まどか「マミさんの家に火をつけたら燃えた」
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:02:04.01 ID:461NLIAgO
まどか「まさかこんな事になるなんて・・・」
さやか「仕方ないやまどか」
5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:14:35.21 ID:461NLIAgO
まどか「全部燃えちゃったね」
マミ「気にしないで、命が助かっただけ良かったわ」
さやか「でも明日から何処に住むんですか?」
マミ「それよね。どうしようかしら・・・」
まどか「大変だね。マミさん」
マミ「そうだわ、鹿目さんのお家に暫く泊めてもらえない?」
まどか「えー。ダメだよパパとママもいるし」
さやか「私も急だと困るなぁ」
13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:23:02.87 ID:461NLIAgO
マミ「でも他に頼れる友達がいないのよね・・・」
まどか「そんな事言われてもね?」
さやか「ねっ」
まどか「マミさん強いから生きて行けるよ」
マミ「でも、お財布も燃えたでしょ?いやらしい話なんだけど晩ご飯だけでもいいかしら」
まどか「しつこいよマミさん!急にいわれたらパパだって困るの」
マミ「ゴメンナサイね・・・」
24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:29:53.74 ID:461NLIAgO
まどか「じゃあそろそろ帰ろっか」
さやか「そうだね、お母さん心配しちゃうね」
マミ「・・・いいわよねあなたたちは。私もお母さんがいたらよかったのに」
さやか「まどか。まどか?」
まどか「なに、さやかちゃん」
さやか「なんだか私ちょっとマミさんが可哀相に見えてきたよ」
まどか「さやかちゃんは優しいんだね」
さやか「えへへ」
まどか「じゃあ、コンビニで晩ご飯ぐらい買ってあげてもいいかな」
マミ「あら?いいの鹿目さん」
32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:35:23.66 ID:461NLIAgO
まどか「うん。お礼ならさやかちゃんに言いなよ」
マミ「有り難うね、美樹さん」
さやか「よしてよ。照れるよ」
まどか「じゃあマミさん自転車貸してくれない」
マミ「自転車?」
まどか「だって自転車は駐輪場だから燃えてないじゃない」
マミ「あぁ、そうよね」
まどか「嫌だな、先輩なんだからしっかりしてよマミさん」
マミ「ごめんなさいね。カギならポケットに入ってたわ」
39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:41:02.96 ID:461NLIAgO
まどか「さやかちゃん二人乗りしようよ」
マミ「ダメよ、鹿目さん。自転車の二人乗りは危ないわ」
まどか「関係ないよ。マミさんは静かにしててよ」
さやか「仕方ないよ、マミさんは心配性だからね」
マミ「そうかしら。自分では普通だと思うんだけど」
まどか「マミさんらしいや」
40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:45:40.02 ID:461NLIAgO
まどか「じゃあいくね、さやかちゃん」
さやか「うん。漕いでいいよ」
マミ「フラフラしてない?危ないわよ」
さやか「まどか、早く漕いでよ」
まどか「分かってるよ、そんなに体重かけないで」
さやか「わたし全然かけてないよ」
まどか「絶対かけてるよ。止めてよね」
マミ「ほら、ちゃんと前をみないと」
まどか「あ・・・」
41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:50:51.50 ID:461NLIAgO
マミ「・・・私の自転車」
まどか「ごめんね、さやかちゃん。怪我はない」
さやか「うん。ギリギリで飛び降りたからね」
まどか「えへへ。わたしも」
さやか「やっぱり二人乗りは危ないね」
まどか「気付いて正解だね。マミさん自転車戻しておいていいよ」
マミ「・・・ええ。でもチェーンが外れちゃったから直してからにするわ」
さやか「本当だ。ハンドルも曲がってるよ」
マミ「そこも直さないとね・・・」
まどか「じゃあ歩いて行こうかさやかちゃん」
さやか「そうだよね」
44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:59:18.34 ID:461NLIAgO
まどか「コンビニのスイーツって美味しそうだよね」
さやか「うん。買うつもりが無くても見たらついカゴに入れちゃうの」
まどか「さやかちゃん、デザート何にしたの」
さやか「私は焼プリンだよ」
まどか「じゃあ私もそれにするよ」
さやか「お揃いだね」
まどか「うん。お揃いだよ」
さやか「雑誌も見ていい?」
まどか「勿論だよ。私も見たい漫画があったの」
