まどか「マミさんの家に火をつけたら燃えた」

4 8月, 2011 (09:57) | 魔法少女まどかマギカ | By: SS野郎

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:02:04.01 ID:461NLIAgO
まどか「まさかこんな事になるなんて・・・」

さやか「仕方ないやまどか」



5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:14:35.21 ID:461NLIAgO
まどか「全部燃えちゃったね」

マミ「気にしないで、命が助かっただけ良かったわ」

さやか「でも明日から何処に住むんですか?」

マミ「それよね。どうしようかしら・・・」

まどか「大変だね。マミさん」

マミ「そうだわ、鹿目さんのお家に暫く泊めてもらえない?」

まどか「えー。ダメだよパパとママもいるし」

さやか「私も急だと困るなぁ」

13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:23:02.87 ID:461NLIAgO
マミ「でも他に頼れる友達がいないのよね・・・」

まどか「そんな事言われてもね?」

さやか「ねっ」

まどか「マミさん強いから生きて行けるよ」

マミ「でも、お財布も燃えたでしょ?いやらしい話なんだけど晩ご飯だけでもいいかしら」

まどか「しつこいよマミさん!急にいわれたらパパだって困るの」

マミ「ゴメンナサイね・・・」

24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:29:53.74 ID:461NLIAgO
まどか「じゃあそろそろ帰ろっか」

さやか「そうだね、お母さん心配しちゃうね」

マミ「・・・いいわよねあなたたちは。私もお母さんがいたらよかったのに」

さやか「まどか。まどか?」

まどか「なに、さやかちゃん」

さやか「なんだか私ちょっとマミさんが可哀相に見えてきたよ」

まどか「さやかちゃんは優しいんだね」

さやか「えへへ」

まどか「じゃあ、コンビニで晩ご飯ぐらい買ってあげてもいいかな」

マミ「あら?いいの鹿目さん」

32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:35:23.66 ID:461NLIAgO
まどか「うん。お礼ならさやかちゃんに言いなよ」

マミ「有り難うね、美樹さん」

さやか「よしてよ。照れるよ」

まどか「じゃあマミさん自転車貸してくれない」

マミ「自転車?」

まどか「だって自転車は駐輪場だから燃えてないじゃない」

マミ「あぁ、そうよね」

まどか「嫌だな、先輩なんだからしっかりしてよマミさん」

マミ「ごめんなさいね。カギならポケットに入ってたわ」

39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:41:02.96 ID:461NLIAgO
まどか「さやかちゃん二人乗りしようよ」

マミ「ダメよ、鹿目さん。自転車の二人乗りは危ないわ」

まどか「関係ないよ。マミさんは静かにしててよ」

さやか「仕方ないよ、マミさんは心配性だからね」

マミ「そうかしら。自分では普通だと思うんだけど」

まどか「マミさんらしいや」

40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:45:40.02 ID:461NLIAgO
まどか「じゃあいくね、さやかちゃん」

さやか「うん。漕いでいいよ」

マミ「フラフラしてない?危ないわよ」

さやか「まどか、早く漕いでよ」

まどか「分かってるよ、そんなに体重かけないで」

さやか「わたし全然かけてないよ」

まどか「絶対かけてるよ。止めてよね」

マミ「ほら、ちゃんと前をみないと」

まどか「あ・・・」

41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:50:51.50 ID:461NLIAgO
マミ「・・・私の自転車」

まどか「ごめんね、さやかちゃん。怪我はない」

さやか「うん。ギリギリで飛び降りたからね」

まどか「えへへ。わたしも」

さやか「やっぱり二人乗りは危ないね」

まどか「気付いて正解だね。マミさん自転車戻しておいていいよ」

マミ「・・・ええ。でもチェーンが外れちゃったから直してからにするわ」

さやか「本当だ。ハンドルも曲がってるよ」

マミ「そこも直さないとね・・・」

まどか「じゃあ歩いて行こうかさやかちゃん」

さやか「そうだよね」

44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 17:59:18.34 ID:461NLIAgO
まどか「コンビニのスイーツって美味しそうだよね」

さやか「うん。買うつもりが無くても見たらついカゴに入れちゃうの」

まどか「さやかちゃん、デザート何にしたの」

さやか「私は焼プリンだよ」

まどか「じゃあ私もそれにするよ」

さやか「お揃いだね」

まどか「うん。お揃いだよ」

さやか「雑誌も見ていい?」

まどか「勿論だよ。私も見たい漫画があったの」

49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 18:05:24.04 ID:461NLIAgO
まどか「沢山買っちゃったね」

