アスカ「昨日給料日だったのに?」シンジ「えっ」
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 01:30:54.18 ID:1FkR3NwRO
シンジ「どうしよう・・・お小遣がもうない・・・」
シンジ「ミサトさんに前借り・・・そんなこと出来ないし・・・」
シンジ「あと一週間我慢するしかないか・・・」
アスカ「・・・」スタスタ
ガチャッ
アスカ「あれ・・・牛乳は?」
シンジ「あ、ごめんさっき飲んじゃった」
アスカ「買ってきて」
シンジ「い、今?」
アスカ「今飲みたいの」
シンジ「今手持ちがないから・・・ミサトさんが帰ってきて」
アスカ「はぁ?牛乳買うお金もないの?」
シンジ「せ、生活費はミサトさんに必要な時貰ってるし・・・立て替えるお金もなくて。ごめん・・・」
アスカ「信じらんない。昨日給料日だったのになんに使ったわけ?」
シンジ「・・・えっ?」
15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 01:37:44.78 ID:1FkR3NwRO
アスカ「それとも全部貯金してるとか?これだから嫌よ日本人って」
シンジ「貯金なんてするお金ないよ」
アスカ「じゃあ給料はどこいったのよ。まさか一日で全部使ったとか言わないでしょうね」
シンジ「給料・・・?」
アスカ「なにアホみたいな顔してんのよ」
シンジ「給料っていうか、お小遣なら月が替わった月曜日に」
アスカ「お小遣?」
シンジ「うん・・・?」
アスカ「ネルフから給料もらったうえにお小遣なんて貰ってんの?さいってーのガキね」
シンジ「さ、さっきからなに言ってるんだよアスカ」
23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 01:53:32.09 ID:1FkR3NwRO
シンジ「給料って、僕達中学生なのにそんなのもらえるわけないのに」
アスカ「・・・は?」
シンジ「え?」
アスカ「冗談でしょ?」
シンジ「なにが?」
アスカ「まさか給料貰ってないわけじゃ」
シンジ「えっアスカは貰ってるの?」
アスカ「えっ」
シンジ「えっ」
アスカ「あんた命懸けでただ働きしてるの?」
シンジ「中学生はそういうの貰えないって」
アスカ「えっ」
シンジ「えっ」
アスカ「なにそれこわい」
28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 02:02:39.01 ID:1FkR3NwRO
シンジ「ぼ、僕をからかってるんだろ?」
アスカ「あんたこそわたしのこと騙そうとして」
シンジ「・・・」
アスカ「・・・」
シンジ「・・・う、嘘だよね・・・?」
アスカ「・・・」
シンジ「・・・」
アスカ「・・・」
シンジ「・・・ち、ちなみに給料っていくらなの・・・?3万円くらい?」
アスカ「・・・額面で65万」
シンジ「えっ・・・」
アスカ「ボーナス1.5×2」
シンジ「そ、それって約100万円のボーナスが年に2回あるってこと・・・?」
アスカ「・・・あんたのお小遣は?」
30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 02:06:52.37 ID:1FkR3NwRO
シンジ「・・・・・・・・・・・・2000円」
アスカ「・・・一日?」
シンジ「・・・」
アスカ「・・・」
シンジ「・・・一ヶ月」
アスカ「・・・Oh」
シンジ「・・・」
アスカ「・・・ぎゅ、牛乳はわたしが買ってきてあげる」タタタッ
シンジ「・・・・・・」
アスカ「ただいま。し、シンジ。お菓子買ってきたから好きなだけ・・・・・・シンジ?」
36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 02:09:47.94 ID:1FkR3NwRO
コンコン
「・・・誰」
シンジ「僕です・・・碇です」
ガチャッ
レイ「こんにちは碇くん」
シンジ「・・・」
レイ「・・・どうしたの」
シンジ「・・・・・・」
レイ「とりあえず、入って」
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・・・・」
46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 02:13:41.85 ID:1FkR3NwRO
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・碇くん」
シンジ「なに・・・?」
レイ「なにかあったの?」
シンジ「どうして?」
レイ「なんだか苦しそうだから」
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・お茶、いr」
シンジ「あ、綾波は・・・」
レイ「なに?」
シンジ「・・・・・・せ、生活費とかはどうしてるの?」
レイ「・・・どうしてそんなこと聞くの」
シンジ「・・・・・・」
59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 02:32:10.51 ID:1FkR3NwRO
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・生活費はネルフが全部負担」
シンジ「ほ、ほんと!?」
レイ「本当よ」
シンジ「綾波ならそうだって信じてた・・・!」
レイ「・・・?」
シンジ「アスカはゲルマン流給料で、あっちの基準だから給料もらってただけなんだ」
シンジ「生活費はネルフが出して、質素な生活・・・さすが綾波!僕が」
レイ「給料ならわたしも貰ってる」
シンジ「・・・・・・」
レイ「働いたらお金を貰うわ。当然のことだもの」
シンジ「・・・・・・」
レイ「碇くんも貰ってるでしょう?」
シンジ「・・・・・・」
77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 02:42:33.82 ID:1FkR3NwRO
シンジ「・・・ちなみに・・・いくら貰ってるの?」
レイ「わたしは正確に言えば給料は貰っていないわ」
シンジ「えっ・・・?」
レイ「個人事業主としてネルフとは請け負いで契約しているから」
シンジ「・・・わ、わからないよそんなこと言われても」
レイ「保険やその他は自分で支払う代わりに、月に85万円貰っているの」
シンジ「・・・・・・」
レイ「その他にも危険作業手当、出動手当、使徒殲滅手当、色々ある」
シンジ「・・・・・・」
レイ「それに、例えばこの間いった温泉。あれは研修として経費で落とせるわ」
シンジ「・・・綾波がなにを言ってるのかわからないよ・・・!!」
140 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 03:13:18.46 ID:1FkR3NwRO
レイ「碇くんも、個人事業主登録をすれば」
シンジ「・・・僕のお小遣2000円でなにをしろっていうの・・・?」
レイ「・・・おこづかい?」
シンジ「・・・」
レイ「・・・」
シンジ「給料払わないとマスコミにリークするぞ!!」
ゲンドウ「払うから落ち着けシンジ」
シンジ「今までの分もキッチリ払え!!」
ゲンドウ「今までのは難し」
シンジ「もしもし日テレさんですか」
ゲンドウ「払うからやめて」
終わり
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