49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 18:05:24.04 ID:461NLIAgO
まどか「沢山買っちゃったね」
さやか「あれ・・・。そういえばマミさんの分忘れてない」
まどか「え?そうだったね。すっかり忘れてたよ」
さやか「マミさんって何食べるんだろう」
まどか「知らないなぁ。何食べるのかな」
さやか「あんまり想像できないよね」
まどか「えへへ。それに今月のなかよし買ったからあんまりお金無いんだよね」
さやか「無駄遣いしたらお母さんに怒られるしね」
53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 18:15:18.74 ID:461NLIAgO
マミ「・・・ふう。自転車を修理するのも意外と大変なのね」
まどか「あれ。まだやってたのマミさん」
マミ「あらお帰りなさい二人とも。なかなかチェーンが挟まらなくてね」
まどか「もう少し左から掛けたらいいんじゃないかな?」
マミ「・・・こうかしら?」
まどか「違うよ。だから左だってば」
マミ「・・・口で言われても分からないわ」
さやか「そうなんだ?」
マミ「だからね。鹿目さんちょっとやって見てくれないかしら」
まどか「やだよ。油でベタベタになるよ。分からないのかなマミさん?」
マミ「そうよね・・・、私が悪かったわ」
74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 18:57:28.18 ID:461NLIAgO
さやか「そんな事より早く食べないかな」
まどか「そうだね。レンジでチンしてもらったのに」
さやか「冷めちゃうよね」
まどか「ねっ」
マミ「分かったわ。頂きますをしましょうか」
まどか「え?どうしてなのマミさん」
マミ「だって・・・美樹さんが」
さやか「確かに私は言ったけどそうじゃないよ」
76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:04:34.52 ID:461NLIAgO
まどか「マミさんの手だよ」
マミ「・・・え」
さやか「マミさん手が自転車の油でベタベタ・・・」
マミ「・・・あら」
まどか「ご飯を食べる前に手をキレイにしないとママに怒られるでしょ」
マミ「ごめんなさいね・・・私お母さんいないのよね。だからね」
さやか「まどか。まどかさ?」
まどか「なにかな。さやかちゃん」
さやか「マミさんの前でお母さんの話って止めるのどうかな?」
まどか「どうしてなの。私分からない」
さやか「だって、マミさん少し落ち込んじゃうんだよ」
まどか「そうなんだ。さやかちゃんはやっぱり優しいね」
さやか「えへへ」
83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:13:16.76 ID:461NLIAgO
まどか「マミさんの手キレイになったかな」
さやか「大丈夫じゃないかな?お水で洗ったら」
まどか「そうだよね」
マミ「公園の蛇口って便利ね・・・」
まどか「お帰りマミさん。お水で洗えたかな」
マミ「えぇ。公園の水道水を使ったのよ」
さやか「水の力は凄いってわけよ」
まどか「その言い方じゃ、さやかちゃんのお陰みたい」
マミ「本当に面白い子ね。美樹さんは」
さやか「えへへ。恥かしから食べようよ」
マミ「待ってね。紙コップにお水を汲んできたの」
88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:26:44.85 ID:461NLIAgO
まどか「あれ。マミさん三つもコップあるの?」
マミ「そうよ。私達三人でしょう、いやね」
さやか「ううん違うよマミさん。そういう意味じゃないの、まどかが言ったのは」
マミ「それは?鹿目さん」
まどか「私ポカリスエット買っちゃった」
さやか「私もポカリだよ」
まどか「えへへ。さやかちゃんと私、お揃いなの」
マミ「・・・なかよしなのね。二人は。お水どうしようかしら」
まどか「こっちの溝に流したら排水口に落ちるよ」
マミ「・・・そうよね」
さやか「見て見て、まどか。少しずつ水が流れていくね」
まどか「お水の力は凄いってわけだね」
さやか「えへへ。それわたしの面白いやつ」
93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:36:38.90 ID:461NLIAgO
マミ「でもね、ポカリスエットって甘いでしょう」
まどか「うん。美味しいから沢山飲めるね。ご飯の前だけど」
マミ「そうやって水の代わりに沢山飲むの、私は関心しないな・・・」
さやか「それがマミさんの面白いやつ?」
まどか「マミさん。さやかちゃんに教えてもらいなよ、面白いやつ」
マミ「違うわよ。沢山お砂糖をとると身体に悪いから・・・」
まどか「・・・ごめん。マミさん」
さやか「・・・いやだな。マミさんもそんなつもりで言ったんじゃないよ」
まどか「そうなの?マミさん」
マミ「・・・うん」
