カイジ「財布落とした…!」
1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 16:46:15.95 ID:3pSg18LK0
カイジ「あんな財布、どうせ3千円も入ってないが俺にとっては大事な金…!」
カイジ「あれがあればパチンコで一発当てることもできる…!」
カイジ「だがいまどき財布を交番に届ける奴なんて…皆無……!!!」
カイジ「…とは言ったものの、何もすることなんてない…バイトも首になっちまったし…」
カイジ「しょうがねえ…交番に行くか…!」
2:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 16:50:30.77 ID:3pSg18LK0
カイジ「」テクテク
カイジ「ん?なんだこれ?これは…財布……!!」バッ
カイジ「…俺のじゃねえ…!おまけに一円も入ってねえ…!」
カイジ「」ポイッ
カイジ「……」
カイジ「クソッ…!なんで俺は財布を交番なんかに届けてんだ…!!」
4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 16:53:52.32 ID:3pSg18LK0
交番…!
両津「麗子、わしの財布を知らないか?」
麗子「両ちゃんまた財布落としたの?どうせ1円も入っていないんでしょ?」
両津「うるさい!あの財布には絶対に誰にも知られてはいけない秘密があるのだ!」
麗子「どうせHな画像でしょ?」
両津「う、うるさい!麗子はあっちに行ってろ」
両津「中川は知らんか?」
中川「僕は見てませんよ」
両津「うぬぬ…」
カイジ「すいません…」
5:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 16:54:39.83 ID:z1JRy8qu0
すごい組み合わせだな
9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:03:10.69 ID:3pSg18LK0
麗子「はい?」
カイジ「あの…財布届いてないですか?茶色い二つ折りの財布なんですけど…」
麗子「ちょっと待っててくださいね」
カイジ「はい(ピンク色の服を着ているが…あの人警官か?…!!まさか…!また帝愛が…ってそんな訳ないか)」
3分後
麗子「ありましたよ」ニコッ
カイジ「えっ?」
麗子「ありましたよ?」
カイジ「本当ですか!?」
麗子「はい。平沢唯ちゃんという女子校生が届けてくれましたよ。今時珍しいですよね」
カイジ「(…まさか本当に届けてくれる人がいるなんて…!それも…!女子校生)」
カイジ「(犯罪的だ…!」
12:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:07:46.54 ID:zC0hV8pEP
拾い主の名前バラすなwww
11:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:06:52.67 ID:3pSg18LK0
麗子「ちなみに謝礼金はいらないそうですよ」
カイジ「本当ですか!?(ありがてぇ…!ありがてぇ…!)」
麗子「それじゃあここにお名前を記入してもらえますか?」
カイジ「あ、はい。あ、そういえば俺も財布を拾ったんですが…」
麗子「本当ですか?」
カイジ「はい、これです」
麗子「あ!これ両ちゃんの!両ちゃあ~ん!」
13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:09:57.00 ID:3pSg18LK0
両津「なんだ?」
麗子「財布あったわよ。伊藤さんって方が拾ってくださったわ」
両津「本当か!?おお!これはわしの財布!お前が拾ってくれか?」
カイジ「そうですけど…(この人…!俺と同じ留年ギャンブラーのにおいがする……!!!」
両津「お前には何かお礼をしないとな…よし!わしについてこい!」
カイジ「え?なんでですか?」
両津「いいからついてこい!」
カイジ「はぁ…」
16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:12:41.86 ID:3pSg18LK0
麗子「両ちゃん!まだ勤務中でしょ?」
両津「パトロールだパトロール!」
カイジ「あの…別にお礼とかいらないっすよ?」
両津「お前はわしと同じ匂いがする…だから今から>>18をする!」
カイジ「え…!>>18を…!!!あんた…!正気か……!!!」
18:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:13:01.94 ID:pNBCZ6mz0
パチンコ
24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:21:58.96 ID:3pSg18LK0
両津「そうだ!パチンコをする!」
カイジ「あんた…!正気か…!?警察だろ?つーか金持ってるのか?」
両津「お前確か三千円ほどもっていたよな?」
カイジ「持ってるが…あんたはどうすんだ?」
両津「わしは125円もっている。つまり31玉も買えるということだ!」
カイジ「…!31玉もって…あんたそれじゃあ10分ももたねえじゃねえか…!」
両津「そんなもん後から考えたらいい。お前は自分の心配をしろ…それからわしのことは両津さんと呼べ」
カイジ「…!(こいつ…本当の屑だッ…!!)」
26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:28:34.51 ID:anxGFhuvO
カイジに言われるとは
さすが両さん
31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:40:16.43 ID:CQ8Ac6UOO
一玉100円……?
33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:48:53.09 ID:3pSg18LK0
パチンコ屋…!