さやか「あれ・・・。そういえばマミさんの分忘れてない」

まどか「え?そうだったね。すっかり忘れてたよ」

さやか「マミさんって何食べるんだろう」

まどか「知らないなぁ。何食べるのかな」

さやか「あんまり想像できないよね」

まどか「えへへ。それに今月のなかよし買ったからあんまりお金無いんだよね」

さやか「無駄遣いしたらお母さんに怒られるしね」

53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 18:15:18.74 ID:461NLIAgO
マミ「・・・ふう。自転車を修理するのも意外と大変なのね」

まどか「あれ。まだやってたのマミさん」

マミ「あらお帰りなさい二人とも。なかなかチェーンが挟まらなくてね」

まどか「もう少し左から掛けたらいいんじゃないかな?」

マミ「・・・こうかしら?」

まどか「違うよ。だから左だってば」

マミ「・・・口で言われても分からないわ」

さやか「そうなんだ?」

マミ「だからね。鹿目さんちょっとやって見てくれないかしら」

まどか「やだよ。油でベタベタになるよ。分からないのかなマミさん?」

マミ「そうよね・・・、私が悪かったわ」

74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 18:57:28.18 ID:461NLIAgO
さやか「そんな事より早く食べないかな」

まどか「そうだね。レンジでチンしてもらったのに」

さやか「冷めちゃうよね」

まどか「ねっ」

マミ「分かったわ。頂きますをしましょうか」

まどか「え?どうしてなのマミさん」

マミ「だって・・・美樹さんが」

さやか「確かに私は言ったけどそうじゃないよ」

76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:04:34.52 ID:461NLIAgO
まどか「マミさんの手だよ」

マミ「・・・え」

さやか「マミさん手が自転車の油でベタベタ・・・」

マミ「・・・あら」

まどか「ご飯を食べる前に手をキレイにしないとママに怒られるでしょ」

マミ「ごめんなさいね・・・私お母さんいないのよね。だからね」

さやか「まどか。まどかさ?」

まどか「なにかな。さやかちゃん」

さやか「マミさんの前でお母さんの話って止めるのどうかな?」

まどか「どうしてなの。私分からない」

さやか「だって、マミさん少し落ち込んじゃうんだよ」

まどか「そうなんだ。さやかちゃんはやっぱり優しいね」

さやか「えへへ」

83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:13:16.76 ID:461NLIAgO
まどか「マミさんの手キレイになったかな」

さやか「大丈夫じゃないかな?お水で洗ったら」

まどか「そうだよね」

マミ「公園の蛇口って便利ね・・・」

まどか「お帰りマミさん。お水で洗えたかな」

マミ「えぇ。公園の水道水を使ったのよ」

さやか「水の力は凄いってわけよ」

まどか「その言い方じゃ、さやかちゃんのお陰みたい」

マミ「本当に面白い子ね。美樹さんは」

さやか「えへへ。恥かしから食べようよ」

マミ「待ってね。紙コップにお水を汲んできたの」

88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:26:44.85 ID:461NLIAgO
まどか「あれ。マミさん三つもコップあるの?」

マミ「そうよ。私達三人でしょう、いやね」

さやか「ううん違うよマミさん。そういう意味じゃないの、まどかが言ったのは」

マミ「それは?鹿目さん」

まどか「私ポカリスエット買っちゃった」

さやか「私もポカリだよ」

まどか「えへへ。さやかちゃんと私、お揃いなの」

マミ「・・・なかよしなのね。二人は。お水どうしようかしら」

まどか「こっちの溝に流したら排水口に落ちるよ」

マミ「・・・そうよね」

さやか「見て見て、まどか。少しずつ水が流れていくね」

まどか「お水の力は凄いってわけだね」

さやか「えへへ。それわたしの面白いやつ」

93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:36:38.90 ID:461NLIAgO
マミ「でもね、ポカリスエットって甘いでしょう」

まどか「うん。美味しいから沢山飲めるね。ご飯の前だけど」

マミ「そうやって水の代わりに沢山飲むの、私は関心しないな・・・」

さやか「それがマミさんの面白いやつ?」

まどか「マミさん。さやかちゃんに教えてもらいなよ、面白いやつ」

マミ「違うわよ。沢山お砂糖をとると身体に悪いから・・・」

まどか「・・・ごめん。マミさん」

さやか「・・・いやだな。マミさんもそんなつもりで言ったんじゃないよ」

まどか「そうなの?マミさん」

マミ「・・・うん」

まどか「安心したよ私。ビックリしちゃった」

マミ「ごめんなさいね。ご飯は楽しく食べないとね」

95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:45:00.12 ID:461NLIAgO
まどか「それはマミさんが気にする事じゃないんだよ」