まどか「安心したよ私。ビックリしちゃった」
マミ「ごめんなさいね。ご飯は楽しく食べないとね」
95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:45:00.12 ID:461NLIAgO
まどか「それはマミさんが気にする事じゃないんだよ」
マミ「・・・そうよね」
さやか「じゃあ早く食べちゃおうよ。今日はパスタの気分だったの」
マミ「あら?美樹さんは西洋なのね」
まどか「じゃあねマミさん。私の焼き肉弁当は日本洋なの」
マミ「それじゃあ海の名前みたいよ」
まどか「違うの?焼き肉弁当は」
マミ「東洋よね、それを言うなら」
まどか「あはは。マミさん面白いね。とうようよねって?」
さやか「そういえば、二回うよって言ったね」
マミ「あらら。先輩をからかわないで鹿目さん」
まどか「えへへ。今日のマミさんの初めて面白いやつだね」
96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:51:56.73 ID:461NLIAgO
マミ「私もお腹がすいたわ。なにを買って来てくれたのかしら」
さやか「マミさんはオニギリだよ」
マミ「・・・え。オニギリなの」
まどか「おかかがさやかちゃんで梅干しが私だよ」
マミ「オニギリ二つなのね」
まどか「あぁ。やっぱりマミさんオニギリは食べないのかな」
さやか「そうみたいだね。お米ならマミさんも食べると思ったのに」
まどか「難しいね、マミさんは」
マミ「違うのよ・・・私オニギリも食べるもの」
まどか「良かった。大丈夫みたいだね」
さやか「うん大丈夫。ビックリして損したみたい」
98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:08:28.74 ID:461NLIAgO
まどか「みんなで食べるお弁当は美味しいね」
さやか「うんうん。コンビニなのにね」
マミ「・・・鹿目さん。お肉残しているのね」
まどか「そうだよ。沢山あるの」
マミ「あのね、意地汚いと思われるかもしれないけれどね」
さやか「どうしたのさ、マミさん」
マミ「一口貰ってもいいかしら、お肉?」
さやか「あれ。マミさん知らなかったんだ」
マミ「・・・え」
99 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:16:15.59 ID:461NLIAgO
まどか「わたしね。美味しいものは最後に食べるの」
マミ「・・・そうなの」
まどか「お肉って美味しいね」
マミ「うん。そうよね・・・」
さやか「まどか。マミさんの空気がまたオカシイよ」
まどか「本当だ。さやかちゃんジョシリョク高いね」
さやか「えへへ。よせやいよせやい」
まどか「マミさん、これで元気を出してよ」
さやか「今月号のなかよしだよ」
マミ「私・・・ちゃお派なのよね」
まどか「気にしないでよ私、読み終わったから」
102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:28:25.14 ID:461NLIAgO
さやか「お腹いっぱいだね」
まどか「焼きプリンもあったもん」
さやか「焼きプリンは余計だったかな」
まどか「デザートとは別腹だよ。女の子だもの」
マミ「・・・そうよね」
さやか「ほら、見てよまどか、マミさん。沢山星が出てるよ?」
まどか「本当だ。あんなにハッキリ見えるよ」
マミ「きっと建物の照明が全て焼けてしまって暗いから、相対的に明るく見えるのね」
さやか「そうなんだ。相対的に見えるんだ」
まどか「さやかちゃん。相対的って何?」
さやか「えへへ。分かんないよ」
まどか「それってさやかちゃんが、相対的って言いたいだけでしょ」
さやか「ばれたか」
105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:35:52.98 ID:461NLIAgO
まどか「あれはなんて星座かな」
さやか「どのヤツ?」
まどか「あっちの白っぽいのだよ」
マミ「・・・白い星座なんてあるの?」
さやか「おかしいよまどか。なんだか大きくなってるよ」
まどか「本当だ。星座じゃなくて何か落ちて来てるんだよ」
マミ「あれはキュゥべえね・・・」
まどか「きゅうべえ?それが落ちてきたの」
108 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:41:45.13 ID:461NLIAgO
キュゥべえ「僕の名前はキュゥべえ」
マミ「こんばんはキュゥべえ」
まどか「あなたキュゥべえっていうの?可愛い尻尾だね」
キュゥべえ「えへへ。ありがとう」
さやか「あんな高い所から落ちも大丈夫なんだね」
マミ「うふふ。美樹さんネコは高い所から落ちても平気なのよ」
キュゥべえ「僕はネコじゃないよ」
まどか「マミさんはいつも物知りだよね」
さやか「本当だね」
キュゥべえ「僕はネコじゃないよ」
112 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:49:11.45 ID:461NLIAgO
