの!両ちゃあ~ん!」

13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:09:57.00 ID:3pSg18LK0

両津「なんだ?」

麗子「財布あったわよ。伊藤さんって方が拾ってくださったわ」

両津「本当か!?おお!これはわしの財布!お前が拾ってくれか?」

カイジ「そうですけど…(この人…!俺と同じ留年ギャンブラーのにおいがする……!!!」

両津「お前には何かお礼をしないとな…よし!わしについてこい!」

カイジ「え?なんでですか?」

両津「いいからついてこい!」

カイジ「はぁ…」

16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:12:41.86 ID:3pSg18LK0

麗子「両ちゃん!まだ勤務中でしょ?」

両津「パトロールだパトロール!」

カイジ「あの…別にお礼とかいらないっすよ?」

両津「お前はわしと同じ匂いがする…だから今から>>18をする!」

カイジ「え…!>>18を…!!!あんた…!正気か……!!!」

18:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:13:01.94 ID:pNBCZ6mz0

パチンコ

24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:21:58.96 ID:3pSg18LK0

両津「そうだ!パチンコをする!」

カイジ「あんた…!正気か…!?警察だろ?つーか金持ってるのか?」

両津「お前確か三千円ほどもっていたよな?」

カイジ「持ってるが…あんたはどうすんだ?」

両津「わしは125円もっている。つまり31玉も買えるということだ!」

カイジ「…!31玉もって…あんたそれじゃあ10分ももたねえじゃねえか…!」

両津「そんなもん後から考えたらいい。お前は自分の心配をしろ…それからわしのことは両津さんと呼べ」

カイジ「…!(こいつ…本当の屑だッ…!!)」

26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:28:34.51 ID:anxGFhuvO

カイジに言われるとは

さすが両さん

31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:40:16.43 ID:CQ8Ac6UOO

一玉100円……?

33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:48:53.09 ID:3pSg18LK0

パチンコ屋…!

両津「おい、すまんが125円しかないんだ!バラで売ってくれ!」

店員「(なんだあ?警官の制服なんか着やがって…)申し訳ありませんがばら売りはしておりませんので…」

両津「なんだと?ちょっとくらいいいじゃねえかよ」

店員「規則なんで…(早く帰れよ)」

?「まあ待て」

店員「主任!」

両津「お前が責任者か?この店は融通が利かないんだな」

主任「…分かりました。その代わり1玉5円というのはどうですか?」

両津「うーむ…よし!いいだろう!」

主任「分かりました。それじゃあ少々お待ちください」

34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:54:51.55 ID:3pSg18LK0

3分後

主任「お待たせいたしました」

両津「おう!悪いな」

主任「そちらのお客様は?」

カイジ「俺は…(クソッ…!またパチンコをやるのか俺は…!)」

両津「こいつは3千円分だ」

主任「了解しました」

カイジ「え?おいあんた…!何勝手なこと言ってんだ…!」

両津「うるさい!後のことは後で考えればいいだろう!」クワッ

カイジ「…!(やはりこの人…!本当の屑ッ…!留年ギャンブラー…!!)」

35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:59:18.55 ID:3pSg18LK0

両津「」ジーッ

両津「この台だな。お前はあの台を使え」

カイジ「あんた…あたりの台が分かるのか?」

両津「まあな。それからわしのことは両津さんと呼べといっただろ!」  

カイジ「…(どうせ3千円だし賭けてみるか)」

10分後

両津「」ジャララララ

カイジ「」ジャララ

カイジ「(すげえ…!出るッ…!出るッ……!!!」

カイジ「(だが…!俺よりも…!)」チラッ

38:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:07:15.14 ID:3pSg18LK0

両津「…」ジーッジャララララ

カイジ「(すごいッ…!この人は…!本物のギャンブラー…!!)」

両津「…今日はこんなもんだな」

カイジ「えっ?」

両津「おいお前、名前はなんと言ったか」

カイジ「伊藤です。伊藤カイジ」

両津「カイジ、帰るぞ」

カイジ「でもまだ全然でてるじゃないですか」

両津「今やめといた方がいいんだ」

カイジ「でも…」

両津「いいから行くんだ」

41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:12:50.31 ID:3pSg18LK0

カイジ「(惜しいがあの人が言うなら正しいのだろう)」

両津「おい、石に変えてくれ」

主任「か、かしこまりました…(あんなコスプレ野郎と留年ギャンブラーにこんなに持っていかれるなんて…)」

主任「こちらへどうぞ」

カイジ「…!!(こんなに…!)」

両津「まあまあだな…」

主任「あ、ありがとうございました…」

カイジ「両津さん!すごいですね!!」

両津「まあな」

43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:16:30.72 ID:3pSg18LK0

5分後のパチンコ屋…!

部長「すいませんがこちらに警官の服を着た人が来ませんでしたか?」

主任「き、来ました!!ちょうど5分くらい前に出て行きました!あっちです!」

部長「そうですか…ご協力感謝します(一足遅かったか)」

両津「よし、次は>>50をするぞ」

カイジ「…!(>>50だと…!?)」

50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:20:16.67 ID:TV5h6TdU0

鉄骨渡り

55:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:28:27.50 ID:3pSg18LK0

カイジ「ふざけるな…!!あの鉄骨渡りで何人の人が犠牲になってると思っているんだ…!」

両津「じゃあやんなくていいよ。その代わりわしだけ1千万もらうけどね」

カイジ「クッ…!つーかその前になんで両津さんが鉄骨渡りを知っているんだ…!?」

両津「わしを誰だと思っている。まあ色々事情があって部長に地下に送られているんだ」

両津「かれこれ20回くらいいれられている」

カイジ「この人となら…!やれる…!」

58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:34:50.10 ID:3pSg18LK0

地下入り口…!

両津「おい!わしだ!また鉄骨渡りをやらせてくれ」

優しいおじさん「またあんたか…それに伊藤カイジ…!」

カイジ「あんたは…!優しいおじさん…!」

優しいおじさん「チッ…!入れ…!」

鉄骨前…!

両津「よし、カイジ行くぞ!」

カイジ「本当に行くのか…!?」ガクブル

両津「当たり前だ!」

カイジ「…分k」

部長「こら~!両津~!」

59:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:41:19.58 ID:3pSg18LK0

両津「ぶ、ぶちょ~~!!!」

部長「またサボっているな!!」

両津「おいカイジ、逃げるぞ!」

カイジ「逃げるってどこに…」

両津「鉄骨を渡るんだよ!」

カイジ「ええ!?」

部長「待て~両津~」ダッ

両津「ほら行くぞ!」ダッ

両津「うお~」カランコロン

カイジ「クッ…!うお~…!」ダッ

部長「待て~!」ダッ

62:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:53:49.80 ID:3pSg18LK0

10分後

ギャラリー1「あいつらもう20回も往復しているぞ…!」

ギャラリー2「そんな…!馬鹿な…!」

部長「待て~両津~」

両津「うお~」

カイジ「はあ…!はあ…!」

63:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:55:21.00 ID:3pSg18LK0

翌日

丸井「あれ?両さんは?」

大原「ちょっと地下に10年ほど修行にいってな」ズズー

【完】

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