マミ「・・・そうよね」

さやか「じゃあ早く食べちゃおうよ。今日はパスタの気分だったの」

マミ「あら?美樹さんは西洋なのね」

まどか「じゃあねマミさん。私の焼き肉弁当は日本洋なの」

マミ「それじゃあ海の名前みたいよ」

まどか「違うの?焼き肉弁当は」

マミ「東洋よね、それを言うなら」

まどか「あはは。マミさん面白いね。とうようよねって?」

さやか「そういえば、二回うよって言ったね」

マミ「あらら。先輩をからかわないで鹿目さん」

まどか「えへへ。今日のマミさんの初めて面白いやつだね」

96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 19:51:56.73 ID:461NLIAgO
マミ「私もお腹がすいたわ。なにを買って来てくれたのかしら」

さやか「マミさんはオニギリだよ」

マミ「・・・え。オニギリなの」

まどか「おかかがさやかちゃんで梅干しが私だよ」

マミ「オニギリ二つなのね」

まどか「あぁ。やっぱりマミさんオニギリは食べないのかな」

さやか「そうみたいだね。お米ならマミさんも食べると思ったのに」

まどか「難しいね、マミさんは」

マミ「違うのよ・・・私オニギリも食べるもの」

まどか「良かった。大丈夫みたいだね」

さやか「うん大丈夫。ビックリして損したみたい」

98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:08:28.74 ID:461NLIAgO
まどか「みんなで食べるお弁当は美味しいね」

さやか「うんうん。コンビニなのにね」

マミ「・・・鹿目さん。お肉残しているのね」

まどか「そうだよ。沢山あるの」

マミ「あのね、意地汚いと思われるかもしれないけれどね」

さやか「どうしたのさ、マミさん」

マミ「一口貰ってもいいかしら、お肉?」

さやか「あれ。マミさん知らなかったんだ」

マミ「・・・え」

99 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:16:15.59 ID:461NLIAgO
まどか「わたしね。美味しいものは最後に食べるの」

マミ「・・・そうなの」

まどか「お肉って美味しいね」

マミ「うん。そうよね・・・」

さやか「まどか。マミさんの空気がまたオカシイよ」

まどか「本当だ。さやかちゃんジョシリョク高いね」

さやか「えへへ。よせやいよせやい」

まどか「マミさん、これで元気を出してよ」

さやか「今月号のなかよしだよ」

マミ「私・・・ちゃお派なのよね」

まどか「気にしないでよ私、読み終わったから」

102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:28:25.14 ID:461NLIAgO
さやか「お腹いっぱいだね」

まどか「焼きプリンもあったもん」

さやか「焼きプリンは余計だったかな」

まどか「デザートとは別腹だよ。女の子だもの」

マミ「・・・そうよね」

さやか「ほら、見てよまどか、マミさん。沢山星が出てるよ?」

まどか「本当だ。あんなにハッキリ見えるよ」

マミ「きっと建物の照明が全て焼けてしまって暗いから、相対的に明るく見えるのね」

さやか「そうなんだ。相対的に見えるんだ」

まどか「さやかちゃん。相対的って何?」

さやか「えへへ。分かんないよ」

まどか「それってさやかちゃんが、相対的って言いたいだけでしょ」

さやか「ばれたか」

105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:35:52.98 ID:461NLIAgO
まどか「あれはなんて星座かな」

さやか「どのヤツ?」

まどか「あっちの白っぽいのだよ」

マミ「・・・白い星座なんてあるの?」

さやか「おかしいよまどか。なんだか大きくなってるよ」

まどか「本当だ。星座じゃなくて何か落ちて来てるんだよ」

マミ「あれはキュゥべえね・・・」

まどか「きゅうべえ?それが落ちてきたの」

108 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:41:45.13 ID:461NLIAgO
キュゥべえ「僕の名前はキュゥべえ」

マミ「こんばんはキュゥべえ」

まどか「あなたキュゥべえっていうの?可愛い尻尾だね」

キュゥべえ「えへへ。ありがとう」

さやか「あんな高い所から落ちも大丈夫なんだね」

マミ「うふふ。美樹さんネコは高い所から落ちても平気なのよ」

キュゥべえ「僕はネコじゃないよ」

まどか「マミさんはいつも物知りだよね」

さやか「本当だね」

キュゥべえ「僕はネコじゃないよ」

112 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:49:11.45 ID:461NLIAgO
さやか「キュゥべえもご飯を食べにきたの?」