両津「おい、すまんが125円しかないんだ!バラで売ってくれ!」
店員「(なんだあ?警官の制服なんか着やがって…)申し訳ありませんがばら売りはしておりませんので…」
両津「なんだと?ちょっとくらいいいじゃねえかよ」
店員「規則なんで…(早く帰れよ)」
?「まあ待て」
店員「主任!」
両津「お前が責任者か?この店は融通が利かないんだな」
主任「…分かりました。その代わり1玉5円というのはどうですか?」
両津「うーむ…よし!いいだろう!」
主任「分かりました。それじゃあ少々お待ちください」
34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:54:51.55 ID:3pSg18LK0
3分後
主任「お待たせいたしました」
両津「おう!悪いな」
主任「そちらのお客様は?」
カイジ「俺は…(クソッ…!またパチンコをやるのか俺は…!)」
両津「こいつは3千円分だ」
主任「了解しました」
カイジ「え?おいあんた…!何勝手なこと言ってんだ…!」
両津「うるさい!後のことは後で考えればいいだろう!」クワッ
カイジ「…!(やはりこの人…!本当の屑ッ…!留年ギャンブラー…!!)」
35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 17:59:18.55 ID:3pSg18LK0
両津「」ジーッ
両津「この台だな。お前はあの台を使え」
カイジ「あんた…あたりの台が分かるのか?」
両津「まあな。それからわしのことは両津さんと呼べといっただろ!」
カイジ「…(どうせ3千円だし賭けてみるか)」
10分後
両津「」ジャララララ
カイジ「」ジャララ
カイジ「(すげえ…!出るッ…!出るッ……!!!」
カイジ「(だが…!俺よりも…!)」チラッ
38:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:07:15.14 ID:3pSg18LK0
両津「…」ジーッジャララララ
カイジ「(すごいッ…!この人は…!本物のギャンブラー…!!)」
両津「…今日はこんなもんだな」
カイジ「えっ?」
両津「おいお前、名前はなんと言ったか」
カイジ「伊藤です。伊藤カイジ」
両津「カイジ、帰るぞ」
カイジ「でもまだ全然でてるじゃないですか」
両津「今やめといた方がいいんだ」
カイジ「でも…」
両津「いいから行くんだ」
41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:12:50.31 ID:3pSg18LK0
カイジ「(惜しいがあの人が言うなら正しいのだろう)」
両津「おい、石に変えてくれ」
主任「か、かしこまりました…(あんなコスプレ野郎と留年ギャンブラーにこんなに持っていかれるなんて…)」
主任「こちらへどうぞ」
カイジ「…!!(こんなに…!)」
両津「まあまあだな…」
主任「あ、ありがとうございました…」
カイジ「両津さん!すごいですね!!」
両津「まあな」
43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:16:30.72 ID:3pSg18LK0
5分後のパチンコ屋…!
部長「すいませんがこちらに警官の服を着た人が来ませんでしたか?」
主任「き、来ました!!ちょうど5分くらい前に出て行きました!あっちです!」
部長「そうですか…ご協力感謝します(一足遅かったか)」
両津「よし、次は>>50をするぞ」
カイジ「…!(>>50だと…!?)」
50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:20:16.67 ID:TV5h6TdU0
鉄骨渡り
55:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:28:27.50 ID:3pSg18LK0
カイジ「ふざけるな…!!あの鉄骨渡りで何人の人が犠牲になってると思っているんだ…!」
両津「じゃあやんなくていいよ。その代わりわしだけ1千万もらうけどね」
カイジ「クッ…!つーかその前になんで両津さんが鉄骨渡りを知っているんだ…!?」
両津「わしを誰だと思っている。まあ色々事情があって部長に地下に送られているんだ」
両津「かれこれ20回くらいいれられている」
カイジ「この人となら…!やれる…!」
58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:34:50.10 ID:3pSg18LK0
地下入り口…!
両津「おい!わしだ!また鉄骨渡りをやらせてくれ」
優しいおじさん「またあんたか…それに伊藤カイジ…!」
カイジ「あんたは…!優しいおじさん…!」
優しいおじさん「チッ…!入れ…!」
鉄骨前…!
両津「よし、カイジ行くぞ!」
カイジ「本当に行くのか…!?」ガクブル
両津「当たり前だ!」
カイジ「…分k」
部長「こら~!両津~!」
59:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:41:19.58 ID:3pSg18LK0
両津「ぶ、ぶちょ~~!!!」
部長「またサボっているな!!」
両津「おいカイジ、逃げるぞ!」
カイジ「逃げるってどこに…」
両津「鉄骨を渡るんだよ!」
カイジ「ええ!?」
部長「待て~両津~」ダッ
両津「ほら行くぞ!」ダッ
両津「うお~」カランコロン
カイジ「クッ…!うお~…!」ダッ
部長「待て~!」ダッ
62:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:53:49.80 ID:3pSg18LK0
10分後
ギャラリー1「あいつらもう20回も往復しているぞ…!」
ギャラリー2「そんな…!馬鹿な…!」
部長「待て~両津~」
両津「うお~」
カイジ「はあ…!はあ…!」
63:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/11(土) 18:55:21.00 ID:3pSg18LK0
翌日
丸井「あれ?両さんは?」
大原「ちょっと地下に10年ほど修行にいってな」ズズー
【完】
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