さやか「キュゥべえもご飯を食べにきたの?」
まどか「ごめんね。もうなかよししか残ってないの」
キュゥべえ「もう立ち読みしたから気にしないで」
マミ「・・・キュゥべえもなかよし派なのね」
キュゥべえ「大丈夫。ちゃおとりぼんも読んでるよ。立ち読みだけど」
まどか「キュゥべえって立ち読みが好きなんだね」
キュゥべえ「えへへ。・・・それよりマミに差し入れだよ」
マミ「あら・・・気を使わなくていいのに」
キュゥべえ「家が燃えたら大変だもの。つまらない物だけど受け取ってよ」
さやか「えらいねキュゥべえ。お母さんみたいだよ」
まどか「ネコなのにしっかりしてるね」
キュゥべえ「ネコじゃないよ」
115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:59:49.27 ID:461NLIAgO
さやか「キュゥべえさん来たならもう私達いいかな?」
まどか「そうだよね。ママが心配しちゃうね。キュゥべえさん任せていいかな?」
キュゥべえ「キュゥべえで良いよ。気を使わないで」
まどか「いいネコだね、さやかちゃん」
さやか「そうだね」
キュゥべえ「ネコじゃないよ」
マミ「・・・そうだわ、鹿目さん達。ちょっとだけ時間を貰えるかしら」
さやか「何かなマミさん」
マミ「キュゥべえの事なんだけどね・・・」
118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:07:55.64 ID:461NLIAgO
マミ「この子と契約すれば何でも願い事が叶うのよ・・・」
まどか「凄いねキュゥべえって。じゃあ叶えてよ」
キュゥべえ「いいけど魔法少女になっちゃうよ」
まどか「願い事だけでいいよ。別に」
キュゥべえ「それじゃあ契約にならないよ」
まどか「難しいんだね、契約って」
さやか「私はいいよ。契約しようよ」
まどか「そうなんだ。さやかちゃん大胆だね」
さやか「だってマミさんが可哀相でしょ」
マミ「美樹さん・・・分かってもらえたのね」
122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:20:19.83 ID:461NLIAgO
キュゥべえ「美樹さやか。キミの願いはエントロピーを凌駕した・・・」
まどか「さやかちゃんエントロピーを凌駕したの?」
さやか「うん凌駕したみたいだね」
まどか「へぇ。なんかカッコいいね」
マミ「・・・あら。おかしいわね」
さやか「どうしたのマミさん。不安そうだよ」
マミ「いえね・・・、マンションが何も変わっていないから」
まどか「マンション?マミさんのマンション?」
キュゥべえ「持ってきたよ、さやか。ここに置いておくね」
さやか「有り難うキュゥべえ。マミさん、壊れた自転車直してもらったよ」
マミ「あら・・・。そっちだったの?」
124 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:25:33.20 ID:461NLIAgO
まどか「凄いね。ピッタリ元の場所にチェーンがハマってるよ」
キュゥべえ「エントロピーを凌駕したからね」
さやか「良かったよ。マミさん自転車が無かったら大変だと思って」
まどか「良かったねマミさん。新品みたいだね」
マミ「えぇ・・・。もう二人乗りしちゃダメよ」
さやか「はーい。分かってますよ」
キュゥべえ「マミの自転車で二人乗りしたのかい?悪い子だね」
まどか「えへへ。キュゥべえにバレちゃった」
130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:39:44.91 ID:461NLIAgO
詢子「まどかー。おーいまどかー」
キュゥべえ「誰かな?まどかって呼んでるよ」
まどか「私の名前だよ。ママが迎えに来てくれたの」
キュゥべえ「そうなんだ。もう遅いからね」
まどか「ママ。こっちだよ」
詢子「おう。皆遅くまで遊んでて大丈夫なのかい?」
さやか「私ももうすぐ、お母さんが車で迎えにくるから」
キュゥべえ「僕は門限とか無いから平気だよ」
詢子「あはは。そりゃあネコだもんな」
キュゥべえ「ネコじゃないよ。まどかのお母さん」
マミ「・・・私は家がここですから」
134 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:53:58.15 ID:461NLIAgO
まどか「ママはもう、晩ご飯食べたの?」
詢子「パパとタツヤですき家の牛丼さ」
まどか「いいなあ。私も食べたかったよ、すき家の牛丼」
さやか「まどか焼き肉弁当だったじゃん?」
まどか「えへへ。それもそうなんだけどね」
詢子「それじゃウチに帰るかまどか?」
まどか「そうだねママ。なんだか眠たいよ」
マミ「・・・はぁ」
まどか「あ。そうだ、ちょっと待ってねママ」
詢子「ん。どうした?」
137 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:01:28.18 ID:461NLIAgO