まどか「ごめんね。もうなかよししか残ってないの」

キュゥべえ「もう立ち読みしたから気にしないで」

マミ「・・・キュゥべえもなかよし派なのね」

キュゥべえ「大丈夫。ちゃおとりぼんも読んでるよ。立ち読みだけど」

まどか「キュゥべえって立ち読みが好きなんだね」

キュゥべえ「えへへ。・・・それよりマミに差し入れだよ」

マミ「あら・・・気を使わなくていいのに」

キュゥべえ「家が燃えたら大変だもの。つまらない物だけど受け取ってよ」

さやか「えらいねキュゥべえ。お母さんみたいだよ」

まどか「ネコなのにしっかりしてるね」

キュゥべえ「ネコじゃないよ」

115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 20:59:49.27 ID:461NLIAgO
さやか「キュゥべえさん来たならもう私達いいかな?」

まどか「そうだよね。ママが心配しちゃうね。キュゥべえさん任せていいかな?」

キュゥべえ「キュゥべえで良いよ。気を使わないで」

まどか「いいネコだね、さやかちゃん」

さやか「そうだね」

キュゥべえ「ネコじゃないよ」

マミ「・・・そうだわ、鹿目さん達。ちょっとだけ時間を貰えるかしら」

さやか「何かなマミさん」

マミ「キュゥべえの事なんだけどね・・・」

118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:07:55.64 ID:461NLIAgO
マミ「この子と契約すれば何でも願い事が叶うのよ・・・」

まどか「凄いねキュゥべえって。じゃあ叶えてよ」

キュゥべえ「いいけど魔法少女になっちゃうよ」

まどか「願い事だけでいいよ。別に」

キュゥべえ「それじゃあ契約にならないよ」

まどか「難しいんだね、契約って」

さやか「私はいいよ。契約しようよ」

まどか「そうなんだ。さやかちゃん大胆だね」

さやか「だってマミさんが可哀相でしょ」

マミ「美樹さん・・・分かってもらえたのね」

122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:20:19.83 ID:461NLIAgO
キュゥべえ「美樹さやか。キミの願いはエントロピーを凌駕した・・・」

まどか「さやかちゃんエントロピーを凌駕したの?」

さやか「うん凌駕したみたいだね」

まどか「へぇ。なんかカッコいいね」

マミ「・・・あら。おかしいわね」

さやか「どうしたのマミさん。不安そうだよ」

マミ「いえね・・・、マンションが何も変わっていないから」

まどか「マンション?マミさんのマンション?」

キュゥべえ「持ってきたよ、さやか。ここに置いておくね」

さやか「有り難うキュゥべえ。マミさん、壊れた自転車直してもらったよ」

マミ「あら・・・。そっちだったの?」

124 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:25:33.20 ID:461NLIAgO
まどか「凄いね。ピッタリ元の場所にチェーンがハマってるよ」

キュゥべえ「エントロピーを凌駕したからね」

さやか「良かったよ。マミさん自転車が無かったら大変だと思って」

まどか「良かったねマミさん。新品みたいだね」

マミ「えぇ・・・。もう二人乗りしちゃダメよ」

さやか「はーい。分かってますよ」

キュゥべえ「マミの自転車で二人乗りしたのかい?悪い子だね」

まどか「えへへ。キュゥべえにバレちゃった」

130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:39:44.91 ID:461NLIAgO
詢子「まどかー。おーいまどかー」

キュゥべえ「誰かな?まどかって呼んでるよ」

まどか「私の名前だよ。ママが迎えに来てくれたの」

キュゥべえ「そうなんだ。もう遅いからね」

まどか「ママ。こっちだよ」

詢子「おう。皆遅くまで遊んでて大丈夫なのかい?」

さやか「私ももうすぐ、お母さんが車で迎えにくるから」

キュゥべえ「僕は門限とか無いから平気だよ」

詢子「あはは。そりゃあネコだもんな」

キュゥべえ「ネコじゃないよ。まどかのお母さん」

マミ「・・・私は家がここですから」

134 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 21:53:58.15 ID:461NLIAgO
まどか「ママはもう、晩ご飯食べたの?」

詢子「パパとタツヤですき家の牛丼さ」

まどか「いいなあ。私も食べたかったよ、すき家の牛丼」

さやか「まどか焼き肉弁当だったじゃん?」

まどか「えへへ。それもそうなんだけどね」

詢子「それじゃウチに帰るかまどか?」

まどか「そうだねママ。なんだか眠たいよ」

マミ「・・・はぁ」

まどか「あ。そうだ、ちょっと待ってねママ」

詢子「ん。どうした?」

137 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:01:28.18 ID:461NLIAgO
まどか「ねぇマミさん。私知ってるよ」

マミ「なんのことかしら鹿目さん・・・」

まどか「マミさん恥ずかしがりやだから言えないんだよね」

さやか「どういう事なの?まどか」

マミ「あら、鹿目さん・・・。それじゃあ」

まどか「うん。キュゥべえにお願いしていいかな」

キュゥべえ「いいけど契約だよ?」

まどか「お願いだけじゃダメなの」

キュゥべえ「それじゃあ、すき家で牛丼を食べてお金が無いのと同じだよ」

まどか「えへへ。言ってみただけだよ」

139 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:12:02.22 ID:461NLIAgO
キュゥべえ「キミの願いはエントロピーを凌駕したからね」

まどか「やったねキュゥべえ」

キュゥべえ「うん。やったね、まどか」

マミ「・・・いえね。鹿目さん」

まどか「何かなマミさん」
マミ「マンションなんだけどね・・・。焦げたままなのよ」

さやか「火事になったもんね」

マミ「鹿目さん。あなたキュゥべえに何をお願いしたのよ・・・」

まどか「マミさんのママだよ」

「マミちゃん?・・・どこなのマミちゃん」

マミ「あら・・・マンションの裏手からお母さんの声が」

144 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:19:28.94 ID:461NLIAgO
まどか「マミちゃんだって。マミさんなのに、なんだか恥かしいよね」

さやか「マミさんのお母さんだからね」

マミ「・・・どうして私のお母さんを?」

まどか「マミさんママの話題で落ち込んじゃうから。マミさんもママが欲しいんだと思って」

さやか「ちゃんと覚えてたんだ。まどかも気がきくね」

まどか「えへへ。よしてよ」

「マミちゃんこんな遅くまで何してるの、早く帰りましょう」

マミ「そうねお母さん・・・ごめんなさいね」

さやか「でも、マミさんの家燃えてるよね」

マミ「そうなのよね・・・お母さん、どうしようかしら?」

147 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:27:47.01 ID:461NLIAgO
マミマミー「何言ってるの。マミちゃんのお家はココじゃないでしょ」

マミ「・・・え?あぁ、そういえば事故にあったからココに引越したんだったわね」

マミマミー「いやねぇマミちゃん。しっかりして頂戴よ」

マミ「えへへ・・・」

まどか「えへへだって。マミさんなのにえへへだって」

キュゥべえ「お母さんの前だからね」

さやか「これでマミさん泊まる心配しなくていいのかな?」

キュゥべえ「そうだよね。いいんじゃないかな」

149 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:39:13.47 ID:461NLIAgO
マミマミー「それじゃこの時間は電車も無いし、ホテルにでも泊まりましょうか」

マミ「・・・そうね。だったら安いビジネスホテルにしましょう。お金が勿体ないわ」

マミマミー「そうね。お父さんが入れば車で帰れるのにね」

さやか「そういえば、マミさんお母さんしか元に戻ってないね」

キュゥべえ「そうだね。バランス悪いね」

まどか「ねぇ、キュゥべえ。もう一回契約できないの?」

キュゥべえ「一人一回だよ」

さやか「そうなんだ?仕方ないね」

まどか「じゃあ、別の魔法少女になってくれる子見つければいいかな?」

キュゥべえ「だったら、構わないよ」

153 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:49:10.87 ID:461NLIAgO
さやか「それじゃ、私達魔法少女の目的は新しい仲間を見つけることだね」

まどか「そうだね。なかよしの漫画みたいだね」

キュゥべえ「頑張ろうよ。僕も手伝うよ」

詢子「まどかー。なにやってんだい?置いていくよ」

まどか「あ。お母さん呼んでるから、続きは明日からにしようね」

キュゥべえ「そうだね、色々ごめんね」

まどか「じゃあ、マミさんとマミさんのママもまたね」

マミ「・・・えぇ。またね鹿目さん」

マミマミー「またマミちゃんと遊んであげてね」

まどか「うふふ。マミちゃん・・・」

マミ「・・・どうしたのよ」

キュゥべえ「笑ったらお母さんに失礼だよ」

まどか「うふふ、ごめんね。つい」

155 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/03(水) 22:55:02.44 ID:461NLIAgO
さやか「じゃあ、アレお母さんの車だから」

まどか「うん。じゃあまた明日学校で」

さやか「そうだね。またね」

詢子「さ。私も帰るよ、パパが心配するからさ」

まどか「そうだね。パパを心配させちゃいけないよね」

詢子「そういう事、そういう事。まどかは聞き分けが良いね」

まどか「えへへ」

おわり

No related posts.

Write a comment