まどか「ねぇマミさん。私知ってるよ」
マミ「なんのことかしら鹿目さん・・・」
まどか「マミさん恥ずかしがりやだから言えないんだよね」
さやか「どういう事なの?まどか」
マミ「あら、鹿目さん・・・。それじゃあ」
まどか「うん。キュゥべえにお願いしていいかな」
キュゥべえ「いいけど契約だよ?」
まどか「お願いだけじゃダメなの」
キュゥべえ「それじゃあ、すき家で牛丼を食べてお金が無いのと同じだよ」
まどか「えへへ。言ってみただけだよ」
139 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:12:02.22 ID:461NLIAgO
キュゥべえ「キミの願いはエントロピーを凌駕したからね」
まどか「やったねキュゥべえ」
キュゥべえ「うん。やったね、まどか」
マミ「・・・いえね。鹿目さん」
まどか「何かなマミさん」
マミ「マンションなんだけどね・・・。焦げたままなのよ」
さやか「火事になったもんね」
マミ「鹿目さん。あなたキュゥべえに何をお願いしたのよ・・・」
まどか「マミさんのママだよ」
「マミちゃん?・・・どこなのマミちゃん」
マミ「あら・・・マンションの裏手からお母さんの声が」
144 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:19:28.94 ID:461NLIAgO
まどか「マミちゃんだって。マミさんなのに、なんだか恥かしいよね」
さやか「マミさんのお母さんだからね」
マミ「・・・どうして私のお母さんを?」
まどか「マミさんママの話題で落ち込んじゃうから。マミさんもママが欲しいんだと思って」
さやか「ちゃんと覚えてたんだ。まどかも気がきくね」
まどか「えへへ。よしてよ」
「マミちゃんこんな遅くまで何してるの、早く帰りましょう」
マミ「そうねお母さん・・・ごめんなさいね」
さやか「でも、マミさんの家燃えてるよね」
マミ「そうなのよね・・・お母さん、どうしようかしら?」
147 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:27:47.01 ID:461NLIAgO
マミマミー「何言ってるの。マミちゃんのお家はココじゃないでしょ」
マミ「・・・え?あぁ、そういえば事故にあったからココに引越したんだったわね」
マミマミー「いやねぇマミちゃん。しっかりして頂戴よ」
マミ「えへへ・・・」
まどか「えへへだって。マミさんなのにえへへだって」
キュゥべえ「お母さんの前だからね」
さやか「これでマミさん泊まる心配しなくていいのかな?」
キュゥべえ「そうだよね。いいんじゃないかな」
149 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:39:13.47 ID:461NLIAgO
マミマミー「それじゃこの時間は電車も無いし、ホテルにでも泊まりましょうか」
マミ「・・・そうね。だったら安いビジネスホテルにしましょう。お金が勿体ないわ」
マミマミー「そうね。お父さんが入れば車で帰れるのにね」
さやか「そういえば、マミさんお母さんしか元に戻ってないね」
キュゥべえ「そうだね。バランス悪いね」
まどか「ねぇ、キュゥべえ。もう一回契約できないの?」
キュゥべえ「一人一回だよ」
さやか「そうなんだ?仕方ないね」
まどか「じゃあ、別の魔法少女になってくれる子見つければいいかな?」
キュゥべえ「だったら、構わないよ」
153 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:49:10.87 ID:461NLIAgO
さやか「それじゃ、私達魔法少女の目的は新しい仲間を見つけることだね」
まどか「そうだね。なかよしの漫画みたいだね」
キュゥべえ「頑張ろうよ。僕も手伝うよ」
詢子「まどかー。なにやってんだい?置いていくよ」
まどか「あ。お母さん呼んでるから、続きは明日からにしようね」
キュゥべえ「そうだね、色々ごめんね」
まどか「じゃあ、マミさんとマミさんのママもまたね」
マミ「・・・えぇ。またね鹿目さん」
マミマミー「またマミちゃんと遊んであげてね」
まどか「うふふ。マミちゃん・・・」
マミ「・・・どうしたのよ」
キュゥべえ「笑ったらお母さんに失礼だよ」
まどか「うふふ、ごめんね。つい」
155 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:55:02.44 ID:461NLIAgO
さやか「じゃあ、アレお母さんの車だから」
まどか「うん。じゃあまた明日学校で」
さやか「そうだね。またね」
詢子「さ。私も帰るよ、パパが心配するからさ」
まどか「そうだね。パパを心配させちゃいけないよね」
詢子「そういう事、そういう事。まどかは聞き分けが良いね」
まどか「えへへ」
おわり
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